宗像伸子の食べてナットク!元気ごはん
第09回 胃腸にやさしい食べものを教えて!2008年06月05日
 
男性 ::: 質問
胃腸が疲れ気味のときに食べやすいものを教えてください。
::: 答え
白身魚の『スズキ』は消化吸収がよく、胃腸への負担が少ないです。

淡泊な味で身が柔らかいスズキ。低脂肪の白身魚で、夏にむけておいしくなる魚です。消化吸収にとても優れているので、胃腸が弱っているときや、何となくだるいなどのけん怠感や食欲不振を感じるときにもオススメ。スズキは和洋中、どんなお料理にも合わせやすく、さらに、高たんぱく低カロリーなので、病院の献立や高齢者向けメニューにも幅広く利用されています。

スズキには、カルシウムの吸収を助けるビタミンDや、目や呼吸器の粘膜を丈夫にしたり、病気に対する抵抗力を増したりする効果のあるビタミンAが多く含まれています。これらの含有量が特に多いのは皮の部分なので、ぜひ皮も一緒に食べてください。
ここで、ワンポイントアドバイス。スズキだけではビタミンCが不足するので、野菜などのビタミンCの多い食材と一緒に食べたり、デザートにかんきつ類を食べたりすれば、不足分を補うことができ、栄養バランスがさらに良くなりますよ。

スズキの調理では、香辛料や酒を使用して泥臭さをしっかり抜くことが大切。ハーブを用いるとすがすがしい風味に、また酒蒸しにすると酒のコハク酸が魚の旨みを引き立て、いっそうおいしくなります。

スズキのほかに、消化のよい白身魚として、キスもオススメです。脂肪が少なく、あっさりと上品な味なので日本料理に珍重されています。低カロリーのため、ヘルシーフードとしても人気の高い魚です。油を使ったフライや天ぷらにしても脂肪を摂り過ぎることが少なく、生活習慣病が気になる方も安心して食べられます。

 
効果的な食材

スズキ スズキ
高級魚スズキはブリと並んで出世魚としても知られており、セイゴ→フッコ→スズキなどと呼び名が変わります。脂肪がのった夏場がいちばんおいしいと言われています。

キス キス
白身の魚で脂質が少なく、味は淡泊で、ビタミンB1、カリウムの比較的多いことが特徴。
しろぎす、あおぎすなどの種類がありますが、キスというと普通はしろぎすのことを指します。
 
TEPOREレシピ
TEPOREからオススメ食材を使った元気ごはんレシピを紹介します
スズキのペーパー蒸し
スズキのペーパー蒸し
あっさりとした味と香りが楽しめます。
ハーブの香り高い、お手軽に作れるペーパー蒸し。
油を使わずヘルシーに仕上げました。
白身魚のフリッター
白身魚のフリッター
天ぷらより簡単にできるフリッター。
ふんわりとした白身がおいしい一品。
POINT塩の代わりにレモンの酸味を生かして無理なく減塩。
青じそのジェノベーゼ風魚のグリル
青じそのジェノベーゼ風魚のグリル
青じそをたっぷり使い、あっさり仕上げました。
おもてなしにもピッタリな香ばしいグリル。
青じそを使ったソースや付け合わせの野菜でビタミンCの補給もOK。
キスとねぎのみそ焼き
キスとねぎのみそ焼き
初夏を代表する味
淡泊なキスの身に、ふんわり卵とねぎみその風味がベストマッチ。
POINT卵を混ぜるときに油を少量入れるとふんわり仕上がります。
宗像伸子プロフィール
(有)ヘルスプランニング・ムナカタ主宰。
女子栄養短期大学専攻科卒・管理栄養士。山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務。
帝国クリニック栄養コンサルタントや三井住友銀行大手町健康開発センター栄養コンサルタントなども務める。正しい食生活のあり方を中心に講演を行い、各方面で活躍中。
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