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::: 質問 暑さで疲れが取れません。疲労回復に効果のある食材は? |
疲労回復効果のある『にら』ならスタミナもついてパワーアップ!
連日のように続く熱帯夜がもたらす睡眠不足や屋外と室内の急激な気温の変化など、夏はなにかと体に負担がかかって疲れが抜けにくいですね。そんなお疲れ気味のときには、スタミナがつく「にら」がオススメです。
にらはねぎやニンニクの仲間で、β-カロテンやビタミンを豊富に含む緑黄色野菜でもあります。ニンニクのパワーとほうれん草の効用をあわせ持つ精力増強野菜なんですよ。
「においが気になるから、ちょっと…」と敬遠される方もいらっしゃいますが、あの特有の香りにパワーの秘密があるのです。
にらの香りの成分は、硫化アリルといい、疲労回復に役立つビタミンB1の吸収を高める働きをもっています。ビタミンB1は摂取しても体内に蓄えることができないのですが、硫化アリルがこのビタミンB1をできるだけ体内に長くとどめようとするので、その結果、効力が持続し、疲労回復に威力を発揮します。
また、消化液の分泌を促して食欲を増進させる効果もあるので、夏バテ撃退の強い味方です。
にらを使った料理は、「レバにらいため」がポピュラーですが、これは、にらの硫化アリルがレバーに含まれているビタミンB1の吸収をアップさせるので、おいしいだけでなく、とても栄養効率の良い食べ方と言えます。
新鮮なにらの選び方は、葉先までピンとしていて、葉につやがあり、香りが強いものが良いでしょう。傷みやすいので、新鮮なものを購入したら、なるべくその日のうちに使いきりましょう。やむを得ず、保存する場合には、ほかの野菜へのにおい移りを嫌ってポリ袋などに入れてしまうと、むれて傷みが早くなりますので、新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で保存してください。
硫化アリルはにらのほかにも、ニンニクや玉ねぎ、らっきょうなど、ユリ科の食材に多く含まれる傾向があります。店頭でもよく見かけるようになったエシャロットは、らっきょうを若採りしたもので、硫化アリルをたっぷり含んでいます。こちらは、加熱調理をせずに、生のままでも食べられる手軽さが魅力です。
これらの硫化アリルを含む食材は、少しずつでも毎日食べれば体力が増強され、虚弱体質を改善する効果も期待できますので、積極的に食べて元気な体を作りましょう。
にらβ-カロテン、ビタミンB1、C、Eを豊富に含む緑黄色野菜です。にらは100g当たり3500μgのβ-カロテンを含有しており、これで1日に必要な量がほぼカバーできます。
レバにらいためや、餃子の具に使うほか、汁の実、卵とじなどにも使われます。
エシャロット(エシャレット)日本で一般にエシャロットと呼ばれるものには2種類あります。今回ご紹介したのは、らっきょうの仲間のエシャロットで、らっきょうを生食用に軟化栽培して若採りしたもの。そのほか、玉ねぎに似た西洋の香味野菜のエシャロットもあります。

![]() (有)ヘルスプランニング・ムナカタ主宰。 女子栄養短期大学専攻科卒・管理栄養士。山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務。 帝国クリニック栄養コンサルタントや三井住友銀行大手町健康開発センター栄養コンサルタントなども務める。正しい食生活のあり方を中心に講演を行い、各方面で活躍中。 |
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