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::: 質問 お腹の調子が安定しません。胃腸に優しい食べ物を教えてください。 |
整腸作用のあるネバネバ野菜「オクラ」や「山いも」を食べましょう。
暑くなると冷たい飲み物ばかりをたくさん飲んで、胃腸に負担をかけてしまいがち。
今回は、整腸作用のある、「オクラ」と「山いも」をご紹介します。
切り口が五角形の星型で、見た目にもかわいらしいオクラ。
オクラを細かく刻むと、糸を引くネバネバしたものが出てきます。この成分はムチンといって、胃壁を保護してたんぱく質の吸収を助ける作用があります。胃腸に優しいので、胃炎や胃かいようになりやすい人には摂っていただきたい成分です。また、オクラにはペクチンという良質な水溶性の食物繊維も含まれていて、腸の運動を活発にして便通を整える作用があり、便秘と下痢どちらの症状にも効果があります。
オクラの整腸作用を期待するなら、できるだけ粘りを活かして食べてください。ネバネバがどうも苦手という人は、スープや味噌汁の具にするとよいでしょう。ペクチンもムチンも水に溶けますので、粘りがさほど気にならず、さらに溶け出した栄養もしっかり摂れます。ただ、ムチンは熱に強いとはいえないので、オクラを加えるのは最後にして、さっと火を通す程度にとどめてくださいね。
もう一つ、代表的なネバネバ野菜の「山いも」。
円筒形の長いも、先端が扇形に広がるいちょういも、球状の大和いもなどが市場に出回っていますが、これらを総称して、「山いも」と呼び、滋養強壮によいと古くから珍重されてきました。
山いもは、消化酵素のジアスターゼ、アミラーゼがとても豊富で、消化吸収がとてもよく胃腸に優しいので、胃腸の弱い人でも安心して食べられます。しかし、加熱すると消化酵素の働きが弱まりますので、せん切りやすりおろすなどして、できるだけ生で食べるようにしてください。
とろろ汁にするときにも、熱いままのだし汁ではなく、人肌程度に冷ましてから加えるのが鉄則。消化酵素を活かすためにも、温度には注意してくださいね。
オクラβ-カロテン、ビタミンB1、C、E、食物繊維、カルシウムを多く含みます。粘りの成分ペクチンはコレステロールを下げる働きもあるので、動脈硬化の予防にも効果的です。
山いも粘り気の成分はムチンとデオスコラン。デオスコランには、血糖値を下げる作用があります。消化酵素のジアスターゼは胃腸薬にも配合されていることが多く、消化不良や胃もたれ、胸焼けを防ぐ効果があります。

![]() (有)ヘルスプランニング・ムナカタ主宰。 女子栄養短期大学専攻科卒・管理栄養士。山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務。 帝国クリニック栄養コンサルタントや三井住友銀行大手町健康開発センター栄養コンサルタントなども務める。正しい食生活のあり方を中心に講演を行い、各方面で活躍中。 |
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