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TEPORE会員の方からのご質問
尿酸値が高く痛風予備軍と言われています。こんなときはどのような食べ物を食べれば良いのでしょうか?
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食物繊維たっぷりの『ごぼう』で、肥満予防を心がけて。
痛風の発作は、ある日突然現れます。主に足の親指のつけ根の関節が赤く腫れ、その後文字通り「風が吹いても痛い」と言われるほど激しい痛みが襲うのです。症状は1週間〜10日程度で治まりますが、ほうっておくと、この発作が繰り返し起こるようになります。
このように怖い痛風を予防するには、尿酸値は健康診断などで表示される基準値以内にしておくことが大切です。
私たちの体の中には、食事によって取り込んだプリン体と自分自身の体内で作ったプリン体が存在しています。これらのプリン体が肝臓で分解され、尿酸という老廃物ができるのです。通常、尿酸は一定量が体内に蓄積され、それを超える分が尿や便などと一緒に体外に排出されます。しかし、排せつがうまくいかなかったり、プリン体を含む食品を摂りすぎたりすると血中の尿酸値が高くなり、100mlの血液に含まれる尿酸の量が7.0mgを超えると高尿酸血症となるのです。痛風は高尿酸血症の典型的な病気の一つで、増えすぎた尿酸が結晶化して関節に付着し、それを異物とみなした白血球が攻撃をすることで炎症発作を起こします。高尿酸血症だからといって、必ず痛風になるというわけではありませんが、尿酸値が高いままほうっておくと、尿道結石や高血圧などの合併症を誘発することがあるので注意が必要です。
尿酸値が高くなりやすいのは、大食漢でお酒をよく飲む人、肥満がある人です。そのため、尿酸値を下げるためには、まず食生活を改善して、肥満を解消する必要があります。そこで今回オススメしたいのが、食物繊維が豊富な『ごぼう』です。
ごぼうには水に溶けにくい不溶性食物繊維が多く含まれています。不溶性食物繊維が多いと、食べるときによくかまなくてはなりません。そのため、満腹中枢が刺激され、過食を抑えることができます。さらに、胃の中の滞留時間も長いので、満腹感が持続するのです。
また、ごぼうに含まれる炭水化物の一種のイヌリンは、腎機能を高め、利尿作用を促します。イヌリンは、血糖値の上昇を抑える効果もあるので、血糖値の高い人でも安心して食べられますよ。
ごぼうの香りは皮にあるので、むかずに包丁の背でそぎ落として食べるのがオススメです。アクが強いので、切ったらすぐに酢水にさらすようにしましょう。
今回、ごぼうとともにオススメしたいのが『わかめ』です。
わかめには、水溶性食物繊維が豊富に含まれています。水溶性の食物繊維は、食事に含まれる水分を抱き込んで粘度の高いゼリー状になり、胃から小腸へ緩やかに移動します。そのため腸内でのブドウ糖の吸収速度も緩やかになり、血糖値の急上昇を防いで肥満を防止します。また、低カロリーなので、ほかの海藻や野菜と合わせてサラダにすればダイエットメニューに最適ですよ。
尿酸値を下げるには、プリン体が多い肉や魚の内臓や、魚の干物、小魚などを摂りすぎないことも大切です。その代わりに、根菜や海藻を摂るようにしたいですね。また、水分は尿酸の排出を促すので、1日2.0Lは摂るようにしましょう。
ごぼう根菜の中でも特に食物繊維が豊富で、腸内の有害物質を排出して大腸がんを予防したり、腸の運動を活発にして便の通りを良くしたりする効果があります。また、ごぼうにはアルギニンという成分が含まれており、滋養強壮に効果的です。
わかめカルシウムのほか、血圧降下作用があるカリウムや体内の代謝を活発にするヨウ素が多く含まれています。わかめのぬめりは、食物繊維のアルギン酸で、余分なナトリウムやコレステロールを体の外に排出する効果があります。

![]() (有)ヘルスプランニング・ムナカタ主宰。 女子栄養短期大学専攻科卒・管理栄養士。山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務。 帝国クリニック栄養コンサルタントや三井住友銀行大手町健康開発センター栄養コンサルタントなども務める。正しい食生活のあり方を中心に講演を行い、各方面で活躍中。 |
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