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シリーズ連載2 フレッシュハーブで暮らしにうるおい

おうちで育てたハーブで「清潔&癒し」のハウスクリーニング剤を手作り
してみませんか? 小さな子どもやペットのいるおうちでも安心して使えますよ。

今回のナビゲーター

雑誌『オレンジページ』で、ハーブで作るハウスクリーニング剤やコスメなどを紹介する連載を担当した経験あり。ミントの香りがお気に入り。

フレッシュハーブの楽しみ方ってお茶くらい!?いえいえ、毎日の使えるハウスクリーニング剤だって作れるのです。

ミントにローズマリー、ラベンダー……、ハーブって本当にメジャーになりましたよね。だれでもひとつやふたつは名前や香りを知ってるし、おうちで育てたことがある人もかなり多いんじゃないかな? でも、実際のところ……育てたハーブ、どうやって使いこなしてます? 料理に使うのが正統派だけど、そうそう毎日ハーブ料理ってわけにもいかないし、あとはせいぜいお茶くらい? せっかく育てても、持て余しちゃっている人もきっといると思うんですよね。
そんな人に僕がおすすめしたいのが、ハーブの除菌や抗菌・消臭・防虫効果を生かした除菌スプレーやクレンザー。口にできるハーブだから、小さな子どもやペットのいるおうちでも安心して使えるし、さわやかな香りでリフレッシュやリラックス効果も! 作り方は簡単だから、ぜひトライしてみてください。

おすすめハーブはミントやタイムなど。
まずはフレッシュハーブの基本の扱い方をマスターしよう!
ハーブの基本の扱い方
アルコールで抽出
アルコールで抽出

ウオツカや無水エタノールなどにハーブを漬け込んで抽出します。ふたをして日の当たる窓辺に2週間ほど放置すればOK。抽出液は常温で1年くらいもちますが、新しいもののほうが効果は大。

パウダー状にする
パウダー状にする

ドライハーブの場合は、すり鉢などでていねいにすりつぶします(すりつぶすのは作る直前に)。スピーディに粉砕できるミルミキサーを使っても。

水で抽出する
水で抽出する

水を沸騰させ、ハーブを入れてすぐにふたをします。弱火にして1分ほど煮出し、火を止めてそのまま(必ずふたをした状態で)15分ほどおいて成分を抽出します。保存は冷蔵庫で1週間くらい。

ドライにする
ドライにする

たくさん収穫できたときは、ドライにして保存。フレッシュハーブを風通しのよい室内に10日間つるして、陰干しします。または電子レンジの耐熱皿にペーパータオルを敷き、ハーブを並べてパリッと乾燥するまで加熱(タイムで1分30秒、ローズマリーで2分が目安)。取り出して新しいペーパータオルにのせて1時間ほど乾燥させればOK。

手作りハウスクリーニング剤に使えるハーブには、ミントやタイム、レモングラス、ユーカリ、ラベンダーなどがあります。なかでもミントとタイムは自分で育てやすく殺菌・防腐作用が高いので、おすすめのハーブです。ミントにはいろいろな種類がありますが、ハウスクリーニング剤に使うなら、香りの強いペパーミントやスペアミントをぜひ。欧米の煮込み料理やソースに使われるタイムは、スキッとした野性味のある香りが特徴で、毎日のお掃除タイムをさわやかにしてくれますよ。
使うときには、葉を摘んだあと、ウオツカなどのアルコールに漬け込んだり、水で煮出して成分を抽出します。お好みの方法でかまわないのですが、保存性が高いのはアルコールによる抽出法。2週間ほどかかるけれど、収穫のたびに漬け込むだけと手間いらずだし、一度作れば常温で1年くらいはもつので、収穫のシーズンが終わってもずっと活用することができます(もちろん、効果は作りたてがいちばん高いんですけどね)。

もし、ミントを水で抽出するならぜひ試してほしいのが、ミントの汚れ落とし効果を利用した「手作りウェットティッシュ」。フレッシュのミント8本を150mlの水で抽出したところに、小さめに折りたたんだペーパータオル10枚を入れて1分ほど煮沸。スプーンの背などで押して水けをかるく絞り、粗熱を取ります。密閉容器に入れれば、デリケートなお子さんの肌にもやさしい、ウェットティッシュのでき上がり! 食器棚や冷蔵庫の中、炊飯器やポットなど、洗剤を使いたくない場所の拭き掃除にも大活躍しますよ。冷蔵庫で保存し、1週間くらいで使いきってください。 手作りウェットティッシュ
   
タイムで作るハウスクリーニング剤は、スパイシーな香りで
キッチンがすっきりさわやかになります。

最後に、タイムで作る除菌スプレーとクレンザーの作り方を紹介します。スプレーは冷蔵庫や電子レンジの庫内の除菌、生ごみの消臭にぴったり。ウオツカの揮発性で乾きが早いのが特徴です。塩をベースにしたクレンザーはバイ菌が発生しやすいまな板や包丁、タイルの目地の黒ずみ対策に。大人っぽいスパイシーな香りは、本当にキッチンにぴったりだと思うんだよね。この2アイテム、ミントの抽出液でも効果は同じ。2種類作ってその日の気分や使う場所に合わせて使い分ける、なんていうのも素敵だと思うなあ〜。

タイムの除菌スプレー&クレンザー
タイムの除菌スプレー&クレンザー スプレー(右・原液約100ml分)の作り方

タイム(フレッシュ)20gを茎ごと1cmくらいにカットし、保存びんに入れる。ウオツカ100mlを注いでふたをし、成分を抽出し、原液を作る(上の基本の扱い方参照)。使うときに原液を水で3〜5倍に薄め、スプレーボトルに入れる。
※タイムはドライ約8gで代用できます。

クレンザー(左・約100g分)の作り方

ボールなどに粗塩を入れ、スプレー用の原液小さじ1/2を加えて混ぜ合わせる。フライパンに移し、弱火で3〜4分からいりし、粗熱が取れたら容器に移す。

鈴木のハーブ上手へもう一歩!手作りミントスプレーで、家中すっきり!

僕の家に必ず作り置きしてあるハウスクリーニング剤といえば、「ミントスプレー」。僕の場合はエッセンシャルオイルを使って作るのですが、これは本当に便利です!
さっとひと吹きするだけで生ごみなどのいやなにおいもすっきりするし、油汚れにも効果的。料理のあと、コンロまわりの壁の油の飛び散りが気になるときは、いつもこのスプレーでお掃除しています。シンクのお掃除に使えばくもりも落ちてすっきりピカピカ。お気に入りのミントの香りも広がって、お掃除タイムはいつもご機嫌な僕です。

手作りミントスプレー

作り方は無水エタノール10〜15mlに対し、エッセンシャルオイルを5〜10滴加えて混ぜ合わせ、さらに精製水かミネラルウォーター100mlを加えて薄めるだけ。これをガラスのスプレーボトルに入れて保存しています。

ねこのトイレの消臭にも活躍

ねこのトイレの消臭にも活躍。
ねこにまたたび……、じゃないけれど、じつはミントもねこにとってたまらない香りらしい。スプレーするとうれしそうに床を転がるんですよ!

まだまだあるある!うるおいトピックス2

尾瀬と東京電力 貴重な自然を守るために
尾瀬全体の約7割を所有している東京電力の、自然保護活動を紹介するコーナー。なかでも見どころは東京電力が長年撮りだめしてきた「尾瀬の写真館」。花や風景など、四季折々の美しい写真は、眺めているだけで癒される気分。自然の大切さをあらためて感じさせられるページです。

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プロフィール

編集者・鈴木
雑誌『オレンジページ』で家事ページなど生活特集を担当。
2002年から3年間、連載「ハーブで快適生活」を担当し、ハーブで作るハウスクリーニング剤やコスメなどのアイディアを紹介。
社内でも「ハーブのことなら彼にきけ」と言われるほどの、情報通。

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