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Vol.3 家電を有効活用するためのレイアウト術
快適な住まいづくりのためには、家電の選び方、使い方はもちろん、配置も重要。今回はエコ家事実践に向けて、ムダのない家電配置をエコ家事的にご紹介します。さらに、家電を有効に活用するために暑さ、寒さ、日ざし、湿気、カビなどさまざまな問題の対処法もチェックしましょう!
![]() エアコンを効率よく使うには、カーテンを利用して、外気の暑さ、寒さを防いだり、室内の暖気、冷気を逃がさないようにしましょう。夏は太陽光を遮るために、冬は室内の暖まった熱を逃がさないために、厚手のカーテンと薄手のカーテンの二重構造にすることで、図のように夏の昼・夜、冬の昼・夜に外の光や熱を調節します。カーテンを効率よく使って、エアコンの夏の冷房を27度から28度に設定した場合、消費電力量が年間で約30kWh省エネに、CO2は約11kg削減できます。
エアコンの噴き出し口は、冷房暖房によって向きをかえましょう。冷気は床にたまりがちなので、冷房中は上向き、暖気は天井にたまりがちなので暖房中は下向きに。また、扇風機を併用して、空気を循環させると効果的です。
冷蔵庫や電子レンジなどの家電は、本体の周りに放熱するためのスペースが必要。熱の逃げ場がなくなり、その分消費電力が増えます。カタログなどに記載されている「据え付け必要寸法図」などを確認してから配置しましょう。
リモコン操作をする家電や液晶表示がある家電などは、主電源をOFFにしても待機電力を消費しています。本来はこまめにコンセントを抜くのがオススメですが、めんどうだなぁということも。そんなときは写真のような「スイッチ付きテーブルタップ」はどうでしょう?使わないときはスイッチでOFF。枕元においておけば、寝る前に万一消し忘れた場合も、手元でスイッチをOFFできます。テーブルタップを使い、いくつもの器具を同時に使う(たこ足配線)と、コードが過熱して火事を起こすこともあります。不要な電気はすぐにOFFを心がけましょう。
省エネのポイントは、いかに熱を逃がさないか。床に直接電気カーペットを敷くと、熱が床下に逃げてしまうので、床と電気カーペットの間に断熱マットなどを敷きましょう。そうすることで、例えば、3畳用の電気カーペットの設定温度を「強」から「中」に変えて1日5時間使った場合、年間で約185kWhの省エネになり、CO2も約68kg削減されます。カーペットを分割して温める機能がついているなら、必要の無い部分は電源をOFFすることも大切です。また、寒いと感じるとすぐに暖房に頼りがちですが、まずはセーターを1枚多めに着るなど、重ね着で調節してみては?それでも寒い場合には省エネを心がけて、暖房器具を使うようにしましょう。
玄関から部屋まで扉がない場合は、エアコンの温風や冷風が外に逃げることに。玄関と部屋の間に突っ張り棒をつけ、カーテンなどで間仕切りをすれば、暖気や冷気を逃がさない効果があります。
日当りの悪い部屋では太陽光で部屋を温めることが期待できません。まずはカーテンで室外からの冷気を遮断し、室内の暖かい空気を逃がさないように工夫します。さらに、窓枠に市販の目張りテープをはると、気密性がアップし、寒さ対策もばっちり。この目張りは、夏のエアコン使用時に室内の冷気が逃げるのを防いでくれます。
梅雨時や湿度の高い夏、室外と室内との温度差がある冬には、カビや結露が発生しやすくなります。対策のポイントをまとめてみました。
梅雨時&夏場のポイント
エアコンをドライ(除湿)モードにして除湿を。そのほか市販されている除湿剤や、最近は備長炭などの炭の除湿効果も注目されているので併用してみてはいかがでしょうか。家具と壁の間も湿気がたまりやすく、カビが発生しやすい場所です。5cmくらいすき間をあけ、風通しをよくしましょう。場所によっては、扇風機を活用すると効果的です。 冬場のポイント
室外と室内との温度差が結露、カビの原因になります。特に窓ガラスの結露は、冬の冷たい空気によって冷やされたガラスに、暖房で暖められた湿った空気が触れ、水蒸気が冷やされることで水(=結露)となってしまいます。そんなときは、窓ガラスに断熱フィルムをはるのがおすすめ。断熱フィルムをはると窓が二重構造になり、窓の内側が冷えにくくなり、結露の防止につながります。そのほか、石油・ガスのストーブ、ファンヒーターなどの燃焼型の暖房器具は、結露やカビの原因になる水蒸気を出すため、結露予防にはエアコンや電気カーペットがおすすめです。 強い直射日光が入る部屋では、日ざしが当たる場所に家電を置かないのが基本。精密機械である家電に直射日光が当たると、細かい部品が熱を持ち、うまく動かなくなることも。また、室内温度が上がり、クーラーの設定温度をつい極端に低くしがちに。カーテンなどで遮光することが重要です。ここで見直していただきたいのは、日本の古来から暑さをしのぐために活用されてきた「すだれ」。直射日光をさえぎるのはもちろん、熱を遮断する効果もあります。
緑のカーテンとは、ベランダにつる性の植物を植えることで、夏の暑い日に直接日ざしが部屋に入って温度を上げるのを防いでくれる、自然のカーテンのこと。ベランダや大きな窓の外につる性の植物を植えて遮光することで、夏の日ざしを和らげ、ベランダのコンクリートの温度上昇も防いでくれます。ただ、エアコンの室外機の周りは風通しを良くしないと冷暖房効率が下がってしまうので、室外機の周りは避けてくださいね。
家電と自然と上手につきあうことがエコロジー
家電配置によって放熱に気をつけたり、エアコンの冷暖気の循環を良くするような家具配置を心がけたりすることはもちろん、太陽光や、空気、風を上手に利用しましょう。また、人は視覚や触感など五感で環境の快適さを判断するといわれます。季節によって部屋の色使いや質感を変えてみませんか?たとえば、夏場なら白や水色などの寒色系の色と、麻などの通気性の高い素材をカーテンやベッドカバーに使います。冬場はオレンジ、茶色などの暖色系と、フェルトやウールなどで温かさを演出。ラグに使ったり、ベッドやクッションカバーを置くと、部屋全体の温かみが増します。そのほか、夏場にはインテリアに水草を取り入れたり、風鈴で涼しさを演出してみてはいかがでしょうか。エアコンに頼りがちな夏や冬は、見た目の印象で暑さ・寒さを和らげ、エアコンの設定温度を過剰に上げたり、下げたりしないようにしましょう。
TEPCO くらしのラボ 電気で快適生活術
洗濯物が乾かない、カビが発生する…など梅雨時は憂うつ。そんな皆さんにエアコンや除湿機などを活用した快適生活術をご紹介! http://www.tepco-switch.com/life/labo/comfortable/vol3/index-j.html 使えるエコ家事 夏を快適に過ごすアイディア これから暑くなる季節、快適に眠るための、ちょっとしたアイディアが満載。エアコンの冷房を効率よく利用しつつ、快適な寝室作りをご紹介! http://www.tepore.com/co2diet/ecokaji2/20060807/index.htm 「エコ家事」は東京電力の登録商標です。
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