宗像伸子の食べてナットク!元気ごはん
第19回 肝機能を強化する食材は?2008年08月14日
 
男性 ::: 質問
夏は飲酒量が増えて肝臓が心配です。肝機能を強化する食材は?
::: 答え
肝臓を守るタウリンが豊富な『いか』がオススメ。

レジャーやお祭りなどのイベントがめじろ押しの夏は、お酒を飲む機会も多くなりますね。飲みすぎに注意するのはもちろんですが、今回は食べて肝機能を高める食材をご紹介しましょう。

肝臓の強化にオススメしたいのは、「いか」です。 いかには、タウリンという成分が豊富に含まれています。 このタウリンは、肝臓の働きを助ける胆汁の分泌を促進して、ダメージを受けた肝細胞の再生を促進しながら肝臓の機能を高める効果がありますので、お酒をよく飲む方のおつまみにぴったりなんです。
タウリンには血液中の血糖を細胞内にエネルギーとして取り込むインスリンというホルモンの分泌を促す作用もあり、血糖値が上昇し過ぎないよう調節しますので、糖尿病の予防にも効果があります。
これまで、いかは比較的コレステロールが多いので動脈硬化を引き起こしやすいと言われていましたが、タウリンが血中コレステロール値の上昇を抑制する働きがあることがわかっています。
しかし、いくらタウリンがコレステロール値を下げる効果があるからといっても、食べ過ぎは禁物です。食事から摂る1日のコレステロール適正量は、成人男性で750mg未満、成人女性で600mg未満と言われています。生のするめいかの刺身には100g当たり270mgのコレステロールが含まれていますので、適量を守って、食べてくださいね。

※ふだんからコレステロール値の高い方、アレルギーがある方などは摂取に制限がありますので、医師の指示に従ってください。

いかのほかでは、ほたてにもタウリンは豊富で、貝類の中ではトップクラスの含有量です。また、免疫機能の強化に効果のある亜鉛もたっぷり含んでいます。身が柔らかいので子どもやお年寄りでも食べやすいのもうれしいですね。

いかは調理の幅が広く、刺身、煮物、焼き物など、いろいろな料理で愛されています。いかには特有の旨み成分があるので、淡泊な味の野菜と合わせた料理がオススメです。いかの旨みが野菜に移って、とてもおいしくいただけます。
タウリンは加熱しても壊れませんが、水に溶け出しやすい性質があるので、煮物などにするときは、煮汁まで一緒に食べると栄養を無駄なく摂ることができますよ。

 
効果的な食材

いか いか
種類が多く、日本近海だけで約130種生息しています。いかの身は水分が多く、脂質や炭水化物も少ない低エネルギーのたんぱく質源とも言えます。ほどよい弾力があり、よくかんで食べるので、早食いを抑え、ダイエットにも向いています。

ほたて ほたて
たんぱく質、タウリン、ビタミンB2、鉄分、亜鉛、カリウムやグルタミン酸などの旨み成分が豊富です。生食・加熱ともに向いています。
 
TEPOREレシピ
TEPOREからオススメ食材を使った元気ごはんレシピを紹介します
するめいかの野菜詰め
するめいかの野菜詰め
野菜いっぱいで、もちもちした食感。
いか飯のように見えますが、中身はヘルシーな野菜だけ。
蒸した長いもの食感がクセになります。
いかしんじょの吸い物
いかしんじょの吸い物
いかの香り立つ上品な一品。
まるで料亭で味わうような、香り高いお吸い物。
いかのすり身がふんわりと口の中でほぐれます。
いかとアスパラガスのオイスターソース炒め
いかとアスパラガスのオイスターソース炒め
白と緑の彩りが鮮やかな炒め物。
いかの旨みにアスパラガスの香りと歯応えが
絡み合った彩り鮮やかな一品。
ほたてとチンゲン菜のあんかけ
ほたてとチンゲン菜のあんかけ
ほたてとオイスターソース入りのあんがよく合います。
プリプリのほたてをふんだんに使った電子レンジレシピ。
POINTチンゲン菜でカルシウムをプラス!
宗像伸子プロフィール
(有)ヘルスプランニング・ムナカタ主宰。
女子栄養短期大学専攻科卒・管理栄養士。山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務。
帝国クリニック栄養コンサルタントや三井住友銀行大手町健康開発センター栄養コンサルタントなども務める。正しい食生活のあり方を中心に講演を行い、各方面で活躍中。
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