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::: 質問 親が糖尿病を患っています。自分も最近太ってきたので、糖尿病にならないか心配です。糖尿病の予防になるような食材は何ですか? |
低カロリーで食物繊維が豊富な『まいたけ』がオススメ。
糖尿病は「血糖値」と「肥満」に深く関係します。
私たちが食事をすると、体の中でブドウ糖が作られます。ブドウ糖は、脳や体を動かすエネルギー源となるもので、血液によって全身に運ばれます。このブドウ糖が血液中にどのくらいあるのかを示す値が「血糖値」です。
血液によって運ばれたブドウ糖は、インスリンというホルモンによって細胞に取り込まれます。それにより、血糖値が下がるのです。しかし、インスリンが不足したり、その働きが悪くなったりすると、ブドウ糖がうまく取り込まれなくなり、血糖値が高くなってしまいます。この状態が長く続いているのが糖尿病です。
糖尿病は、初期段階では自覚症状が少なく、放っておくと、網膜症や腎症、神経障害などの合併症や脳卒中、心筋梗塞などの原因にもなる怖い病気です。
さらに、体重が重い人ほどなりやすいと言われているため、予防するには、肥満を防ぐことが大切。そのため、適度な運動や、バランスの良い食事を心がけること、太りにくい食べ物を食べることがポイントです。そこで今回オススメしたいのが、低カロリーで食物繊維が豊富なきのこ類。中でも特に『まいたけ』です。
食物繊維は消化・吸収に時間がかかるため、食後の急激な血糖値の上昇を抑える効果があります。きのこ類は一般に食物繊維が豊富で、もちろん、まいたけも例外ではありません。また、まいたけは水分が少ないので、加熱調理しても比較的かさが減りにくく、食べごたえがあり、満腹感を得ることができます。肥満防止のためとは言え、食事の量を減らすのは辛いものですが、これなら安心ですね。
まいたけは、きのこ類の中でも、ビタミンB1、B2の含有量がトップクラスです。ビタミンB1は糖質の代謝を、ビタミンB2は脂質の代謝を促進する働きがあるので、肥満予防には欠かせない栄養素です。
まいたけは、傷みやすいので、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存し、4〜5日で使い切るようにしましょう。
また、まいたけと共にオススメしたいのが『しめじ』です。
しめじは、グルタミン酸やアスパラギン酸など、旨み成分のアミノ酸を多く含んでいます。味付けが濃い食べ物は、ついついご飯をたくさん食べたくなりますが、素材そのものに旨みがあるしめじだと、薄味でもおいしく食べられるので、ご飯の食べ過ぎ防止にもなります。
「香りまつたけ、味しめじ」と言われる天然の「ほんしめじ」は特に味が良いことで知られていますが、人工栽培が難しく、市場に出回ることはほとんどありません。一般に「しめじ」と呼ばれて流通しているのは、人工栽培で作られた「ぶなしめじ」が多いようです。ぶなしめじは、味が淡泊で多少の苦味があるきのこでしたが、最近では改良されて旨みも強くなり、食卓でもよく使われるようになりました。
まいたけ免疫機能を高めて、がん細胞を防ぐ作用がある多糖類のβ−グルカンが豊富です。また、紫外線に当たるとビタミンDになるエルゴステロールも多く含まれているので、カルシウムの吸収を助ける働きもあります。
しめじしめじに含まれるアミノ酸のリジンは、コレステロールを抑制して動脈硬化を予防したり、肝機能を高めたりする働きがあります。

![]() (有)ヘルスプランニング・ムナカタ主宰。 女子栄養短期大学専攻科卒・管理栄養士。山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務。 帝国クリニック栄養コンサルタントや三井住友銀行大手町健康開発センター栄養コンサルタントなども務める。正しい食生活のあり方を中心に講演を行い、各方面で活躍中。 |
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