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シリーズ連載2 アイロンかけがラクになるテクニック 嫌いな家事No.1に輝く「アイロンかけ」を、より効率的に、上手に 仕上げるためのテクニックを大公開。これであなたもアイロン名人!
雑誌『オレンジページ』で家事ページを長年担当。ソーイングやファッションのページも担当していたため、衣類のお手入れやアイロンかけのテクニックにも詳しい。
雑誌『オレンジページ』の読者アンケートで、嫌いな家事第1位の常連といえば、アイロンかけ。「一生懸命やっているのに、しわが消えない」「とにかく時間がかかってイヤ。電気代だってもったいない気がする」……、そんな声がたくさん寄せられます。でも、アイロンかけって、ポイントさえ押さえれば意外と簡単なもの。今回は私が「これだけは」というテクにしぼって、レクチャーしますね。
衿は立てたまま干すのがポイント。 乾いたとき、ピシッ! となります。
上手なアイロンかけの第一歩。それは洗濯するところから始まります。とくにアイロンかけが難しいワイシャツは、洗う前にボタンを留めておくこと。洗濯中のからまりが防げるうえ、形くずれしにくくなり、アイロンかけがよりスムーズになりますよ。 干すときはよくたたいて干すこと。そのまま干すと脱水じわが残ってしまい、アイロンかけが大変になってしまいます。水分を含んだ状態でひっぱるとのびてしまうことがあるので、たたみながらたたいて、しわを取るのがポイント。そして、ボタンを留めたまま、逆さ干しにします。そでや衿の部分が水の重みでピシッとのびて、しわがつきにくくなりますよ。ただし、第一ボタンなど留めにくいところは無理に留めないで。ボタンホールがのびてしまうことがあります。
さて、いよいよアイロンかけ。本当は生乾きのときにかけるのがベストなのですが、生乾きで取り込んで毎日アイロンかけをするのは大変です。そこで、アイロンをかけるものは、取り込むときにかるくたたんで大きめのポリ袋に入れておき、アイロンかけをする前に霧吹きで湿らせ、密閉しておくと、ちょうどよい湿りぐあいに。スチームをかけながらしわを伸ばすよりも、このほうが断然ラク。アイロンにかける労力も、電力も大幅にカットできますよ。 さらにここで奥の手をひとつ。霧吹きをしたシャツ類を乾燥機で1〜3分くらい回すと、しわが目立たなくなります。しわが気になるけれどアイロンかけをするほどではないTシャツ類や、アイロンかけが大変なシーツ、また、たんすから取り出したらしわだらけ、というときにも使える便利わざです。
いちばん効率がよくて、仕上がりがきれいな手順を ワイシャツを例にご紹介!ちょっとしたひと手間で、 驚くほど短時間に仕上がりますよ。
まずはめんどうなボタン部分から。 タオルを敷いてかけると、ラク。 ボタンの間一つ一つにアイロンの先を入れてかけるのはめんどうですよね。そんなときは、アイロン台の上に、縦に3つ折りにしたタオルを敷き、その上にボタンの部分を裏返して置きます。上からさっとアイロンをかけるだけでしわなしです! カフス部分も同様にかけ、タオルをはずします。身ごろのボタンホールの部分をさっとかけます。
衿をかけてから、身ごろへ。 ボタンを留め、前後の身ごろを一度にかけます。 衿にかけたらボタンを留めて、アイロン台にセット。片手で両身ごろのすそをひっぱりながらかけるとしわがつきません。そでもカフスをひっぱって、そで口から肩先に向けてアイロンを動かします。これでワイシャツのアイロンかけは完了です!
ワイシャツについでアイロンかけの頻度が高いものといえば、ハンカチ。毎日使うものだけに、枚数がかさむとますますめんどうになってしまいますよね。 そこでまず、干すときにひと工夫。角を1点だけピンチで留めて干す人も多いかもしれませんが、これだと生地がのびてしまうので、縦4つ折りにしてピンとのばし、上2ヵ所をピンチで留めて干しましょう。こうすればアイロンは縦に1回かけるだけでラクラク終了! さらにハンカチの枚数が多い場合は、アイロン台にハンカチを全部重ね、上から順番にアイロンをかけます。こうすると、下のほうのハンカチは上のハンカチをかけたときの熱でしわがのびているので、アイロンかけがいらなくなります! アイロンの熱を無駄なく使う裏ワザですヨ。
私は基本的にズボラなので、アイロンかけそのものを減らす工夫をしています。たとえばシャツ。冬場であまり汗をかかなかったら、ハンガーにつるして全体に霧吹きし、陰干しします。こうすると、汗が抜け、においも蒸発。しわも気にならなくなるので、もう一度アイロンいらずで着ることができます。 ウールのジャケットやスカートなどのしわは、スチームアイロンの代わりにお風呂の湯気を利用。バスタブの上につるし、湯気を当てるだけ。時間はかかりますが、アイロンの手間が省け、毛並みがふっくらよみがえります。しわが取れたら、必ず陰干しして湿気をとばすのを忘れずに。旅行中のアイロンかけの代わりにも便利なテクなので、ぜひ試してみてくださいね。 ※シルクやレーヨン、皮革などの素材には向きません。
エコ家事入門「ナチュラルランドリー(佐光紀子(2))」 カリスマ自然派主婦・佐光紀子さんの人気連載。ここでは純石けんや重曹、クエン酸、グリセリンを組み合わせた、地球にやさしい洗濯テクを伝授。基本の洗い方から、衿やそで、靴下などのポイント洗い、水道水や電気の節約にもつながるアイディアまで、幅広く紹介しています。
編集者・坂口 雑誌『オレンジページ』で家事ページを長年担当。「アイロンかけはたしかにめんどうだけど、コツをつかめば本当に簡単。得意な家事はアイロンかけ!と言えるよう、あなたも試してみてくださいね」。