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2006/08/31掲載

今回のアンケート結果は「あなたの家庭の地震対策」

震度6以上の震災経験者はどんな備えをしているのでしょうか?

9月1日は「防災の日」。1923年に発生した関東大震災を忘れることなく災害に備えようと制定されたものです。

日本全国、いつどこで発生しても不思議ではない大地震。平成になってからも、北海道南西沖地震や阪神淡路大震災、新潟県中越地震など、私たちの記憶に残る震災が起こっています。

今回は、実際に大地震を体験された方から、体験に基づく日頃の備えなどの声を多くお寄せいただきました。実体験に基づく心構えなどとても役立つものが多くありましたので、体験談を中心に結果をまとめてみました。また、TEPORE会員が実際にとっている対策など、さらに詳しい情報は、「データ編」と「体験談編」でご紹介します。

「もう備えている」という方はもう一度ご自分の対策チェックを、「備えていない」という方はどの様な対策をとれば良いのか、この機会に是非考えてみてくださいね!

アンケート「あなたの家庭の地震対策」

調査対象者

調査方法 インターネットリサーチ
調査期間 2006年8月10日(木)〜8月13日(日)
対象者 TEPORE会員
有効回答者数 4448人(男性2602人・女性1846人)

今回の「あなたの家庭の地震対策」に関する調査では、2006年8月10日〜8月13日の間に、4448人の方から回答をいただきました。

半数が備えあり!

Q.あなたは地震に対して、普段から何か備えていることがありますか。
あなたは地震に対して、普段から何か備えていることがありますか。

地震に対する備え、「している」が半数以上

地震に対しての備えでは、「備えている」が52.8%、「備えていない」が47.2%となりました。

物が飛ぶ!落ちる!倒れる!動く!

・阪神大震災始め夢を見ていると思っていました。揺り返しで飾り棚の陶器が全部階段に落ち一階に下りれなくて困った。寝室のベッド周りには倒れるような物を置かない。足元にはサンダルを置いてます。(40代・女性)

・パソコンのいすは座っているとフローリング上を豪快に動くことがわかりました。飼っている犬は全く役立たないこともわかりました。このため家庭にいた場合は、非常食などの通常の備えをきちんとしております。(40代・男性)

・阪神大震災の時、レンジの上にトースターを置いていた為、地震で落ちて壊れてしまったので、改めて物を「重ねて載せない事」が教訓になりました。(30代・女性)

・阪神大震災のとき シャンデリアが大揺れして ちぎれて跳んでいきそうだった。 天井に貼り付け方の電気に取り替えた。(50代・女性)

・お気に入りのカフェで一人くつろいでいた時、横揺れの大きな地震があった。どうしようかとオタオタしていた矢先に、頭の上の棚に飾ってあった何かの作品が頭に直撃!痛いのとびっくりしたのと、カフェの中で自分だけが被害にあった恥ずかしさでとてもショックだったので、それから小さな地震があってもすぐに頭を防御する姿勢をとるようになりました。(20代・女性)

救援はすぐに来るものなの?ライフラインの復旧は?

・3日分の食料と水は備えないといけない(30代・男性)

・3日間は救援がない(40代・男性)

・阪神淡路大震災の時、ガスの復旧がいちばん遅かったので、カセットコンロとボンベは切らさないようにしている(30代・女性)

・飲料水は何とかなるが、生活用水は困る。電気はすぐ復旧したがガスはかなり時間がかかる。冬は簡易コンロ・ボンベは必ず必要。どこでも情報がわかるのでTVよりラジオ。阪神淡路大震災時は携帯電話が普及していなかったが、これからは携帯電話が最大の連絡手段になると思うので、個人個人が携帯を持っているので必ずつながるような工夫をしておいてほしい。(50代・男性)

・新潟県中越地震を体験しました。自宅は被害が無かったけれど、地震が発生した丁度その時、風呂に張ってあった水を掃除の為、流していました。その後の断水期間が長かったので、水の重要さを痛感しました。だから、常に水は確保しています。(50代・男性)

Q.非常用飲料水を1人当たり何L(リットル)程用意していますか。
非常用飲料水を1人当たり何リットル程用意していますか。

非常用飲料水の1人当たりの量は、「1〜2L未満」が31.5%、「0.5L未満」が20.8%、で、半数以上の人が2L未満という結果に。人が1日に必要とする水の量は2L〜3Lといわれています。最低3日間分の準備をすることが望ましいということを考えると、1人当たり、6Lの飲料水が非常用として必要だといえます。これだけの量の水を持って避難するのは困難なので、地震の後でも取り出しやすそうな場所に用意しておくなど、日頃から意識しておきましょう!

パニックになったら

・阪神大震災の時は、気が動転して周りが見えなかった。(50代・男性)

・パニックになり普段から用意している防災袋の存在を忘れてしまった。普段から頭に叩き込まなければいけないなと思いました。(20代・女性)

・映画館で地震にあったことがあるのですが、結構簡単にパニックになります。みんなが一斉に立ち上がって出口に殺到したので、足を踏まれました。こういうときは落ちついて行動するのが肝心なのですが、いざその場に臨むと難しいことを実感しました。(30代・女性)

・大きな地震(震度5)があった時、普段、冷静な人が大声あげて外へ飛びだして行ってしまった。(40代・女性)

・新潟中越地震の時に、新潟にいました。怖いけど動けなくなるのがふつうだと思いました。必要な非常持ち出し袋などを用意して、枕元や、常に、自分のいる場所の近くに置いておかないとダメだと感じました。(30代・女性)

Q.非常持ち出し用震災対策グッズの置き場所はどこですか。
1位 玄関 496人 31.4%
2位 押入れ 493人 31.2%
3位 枕元 248人 15.7%
4位 枕元、押入れ以外の自分の部屋 229人 14.5%
5位 戸外(物置など) 211人 13.4%
6位 自分以外の家族の部屋 157人 9.9%
7位 置いている場所は分からない 1人 0.1%

非常持ち出し用震災対策グッズの置き場所は、全体では「玄関」が最も多く、僅差で「押入れ」が続きます。
それぞれのお宅によって場所には相異が出ますが、非常用グッズはとにかく持ち出しやすい場所へ。寝ている間に地震が発生した場合、少しでも落ち着いて行動ができるよう、特に靴や眼鏡などは枕元に用意することがポイントです。

こんな備えもしています

・瓦礫の下敷きになった時用に「ホイッスル」を携帯につけている。(50代・女性)

・転勤で宮崎県にいた時に、日向沖地震があり、お風呂場ですごい音がしたので見に行ったら、壁のタイルが一部はがれ、反対側まで飛んでいた。自宅もタイル貼りなので、お風呂に入っているときに地震が起きたら、潜るか、蓋で身を守ろうと思っている。(50代・女性)

・地震センターで体験した。それ以来、マスク・頭にかぶる物など一式を外出時に携帯。(50代・女性)

・福岡西方沖地震。福岡は地震がないことが自慢で安心しきっていたので、ものすごい衝撃を受けました。幸い震度5弱で、開いていた食器棚からワイングラスとコーヒーカップが落ちて割れたぐらいですみました。が、すぐに地震保険に入りました。(50代・女性)

・阪神大震災が起きた当時、神戸の三宮で働いていました。(姫路から神戸まで、電車で通勤していました。地震の時間が昼間だったら、私は死んでいたかもしれません。)11才の娘がお腹にいました。働いていたときは、震災が、起こることなど考えもしていませんでした。それからは、枕元に明日着る服を用意しています。いつでも、逃げられるように。(40代・女性)

・阪神の震災には脅えました。その経験でその後引越しし地盤の強い場所かつ補強して家を建て、家具は最小限で低い目。ガスを使わない安心な備えを心がけました。そしてペットがいますので避難場所に行くにしても車の中や大勢の中には入れないと思い、近くにプレハブ程度ですが、予備の家も確保して万一の場合にそこにも生活の一部を備えています。(50代・女性)

・震災後、入れ歯がなくて困った人の話を聞き、寝る時は身近に置くようにしている。(70代以上・男性)

・阪神淡路の震災経験者から、震災後は街はホコリまみれ、水道も出ないのでコンタクトが使えず困ったという話を聞いたので、メガネを必ず持ち歩いている。(寝るときは枕の下。)ちなみに、枕の下には厚手のトレッキング用靴下も入れている。(30代・女性)

Q.地震保険に加入していますか。
地震保険に加入していますか。

地震保険には、「加入している」が34.2%、「加入していない」が57.3%、「わからない」が8.5%となりました。

最近の大きな地震の際に、火災保険に加入していても、地震を原因とする火災による損害や、地震により延焼・ 拡大した損害は補償されないということが問題になり、地震保険に興味を持ち始めた方も増えているようです。

揺れているときは動けない

・1952年(S27年)北海道十勝沖地震の時、私は小学校の教室におりました。学校から教室外へ避難の指示がでましたが、私だけ教室に残っていたそうです(どうしてなのか覚えていない)。きっと、どうすべきか自身の判断ができなかったのだと思いました。最近、家では家の中での避難場所を決めています。(60代・男性)

・1993年の釧路沖地震当時5階建ての公営住宅最上階に住んでいたが、震度6を超えると人間は身動きすら取れない状態になり、どんな対策を持ってしても無意味である事を痛感した。但し、水や火器(コンロや暖房器具)の備えは絶対必要であると思う。(30代・男性)

・阪神大震災・・・逃げるとか、何かを持ち出すとか不可能。すべて事後対処です。でも家具の配置には気を遣っています。 (30代・女性)

・独身寮生活の時に大きな地震を経験したが、廊下に出たものの立っていられず、非常口まで辿りつかなかった。皆んな部屋から出たがその場でうずくまっていた。大地震では外に出るのは大変な事だと思う。(60代・男性)

Q.実際に、地震対策として何をしていますか。
1位 非常持ち出し用グッズを用意している 1580人 67.3%
2位 常備灯を置く 1323人 56.3%
3位 窓のカーテンを閉めて寝る 1170人 49.8%
4位 消火器を用意している 1132人 48.2%
5位 小さな地震でもすぐにテレビやラジオで情報収集する 1091人 46.5%
6位 タンスや棚に支え棒や転倒防止シートなどをつけている 1076人 45.8%
7位 テレビを固定している、もしくはテレビを低いところに置いている 920人 39.2%
8位 常にお風呂に水をはっている 811人 34.5%
※複数回答

実際にしている地震対策は、「非常持ち出し用グッズを用意している」が1位、以下、「常備灯を置く」が2位、「窓のカーテンを閉めて寝る」が3位と続きました。

でも、実際に地震が起こった瞬間は動けないのが現実のようです。その時大きな家具などが転倒しないような対策をすることも、まず助かるための対策として必要なのかもしれません。

大地震を経験したけれど

・阪神淡路地震、ほとんど被害がなかったので、つい甘く考えている。「のどもと過ぎれば、〜」になっている。このアンケートで反省しています。(60代・男性)

・実家のベランダと家のつなぎ目が緩んでぶら下がった。コンクリートを敷き詰めたベランダだったのに、手抜き工事が発覚。テレビや家具、食器が飛ぶ。でも、金銭的な面や家族の理解もなかなか得られず中途半端な対策になっている。(20代・女性)

・とにかく「どうしよう」と思うことしかできなかった。なのに、水を用意している位しかしていない。(30代・女性)

・阪神の震災(当時は両親が神戸に、私は京都に住んでいたのでかなり恐ろしい思いをしました。)の後の数年間は、かなり色々地震対策をしていましたが、段々いい加減になってきています。今は無頓着と言ってもよいくらいかもしれません。これではいけませんね。(40代・女性)

・阪神淡路大震災に遭遇しました。家や家具はなんともなかったのですが、全く立つことが出来ません。地震が治まってからしか行動に移せなかったです。直後は 防災グッズを枕元に置いていたけど、邪魔なのでしまってしまいました。いけないと思いつつ・・・・(50代・女性)

<<大地震経験有無別備えの比較>>
<<大地震経験有無別備えの比較>>

『大地震経験あり』の方と『大地震経験なし』の方で比較したところ、大きな変化はなく、どちらも「備えている」が約半数となりました。

今日から出来る地震対策とは?

「ご家庭の地震対策」についてのアンケート結果、いかがでしたか?

実際に大地震に遭遇すると、「冷静さを失ってしまう」「何もできなかった」「立てない」ということが分かりました。同時に、「その時になにもできないからこそ、日頃の備えが必要である」といった声も。

「防災グッズを買いに行かなければ」「地震に備えて家具の固定をしなければ」など思っていながら実際は何からすればいいのか分からない、という方も多いかもしれません。でも、身近なことからできる震災対策はたくさんあります。まずは、使っていないリュックサックなどに、普段着ない服や靴下、履きつぶしてしまった靴、その他ご自分の生活に必要そうなものを詰めてみる、メガネなどの必需品は持ち歩く習慣をつけるなど、すぐにでも始められそうなことがありますね。

さらに、「他の人はどんな食料を備えているの?」「一番しっかり備えている人は、具体的にどんなことをやっているの?」など、より詳しい内容を「データ編」でご覧いただくことができます。また、紹介しきれない貴重なご意見をさらに集めた「体験談編」も掲載しています。是非、ご家族や親しい仲間、職場の方などとも目を通してみて、皆さんの地震対策にお役立てくださいね!


次回は、「睡眠」についてのアンケート結果を発表します。体調を崩しやすい季節の変わり目は十分な睡眠が必要です。心地よく眠るためのポイントをお届けしますので、どうぞお楽しみに!

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