2003/04/15掲載
世界料理 レシピ
-世界食べある記
世界を旅する「フードコンサルタント」
サカイ優佳子さんが、旅先で出会った味を
ユカコ風にアレンジしてご紹介します。
タイの正月 (4/13)
 
タイのお正月は4月13日。2000年の夏に我が家に滞在したタイ人母子パウとクワンに招かれ、昨年のタイ正月に私と子供2人で、彼女らの家があるタイ北部ランパンを訪れました。
 
写真(右)
軽トラックの荷台に乗って水か
け祭りに出発!水鉄砲を持っているのが娘

仏教国であるタイでは、正月の朝にお坊さんがお経をあげ、托鉢を行います。オレンジ色の僧衣をまとい鉢を持っているお坊さんがずらり整列。その脇には正装した人々が並んで、前日から袋につめて用意したさまざまな食べ物を鉢に入れていくのです。托鉢が終わると、年下の人が年上の親戚の家を訪ねて回ります。訪問を受ける側はお酒や食べ物を用意して待ち、訪問者の頭の上にジャスミンの香りをつけた水をふりかけて新年の祝いを述べるのが恒例。私も子どもたちも、8軒の親戚の家を一緒にまわって祝福を受けました。
  
写真(左)
僧侶の長い行列ができる新年の托鉢。
みんな食べ物をもって鉢に入れていきます。

タイの正月といえばチェンマイの水かけ祭り(ソンクラーン)が有名。水をかけて新年を祝うのはタイ北部の習慣で、ランパンでも3日に渡って盛大に行われます。軽トラックの荷台に、水をいれたドラム缶をのせて、いざ出発!水鉄砲やバケツで誰彼構わず水をかけます。かけられた方もこれに負けじとホースで放水して応戦。街中がもう水浸しです!
 
子供たちは近所の子たちと一緒に朝から晩まで遊び、私もみんなと料理を作ったり話したり。家族のように迎えられて、ほんとうにリラックスして過ごすことができました。そのおかげで、帰国後もメールで近況を知らせ行ったり来りする仲に。その後、パウの妹は出張で日本に来た帰りに、我が家に泊まっていきましたし、この4月には私たち家族が再びランパンに行ってタイ正月を過ごす予定。今度はどんな体験が待っているのか、今からワクワクです。

写真(上)
ランパンの水かけ祭りは裸の男たちの御輿で始まります。
 
写真(下)
水を積んだ軽トラックで渋滞になることも・・・。


 


トム・カー・ガイ

 日本ではタイのスープといえばトムヤムクン(クンはエビ、トムはスープ、ヤムについは推量ですが酸味のきいたサラダをヤムというので酸っぱいという意味かな?)が有名ですが、私はココナッツミルクのコクが加わるトム・カー・ガイ(カーは生姜、ガイは鶏の意味)の大ファン。どこの家でも作るポピュラーなものですが、キッチンがない家も珍しくないバンコクでは、トム・カー・ガイのインスタントミックスがよく売れているとか…。カーはガランガルともよばれ、日本の生姜とはまったく香りがちがいます。日本では、生を手にいれるのは難しいかもしれませんが、乾燥品は大きなスーパーで扱われています。

  トム・カー・ガイ 作り方はこちら
 4年前に滞在したサムイ島のムアン・クレイパンというホテルのレストランの料理は絶品!すっかり惚れ込み、1週間ほぼ毎食ここで食べていたら、厨房の女性たちが「中に入ってみてもいいよ」とキッチンにいれてくれました!!このレシピは、その時のメモを参考にしたものです。
 
サカイ優佳子 1962年、千葉県出身。東京大学法学部卒。
出張や休暇を利用して世界各国を食べ歩く。長女のアトピーをきっかけに食の大切さを再認識。現在は、小学生のための食育プログラム「食の探偵団」や、赤ちゃん連れでも参加できる料理教室などを主宰するほか、「食と農をつなぐ」をテーマに講演会、雑誌連載などを抱え多忙な日々を送る2児の母。
 
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