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::: 質問 梅雨に入ってから、なんだか食欲減退ぎみ…。こういうときでも食べたくなるものって何ですか? |
そんなときには、香り豊かな『青じそ』で食欲アップを。
一年中出回っていますが、5月から夏にかけて、旬を迎える青じそ。この時期のものは、いちばん栄養価が高くなります。
青じそは日本では最も古い野菜のひとつで、奈良時代から栽培されていました。こぼれ落ちた種から発芽して自生するほど、その生命力はとても強く、優れたパワーをたくさん持っています。
青じそ特有のさわやかな香りだけでも食欲がわいてきますが、青じそには消化酵素の分泌を促して胃腸の調子を整える効果もあります。食欲が落ちて消化器官の機能が低下しているときにも、胃腸に優しいすばらしい食材と言えます。
また、青じそは、お刺身のつまや料理の薬味によく利用されますね。これは、青じその優れた殺菌作用、防腐効果によるため。この時期に起きやすい食中毒予防にも役立ちます。
また、青じそには、タンニンの一種であるロズマリン酸という成分が含まれています。この成分には、糖分を分解する酵素を抑制する作用があります。この作用によって、過剰な糖分が血中に吸収されにくくなるため、血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪を体内に蓄積しにくくなります。
食欲を増進させて、血糖値の上昇も防いでくれる。青じそはいわば「料理の名脇役」といったところでしょうか。
食欲を増進させる食材でもう一つオススメなのが、梅干しです。
梅干しを食べると、そのすっぱさでだ液がたくさん出てきますよね。実は、だ液の中にはプチアリンという糖を分解する消化酵素があり、この酵素が消化を助けて胃の負担を軽減してくれるのです。お料理に使えば、梅干しのさっぱりとした酸味で食が進みますし、青じそ同様、殺菌作用や防腐効果にも優れています。
青じそや梅干しは、薬味以外にも、サラダや揚げ物など用途はたくさんあります。いろいろと工夫して取り入れてみてくださいね。
青じそβ-カロテンが豊富。カルシウムやリン、ビタミンB類をはじめ、酵素の働きをよくする亜鉛、銅などもバランスよく含みます。しその実から抽出される油にはα-リノレン酸が豊富で、免疫力を高め、アレルギーや皮膚炎などの予防にも効果があると言われています。
梅干しカリウム、マグネシウム、リン、ナトリウム、鉄分、カルシウムなどのミネラルを含むアルカリ性食品です。梅干しに含まれるクエン酸には、体脂肪の蓄積を防いだり、疲労回復を助けたりする効果もあります。

![]() (有)ヘルスプランニング・ムナカタ主宰。 女子栄養短期大学専攻科卒・管理栄養士。山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務。 帝国クリニック栄養コンサルタントや三井住友銀行大手町健康開発センター栄養コンサルタントなども務める。正しい食生活のあり方を中心に講演を行い、各方面で活躍中。 |
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