CO2削減
エコ家事入門
エコ家事入門
カリスマ園芸家柳生真吾の育てて味わうキッチンガーデニング!
「NHK趣味の園芸」のメインキャスターでおなじみの柳生真吾さん。「園芸の先生」ではなく、「趣味の園芸家」としてガーデニングの魅力を教えてくださる柳生さんに、植物との付き合い方、育てる楽しみなどをうかがいながら、エコについての考え方もお聞きしました。
−小さい頃から自然に親しんでいたとうかがっていますが−
東京生まれの東京育ちなのですが、父も母も役者だったので、よく父方の祖父母の家、茨城の土浦のすぐそばにあるのですが、そこに預けられたのです。両親は「そんなに頻繁に預けてはいない」というのですが、これだけ記憶に残っているということは、よっぽど楽しかったんでしょうね。 泳ぎも霞ヶ浦で覚えたし、大好きな虫や魚がいっぱいいました。カブト虫やクワガタが好きで、その虫が来るクヌギの木を覚えて、クヌギの木ってどういうところにあるのかということに興味を持って・・・
いま思うと、人と自然が作り出す「里山」というものを体験していたんですね。


−それが今のお仕事につながっているとお思いですか−

カブト虫から腐葉土を覚えて、腐葉土は人間が作っているもので、それは里山の暮らしだったと、最終的にはそうつながるのですが。最初は、カブト虫やクワガタ、ザリガニ などから入っているんですね。好きなものがひとつ見つかると、そこから自然に対する思いがどんどん広がっていく。 それが今の素地となっていますね。
−そういう自然環境の中に居たくて、八ヶ岳の麓に引っ越されたのですか−
昔も今も、自然に触れようという意識は特になかったです。あまりにも東京に自然がなくなったこともありますが、子供の存在が大きいですね。八ヶ岳とは昔から縁があったのですが、初めは暮らすとなると不便じゃないかなと。でも、子供ができた瞬間に決めました。私が子供の頃、昆虫などの生き物から教わったことは、親には教えられないんですよ。たとえばカブト虫を飼う。でも手の上でいじりすぎて、だんだんカブト虫の元気がなくなって、やがて死んでしまう。園芸でも、育てるのと枯れるというのは表裏をなしているわけで、そういう生命というのを経験するのは大切なことですよね。

−昆虫好きの少年が、園芸家になったきっかけは−

「役者にだけはならない」と親不孝なことを言っていましたが…。ともかく生き物と親しい方向へと進んで、大学も農学部でした。その時点では特になにをするか決めていなくて。さて就職は?というときに、田辺さんという人に出会ったのです。その方は花の生産者であり、センスのよい園芸家でもあった。そこで勉強をさせてもらったのです。種を蒔いて育てるところから、鉢植えにして、それを飾って人にほめてもらえるまでを全部やるという希有な体験をさせてもらったんですね。

−柳生さんの考える園芸とは−
園芸をやるというと、ポインセチアをどう育てるとか、蘭はどうだという暗記状態。だから大変なんです。シクラメンの土は赤玉6に腐葉土4、そこに肥料をなんて、ひとつひとつ考えていたら面倒になってしまう。そうではなく植物が元気に育つ状況は、ひとくくりでいいのではないかと。NHKの番組でも、先生方はやはり理想的な土の配分などを述べなければならないけれど、私は「でもまぁ、だいたいで。楽しければいいんですから」と。本質はそこで、先生方も皆、楽しむことが一番とおっしゃっているし。楽しむためには気に入った鉢を使って、いい場所において。飽きないように寄せ植えにしたり。そこに足を運ぶ仕掛けをつくることですね。
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