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シリーズ連載1 朝まで涼しく眠るコツ

寝苦しい季節到来。簡単にできてエアコンの効率もよくなる
「寝室環境づくり」をご紹介。これで朝まで安眠間違いなし!

今回のナビゲーター

雑誌『オレンジページ』の編集者。「暑がりで汗っかき」な体質ゆえ、過去に「夏を涼しく過ごすアイディア特集」を企画したところ、これが大好評! 今年の『オレンジページ』8/2号でも最新の涼感UP特集を担当している。

快適な寝室環境づくりは、日中からスタート!
夜間のエアコンもより効率よく使えるようになります。

寝苦しい夜が続くようになりましたね。ボクのまわりでも「昨日は暑くて全然寝つけなかった〜」と、眠そうな顔をしている人が増えてきています。話を聞くと、エアコンを切ったらたちまち目が覚めて「暑い〜」となるもよう。結局ギンギンに冷やしてつけっぱなし、で寝つくそうですが、これでは体にも悪いし、CO2排出量もアップ。地球温暖化の原因にもなってしまいます。
たしかにエアコンは寝苦しい季節の助っ人ですが、もっと効率的に使うなら、寝るときだけでなく、日中から寝室そのものが暑くならないようにすることが意外と大切。そこで今回は、この季節に習慣づけたい、快適な寝室づくりのアイディアをご紹介します。

すだれやサンシェードを使って、窓の外から遮熱。
寝室に日中の熱がたまるのを防ぎます。
すだれやサンシェードを使って窓の外から遮熱 どんなに冷房をきかせた部屋にいても、直射日光が当たっていたら、暑く感じますよね。でもその暑さは太陽の熱だけでなく、「輻射熱」というものも影響しているんです。輻射熱とは物が発する熱のことで、太陽の熱をたっぷり受けた隣の家の屋根や駐車場の車のボンネットなどがその熱源に。真夏の場合、その表面温度は屋根で50℃、車のボンネットでは60℃にも上昇するので、これらが窓から見える寝室は、室内を暖めるヒーターに周りを囲われているようなもの。とくに注意が必要です。
では、日射や輻射熱を遮るためにカーテンを閉めていればいいかというとそれでも不充分。カーテン自体が暖まってしまって熱を部屋に伝えてしまうからです。いちばんいい対策は、すだれやサンシェードを使って、窓の外で遮熱の工夫をすること。ちょっとしたことですが、寝室の熱の蓄積をストップさせるのにとても効果があります。
方角別 効果的なすだれのかけ方
南向き

高い位置から日光がさし込む南側の窓は、すだれを斜めにかけるのがベスト。ベランダがある寝室の場合には、窓からつるしたすだれをベランダの手すりにまでかければ、床面からの照り返しも防げます。

東・西向き

低い角度から日光がさし込む東・西側の窓は、すだれを垂直にかけてしっかりカット。どの方角の場合も、風が強い日は飛ばされないよう、あらかじめ取り外しておきましょう。

換気も効率的に行って涼感UP!
室温よりも外気温が涼しく感じる19:00ごろからがおすすめです。
さらに習慣づけしたいのが、換気。寝室の温度・湿度を下げるのに効果的ですが、だからといって、カンカン照りの昼間から窓を開けるのは逆効果。熱い外気が入り込んで、寝室に熱をため込むようなものです。換気をするなら、室温よりも外気温が涼しく感じる時間帯からにしましょう。 ベッドは壁から離してすきまをあけて
換気のポイントは、風の通り道が長くなるように窓を2ヵ所開ける 換気のポイントは、できるだけ風の通り道が長くなるように窓を2ヵ所開けること。このとき、風上側の窓は細めに、風下側の窓は大きく開けると、風がよく通るようになりますよ。 また、意外と寝苦しさを左右しているのが、ベッドやふとんの置き場所。
せめて壁から10〜15cmは離して、風通しをよくしてください。ベッドが複数あるなら同様にすきまをあけましょう。とくに鉄筋コンクリートの住宅では、日中の日射でコンクリートに熱がたまっているので、窓に面していない壁側を選んで配置すると涼しさが違います。
寝る前と明け方にエアコンを使って涼しさをキープ。
扇風機を併用すれば、さらに涼感UP。
エアコンと扇風機を併用
日中からの涼感UPテクで、快適さが増した寝室。それでもまだ寝苦しくなりそうなら、エアコンを併用しましょう。朝まで涼しく眠れます。まずは寝る1〜2時間くらい前からエアコンを冷房か除湿にして寝室を冷やして。さらに気温が上がりはじめる明け方につくようにタイマーをセットしておきます。こうすることで、一晩中エアコンをつけているよりも電気代もおトク。さらに、エアコンは風の吹き出し口を平行にして直接体に当たらないように。そして、扇風機を微風でつけ、上向きにして回すと、冷たい空気が循環され、健康的に暑さをしのげますよ。夏を元気に乗り切るには、充分な睡眠から。あなたもちょっとした工夫で、朝までぐっすり眠れる寝室環境をつくってくださいね!
気軽にできる!涼しさUPアイディア
抱き枕を使う
抱き枕を使う

抱き枕がおすすめなのは、掛けぶとんと体の間にすきまができるため、そこに空気が通り、熱や汗、湿気が放散されて涼しくなるから。抱きかかえる姿勢をとることで、おなかは抱き枕に接しているので寝冷えを防げるという効果もあります。

湯上がりのほてりを取る
湯上がりのほてりを取る

お風呂から出たら、体(とくに上体)を拭ききらず、水滴を残しておくだけ。水滴が乾くとき、いっしょに体の熱を奪うので、涼しく感じられますよ。
ただし、エアコン、扇風機を使っているときは冷えすぎるので、この方法はNG。

10:00PM エアコンで寝室冷却
&扇風機をON
寝る2時間前に部屋を冷房か除湿で冷却。扇風機をつけ、エアコンの冷たい空気が寝室全体にいきわたるように、天井や壁に向けて使います。
0:00AM エアコンはOFFにして、
扇風機の微風で
ひんやりした寝室を持続
寝るときはエアコンを消して明け方にまた電源が入るようにタイマーをセット。引き続き扇風機で寝室の空気を循環させましょう。
5:30AM 明け方のエアコンタイマー
ONで睡眠を妨げない
日の出とともに暖まってくる寝室も、この時間に28℃の冷房がタイマーでつくようにセットしておけば、いつもどおりの時間まで安眠できるはずです。
石津の夏上手へもう一歩!寝具やパジャマの素材にもこだわって、もっと涼しく!

人間は寝ている間にコップ約1杯分の汗をかくといわれています。つまり、寝具にはその湿気が日々たまっているんです。とくに体と接する面積の多い敷きぶとんには、たくさんの汗がしみ込んでいて、これが寝苦しさの原因のひとつに。ボクも最近までは掛けぶとんだけを夏物に替えていたのですが、じつは夏こそ、敷きぶとんにもこだわることが大切。熱と汗をためない優秀な機能性寝具を選んでから、暑がりのボクも快適に眠れるようになりました。さらに最近では、汗による湿気を放出する効果の高いパジャマも続々と登場。あなたもこの機会に、寝具やパジャマを賢く選んで、熱帯夜に備えてみませんか?

吸汗速乾タイプのTシャツとショートパンツ

ボクが愛用しているパジャマは吸汗速乾タイプのTシャツとショートパンツ。蒸れにくく、サラッとした肌ざわりでお気に入り。ベッドパッドは以前撮影で出会ってから手放せなくなったもので、汗や湿気を素早く吸収・放散してくれます。デパートの寝具売り場などをぜひのぞいてみて!

まだまだあるある!夏の快適トピックス1

Tシャツでマイナス6%
地球温暖化防止のために「小さなことでもいいから、何かやってみたい!」というかたにおすすめなのが、この「グリーン電力証書Tシャツ2006」。購入することで、日本も京都議定書で約束している『温室効果ガス排出・90年比マイナス6%』に向けて、一歩前進できます。あなたも参加してみませんか?

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エコスタイルエッセンス「エアコン」
エアコンの消費電力を節約するためのヒント集。ちょっとしたことですが、一人一人が習慣づけると大きな省エネに! この夏からさっそく始めてみましょう。

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プロフィール

編集者・石津
雑誌『オレンジページ』の編集者。
生活特集を主に担当していて、この夏も『オレンジページ』8/2号で「涼しい! 夏暮らし研究室」という特集ページを編集。
暑がりだからこそ提案できるアイディアに、共感の声も多かったとか。

次回は8月21日更新
夏を快適に過ごすアイディア2
重曹で夏の不快をさわやかに
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