CO2削減
エコスタイルインタビュー
第2回 かとうかずこさんのエコスタイル 2003/07/01掲載
かとうかずこさん

お一人の時はセントラルヒーティング完備のお部屋で暮らしていらっしゃった、かとうかずこさん。今はエアコンをほとんど使わない生活に。
「電気代がかかるというのは、もちろんありますけれど。子供が小さかったので、エアコンの風が直接身体に当たるのは良くないのではないかということで、夏はあらかじめ冷やしておく、冬は暖めておくだけというようにしていますね。
確かにセントラルヒーティングは一年中同じ快適な温度が保たれていますが、それでは便利すぎる。子供といて、外が暑いのか寒いのかわからない状態って、すごく不健康だなって思ったので、なるべく外気と室内の温度が違わないように、夏なら窓を開けたり、うちわを使ったりという生活をしています。」
東京電力のホームページ内にある『CO2家計簿・エコライフエッセンス』をご覧になって、なるほど、なるほどと興味を持ってくださったようです。
「このページは参考になりますね。これを見ると、電気の消費を少なくするためのあれこれは、けっこうやっている方でしょうか。たとえば、テレビなどの待機電力をカットするために、使っているコンセントの部分だけスイッチが入れられるタップを利用したり。タップは子供が探してきてくれたのですが、こまめに電源を切れるので便利ですよ。
それから冷蔵庫の扉に、学校からのお知らせといったメモ類を貼らない方がいいと聞いて、なるべく気をつけたりとか。小さな事ですけれど、まめに実行しています。」

お子さんとは、CO2の排出や地球温暖化のこと、地球環境のことなども、いろいろお話されるとか。
「小学生の社会科の教科書って、環境問題についてしっかり教えているんですよ。難しいことではありませんが、水や電気のムダ使いはしない。ゴミはきちんと分別するといったことをはじめ、私たち大人より勉強していますね。
地球温暖化とか環境破壊という言葉が普通に出てきますし、地球環境に対する意識はとても高くて、教えられる事も多いですよ。私たちの年代って便利を追求するという時代を生きてきた訳ですよね。ですから、便利がすべてじゃないよねって、子供の手を借りて考えているんです。それでなかったら、私は今でもセントラルヒーティングの中で暮らす方が快適だと思っていたでしょう。自分では気がつかない、知らなければどんどん気持ちの良い方に流されてしまう。でも、省エネしたからって気持ちが良くない、というわけではないし。やってみれば、こんなに簡単にできることなんだと解るわけで、子供に自分の意識を変えてもらったなと実感しています。」

「今まであたりまえだった習慣を、子供に指摘されて、ちょっと変えてみると面白い発見もあるんです。車で出かけようとしたら、子供に“ママ、車はダメだよ”って言われて、最近はバスをよく利用しています。そうすると、同じような路線を走るバスなのに、会社によって料金が微妙に違ったり。バスの窓から外を眺めていたら、乗用車の中ってこんなによく見えるんだなんて、視点が変わってとても面白い。バスや電車を利用した方が時間的に早かったり、駐車場を探す面倒がないということも実感できますし。
出かけるときは車というのが習慣になっていると気がつかないこと、それを知るのも楽しいし、勉強にもなります。」
お子さんの、なにげない言葉に、エコロジー意識の高さが感じられます。
問題は、私たち大人の危機意識のなさではと、かとうかずこさんは分析。「暑い夏が続いているのでエアコンの使用量も増えているし、それを止めることがなかなかできない。アメリカのロスで大停電があったというニュースも知っているのに、自分自身は危機感がない。生まれたときから電気があるのは当たり前。だから無意識に使ってしまうというのが恐いですね。水もあるのが当たり前と思っているところが使いすぎの原因かなと思っているんですけれど。
子供を見ていると、新しい世代への教育は違ってきていると思いますし、それによって、大人も変わっていかなければ。
次世代の人たちはゴミ問題に関しても、リサイクルについても意識が高く、自然に地球環境を考える姿勢が身についていて、無理なく実践していけそうですが、問題はやっぱり、私たち大人ですよね。」
地球環境に対して、お子さんと一緒にいろいろお話をされたり、ご自分で体験なさってみたり。かとうかずこさんご自信も意識を高く持っていらっしゃいます。tepore(てぽーれ)のホームページにある『CO2家計簿』や東京電力のホームページにある『暮らしのCO2ダイエット』をお子さんとの会話にも、ぜひ活用してくださいますように。
冷蔵庫を周囲にすき間がない状態で置くと、放熱ができないことにより消費電力量が増加します。上面に物を置かないようにすることや、10センチ程度壁から離すことで10%近くの省エネにつながります。
ただし、機種により後ろ側を壁にぴったり付けて良い機種や、扉にメモなどを張り付けない方が良い機種もあります。見分け方は、さわってみて暖かいかどうかです。暖かい面には、メモを貼ったり、壁に近づけ過ぎないようにすることが上手な使い方です。なお、必要なすき間は冷蔵庫のタイプによっても大きく違いがあるため、カタログなどで確認することをお勧めします。
かとうかずこ
1958年愛知県生まれ。
映画「なんとなくクリスタル」で日本アカデミー賞新人賞を受賞。さまざまなドラマ、映画、舞台で活躍する。
NHKドラマでは「山河燃ゆ」「バブル」「真夜中は別の顔」などに出演している。
現在、NHK連続テレビ小説「こころ」に出演中。
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