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―以前はバリバリのキャリアウーマンだったとお聞きしましたが。
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そうなんです。効率よく短時間で収入を得て、残った時間を自由に生きようという人生設計を立て、工業デザイン学科のある大学を経て文具会社に就職、さらに、27歳で自分の会社をもち、順風満帆。エスニックだフレンチだと食べ歩きもするし、休暇をとっては世界中を遊んでまわっていました。それはそれで楽しいしそれなりに満足していたはずですが、「何か違うな」という感覚はあったんです。日本人がそれまでに見たことも食べたこともなかったものを、どんどん体に取り入れてホントにいいのかなと。
―そんな中で出会ったのが雑穀というわけですか? ―
たまたま入った自然食のレストランで、生まれて初めて玄米を食べたんですね。それで衝撃を受けました。なんて美味しいんだろうって。それも、口が美味しいと感じるのではなく、体が美味しいといって喜んでるのですよ。しかも、そこにあった自然食関係の本を読んだら「人間は一年に60キログラムの玄米と自然塩があれば健康に生きられる」と書いてあって、さらにびっくり。人間は食べるために働くっていうけれど、たったそれだけの食料で生きていけるなら、年間5万円程度の食費でいいわけで、なにも、我慢してあくせく働く必要はないんじゃないのって。
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