2003/08/21掲載
世界料理 レシピ
-世界食べある記
世界を旅する「フードコンサルタント」
サカイ優佳子さんが、旅先で出会った味を
ユカコ風にアレンジしてご紹介します。
 
ブリティッシュコロンビア(カナダ)

 
カナダのブリティッシュ・コロンビア州をここ数年毎年訪れている。キャンピングカーを借り、フェリーでいろいろな島にでかけ、キャンプ場を点々としながら旅を続ける。空には鷲が飛び、道ばたには鹿が歩く。カイヤックで海にでるとアシカが顔をだす。有機農業も盛んだ。Super Natural British Colombiaというキャッチフレーズだけのことはある。

ボートで出るとオットセイの群れが…。

二人乗りのカイヤックで息子と。

 
州都ヴィクトリアがあるのがこの地域最大の島バンクーバー島。ユークルーエットという町からホエールウォッチングにでかけた。まぶしい太陽の下、ボートで沖に進むとイルカの群れ、そしてコククジラやザトウクジラの姿が。数メートルしか離れていないところに2匹のザトウクジラが浮かび上がって来て汐を吹いた。子どもも大人も興奮する。クジラの汐が鼻をつまむほどに生臭いのを私はこの時初めて知った。バンクーバーへの帰りのフェリーからはシャチが10匹ほどしきりにジャンプを繰り返す姿が見えた。乗客はそのたびに歓声をあげる。ただただ圧巻だ。
 
朝は鳥の声で目を覚まし、フルーツたっぷりの朝食をとる。昼間は気のむくままに面白そうなところを見てまわり、サンドイッチを買って海辺でピクニック、そして夕陽を浴びてのカイヤック。夕食は店で食材を仕入れてバーベキューだ。鮭やおひょう(大ヒラメ)、鶏、羊などを焼き、たっぷりのサラダにやっぱりごはん。この地域の食材の味の濃さには驚く。ソルトスプリング島の生ガキの味も忘れられない。

キャンプサイトで友人家族と。

馬に乗って山を1時間。

 
暗くなると、子どもたちは流れ星を探して何時間でも空を眺めている。焚火を囲んで大人は何を話すでもなく酒を飲む。ここに来ると、体からも心からも余計な力が抜けるようだ。「ゆっくり生きようよ。Take it easy!」自然がそう語りかけてくるような気がするのだ。だから今年もやはりあの島へ、あの海へ帰ろう。ブリティッシュコロンビアは私にとって特別な場所なのだ。


ラムのキャセロール

ソルトスプリング島のオーガニックのラムは世界的に有名。肉の中ではラムが一番好き、という我が家の面々なので、これは嬉しい!1つの鍋で野菜も一緒に作れるので手間もかからない。ダッチオーブンを使えば、キャンプでもバッチリ。

  ラムのキャセロール 作り方はこちら
 
 
サカイ優佳子 1962年、千葉県出身。東京大学法学部卒。
出張や休暇を利用して世界各国を食べ歩く。長女のアトピーをきっかけに食の大切さを再認識。現在は、小学生のための食育プログラム「食の探偵団」や、赤ちゃん連れでも参加できる料理教室などを主宰するほか、「食と農をつなぐ」をテーマに講演会、雑誌連載などを抱え多忙な日々を送る2児の母。
 
 

 7月 フィリピン(ココロコ島)
 6月 ルアンパパン(ラオス)
 5月 ケニアでキャンプ
 4月 タイの正月(4/13)
 
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