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::: 質問 血栓症は心筋梗塞などの原因になると聞きました。血栓症を予防する食材は何ですか? |
オススメはEPAが豊富な『いわし』です。
血栓とは、血管内で血液が固まってできる血の塊のことです。こう聞くと、何だかとても怖いもののように感じますが、実は、私たちの体になくてはならない大切な働きをしています。
けがをすると、かさぶたができて傷が治るように、血管が傷ついたり、破れたりすると、血栓ができて止血をし、傷を修復してくれます。傷が治ると、血管内で血栓を溶かす作用が働いて溶けてなくなります。
しかし、食生活や生活習慣の乱れなどによって、血液中にコレステロール値が高くなったり、脂肪が多くなったりすると、血栓を溶かす作用がきちんと働かなくなり、血栓が血管の中に残ってしまいます。その結果、血液が流れにくくなったり、血管がふさがったりしてしまう、それが、血栓症です。心臓の近くの血管が血栓で詰まれば心筋梗塞に、脳の動脈が詰まると脳梗塞を引き起こします。
そんな血栓症の予防にオススメしたいのが「いわし」です。
青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸)には、血液中のコレステロール値や中性脂肪を減らしたり、血栓の元になる血小板の凝固を抑制したりする働きがあります。いわしは、このEPAが最も多く含まれている青魚です。
また、EPAと共に、いわしに含まれる不飽和脂肪酸にはDHA(ドコサヘキサエン酸)があり、こちらも血中のコレステロール、特に悪玉コレステロールであるLDLコレステロールや、中性脂肪を減らす働きがあります。
いわしには、かたくちいわしやまいわし、うるめいわしなど、さまざまな種類がある中で、まいわしが特にEPAやDHAが豊富です。
EPAやDHAは、脂肪の部分に含まれています。焼き魚にすると、脂が落ちてしまうので、丸ごと食べられるお刺身や煮物にして食べるのがオススメです。
また、EPAやDHAは酸化しやすく、酸化したものを食べると、がんや生活習慣病などの原因になると言われているので、新鮮なうちに食べるようにしましょう。
今回いわしとともにオススメしたいのが「はまち」です。
はまちはぶりの若魚で、一般的に40cmまでのもののことを言います。脂肪分が多いので、EPAやDHAが豊富です。また血合いの部分に含まれるタウリンには、血液中のコレステロールを低下させる効果もあります。
いわし良質のたんぱく質や脂質を多く含みます。また細胞の再生を助けるビタミンB2も豊富なので、健康な髪や皮膚などを作るのに役立ちます。
はまち成長によって呼び名が変わる出世魚で、地域によっても違いますが、わかなご(わかし)→いなだ→はまち(わらさ)→ぶり、などと呼ばれます。たんぱく質や脂質、ビタミンB6、B12、Eなどが多く含まれています。

![]() (有)ヘルスプランニング・ムナカタ主宰。 女子栄養短期大学専攻科卒・管理栄養士。山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務。 帝国クリニック栄養コンサルタントや三井住友銀行大手町健康開発センター栄養コンサルタントなども務める。正しい食生活のあり方を中心に講演を行い、各方面で活躍中。 |
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