RSS2.0
2007/4/19掲載
 
TEPOREウィークリー・アンケート「空き巣対策」

  空き巣対策


ピッキング・カム送り・サムターン回し等、あの手この手で留守宅を狙ってくる「空き巣」。理不尽な被害に遭う前に、空き巣の侵入をシャットアウトする決定打はあるのでしょうか?ゴールデンウィークなど外出の機会が増えるシーズンも、安心して過ごせるように、今回はTEPORE会員の皆さまが、どのような「空き巣対策」をしているかを調査しました。

空き巣対策イメージ
調査概要
調査方法 インターネットリサーチ
調査期間 2007年3月29日(木)〜4月1日(日)
対象者 TEPORE会員
有効回答者数 18,275人(男性10,355人・女性7,920人)
今回の「空き巣対策」に関する調査では、
2007年3月29日(木)〜4月1日(日)の間に、
18,275人の方から回答をいただきました。
Q1.あなた(あなたのご家庭)は、これまでに留守中に空き巣に侵入されたことがありますか?
1位 被害に遭ったことはない 85.0%
2位 窓を破られて、空き巣に入られた 6.0%
3位 侵入はされなかったが、ドアや窓を傷つけられた 2.4%
4位 玄関ドアをこじ開けられて、空き巣に入られた 2.1%
5位 ベランダから、空き巣に入られた 1.7%
(回答数=18,275人)※複数回答
空き巣対策イメージアンケートにお答えいただいたTEPORE会員の方のうち、「その他」でのご回答を含めると約15%が、何らかの形で空き巣被害を経験されているという結果が出ました。この数字、決して小さいとは言えないのではないでしょうか。わが家は大丈夫と思っている皆さまも、これを機会に、改めてご自宅の「空き巣対策」を見直してみてはいかがでしょうか?
また、分譲マンションおよび賃貸マンション・アパートで、3階以上に住む方では、「玄関ドアをこじ開けられて、空き巣に入られた」が3位にランクインしました(一戸建てでは「侵入はされなかったが、ドアや窓を傷つけられた」が3位)。マンションなどの高層階では、空き巣は館内に侵入することさえできれば、かえって人目につかずに盗みを働けることになってしまいます。用心が必要ですね。

■他にもこんなご意見がありました

  • セールスが来たと思って居留守を使ったら、空き巣で、玄関をこじ開けようとしていたのが、すりガラス越しに見えた。大声を出したら逃げて行った (29歳以下・女性)
  • 隠してあった鍵を見つけられて玄関から入られた (40代・男性)
  • 鍵を掛け忘れた窓から空き巣に入られた (60代・男性)
  • 裏口のドアごと外され、空き巣に入られた (50代・女性)
  • 玄関の合鍵をつくられて中に入られた (30代・女性)

この他にも、ほんのちょっとした不注意で空き巣被害に遭ってしまったという回答がたくさん寄せられました。やはり「油断は禁物」。常に防犯意識を持つことを心がけたいですね。
空き巣対策イメージ
Q2.そのときの犯人は捕まりましたか?また、盗まれたものは返ってきましたか?
1位 犯人は捕まっていないし、盗まれたものも返ってきていない 51.8%
2位 警察には被害届を出さなかった 15.0%
3位 犯人は捕まったが、盗まれたものは返ってきていない 14.9%
4位 犯人が捕まり、盗まれたものが返ってきた 4.1%
5位 犯人は捕まっていないが、盗まれたものは返ってきた 1.6%
(回答数=2,733人)
空き巣に侵入された方の51.8%が「犯人は捕まっていないし、盗まれたものも返ってきていない」という回答でした。「警察に被害届けを出さなかった」「犯人は捕まったが、盗まれたものは返ってきていない」も合わせると、盗まれたものが返ってきていないという回答は8割にも及びました。空き巣に侵入された場合、残念ながら盗まれたものは、ほとんど返ってこないという現状がある以上、侵入を未然に防ぐことが最善策と言えるでしょう。

■他にもこんなご意見がありました

  • 何も盗られていないが、犯人は捕まった (40代・男性)
  • 形跡があっただけで本当に入られたかわからなかったし、何が盗まれたのかもわからなかった (29歳以下・女性)
  • 窓の防犯アラームが鳴ったおかげで、何も盗まれなかった。犯人は捕まっていない (50代・女性)
  • 「部屋、片付けろよ」と言って去って行った (30代・男性)
Q3.ご自宅の「防犯」のために、どんなことをしていますか?
1位 鍵のかけ忘れに注意している 71.3%
2位 ポストに郵便物や新聞を溜めないようにしている 52.7%
3位 玄関ドアに補助錠をつけている 30.0%
4位 センサーライトをつけている 18.9%
5位 なるべく留守をしないようにしている 15.7%
6位 カメラつきドアホンを使用している 15.6%
7位 特に何もしていない 12.2%
8位 窓やテラスにシャッターをつけている 11.3%
9位 番犬を飼っている 9.7%
10位 窓に防犯合わせガラスを使用している 6.0%
(回答数=18,275人)※複数回答
空き巣対策イメージ「防犯」のためにしていることは、「鍵のかけ忘れに注意している」(71.3%)が1位、「ポストに郵便物や新聞を溜めないようにしている」(52.7%)が2位、「玄関ドアに補助錠をつけている」(30.0%)が3位でした。住居形態別でみても、いずれも上位3位は同じでした。
空き巣被害でもっとも多かったのは「窓からの侵入」でしたが、窓の防犯対策を挙げた方は意外に少なく、対策が手薄なのが気がかりです。

■他にもこんなご意見がありました

  • ご近所と仲良くお付き合いして、お互い目を配るようにしている (30代・女性)
  • 家に現金や貴重品は置かないようにしている (50代・女性)
  • 家のまわりに玉砂利を敷いている (40代・女性)
  • セキュリティー性が高い鍵を使用 (30代・男性)
  • 垣根や庭木の手入れをこまめにして、外からの見通しをよくするように気をつけている (60代・男性)
Q4.Q3でお答えいただいた防犯対策だけで、安心だと思いますか?
円グラフ
1位 かなり不安がある 41.4%
2位 まあ安心だと思う 34.2%
3位 安心だとはまったく思えない 22.7%
4位 十分に安心だと思う 0.7%
(回答数=16,054人)
空き巣対策イメージ1位は「かなり不安がある」(41.4%)、2位は「まあ安心だと思う」(34.2%)、3位は「安心だとはまったく思えない」(22.7%)でした。
アンケートにお答えいただいたTEPORE会員の6割以上の方が、現在のご自宅の防犯対策だけでは不安を感じているという結果でした。

■他にもこんなご意見がありました

  • どうでしょう…。「このくらいの対策で安心であってほしい」と思います (40代・女性)
  • これをやれば絶対に大丈夫ということはないと思う (40代・男性)
Q5.ご自宅の「防犯」のために、今後できれば実行したいことは何ですか?現在実行していないものでお選びください。
1位 玄関に補助錠をつける 22.6%
2位 窓に防犯アラームをつける 20.5%
3位 防犯カメラを設置する 19.3%
4位 窓を防犯合わせガラスにする 19.1%
5位 警備会社等とセキュリティー契約する 17.7%
6位 センサーライトをつける 17.6%
7位 玄関に防犯アラームをつける 16.8%
8位 カメラつきドアホンをつける 15.8%
9位 特にない 11.1%
10位 セキュリティー設備の充実した物件に転居する 10.0%
(回答数=18,275人)※複数回答
「防犯」のために今後、実行したいことの1位は「玄関に補助錠をつける」(22.6%)、2位は「窓に防犯アラームをつける」(20.5%)、3位は「防犯カメラを設置する」(19.3%)でした。
とくに人気が集中しているというものはなく、まんべんなく票が入ったという結果には、「これさえやっておけば安心」という決定的なものがないという「空き巣対策」の難しさが表れているようですね。

■他にもこんなご意見がありました

  • たえず意識して生活する (40代・女性)
  • 入られたときを想定して、室内に何か所か警報機を設置 (60代・男性)
  • 生体認証鍵の使用 (30代・男性)
  • 窓にも補助錠をつけたい (50代・女性)
  • インターネットカメラの設置 (40代・男性)
  • 家の周囲を片付け、しっかりした家だと感じさせる (50代・男性)
  • 見かけない人には声をかける (60代・男性)
豆知識 CPマークとは?

CPマーク侵入犯罪の防止を図るために、警察庁、国土交通省、経済産業省と(建物部品の民間)業界団体が共同で「防犯性の高い建物部品」の開発や普及に取り組み、厳正な試験に合格した製品だけに、このCPマークをつけています。CPマーク製品には現在、ドアやサッシ、シャッター、面格子、ガラス、鍵など17種類の建物部品があります。
新築や改築リフォームをお考えの方は、このCP製品(防犯性能の高い建物部品)を取り入れてみてはいかがでしょうか?

警視庁生活安全部からの「空き巣対策」アドバイス

警視庁生活安全総務課管理官 諏訪彰弘さんと、警視庁生活安全対策第二係長 濱口彰宏さんのお二人にお話を伺いました。

「空き巣対策」には、4つの原則があります。

1.領域性の強化
家のまわりを塀で囲ったり、門扉を設けたりするなど、「ここは私の敷地です」という区画をはっきりさせて、不審者が入ったときに気付きやすくすること。

2.自然監視性の確保
周囲からの見通しが良くなるように、塀の高さや形状(柵など見通しのきく形)を工夫したり、植え込みの手入れをマメに行ったりするなど、死角をなくすこと。

3.接近の制御
車や自転車、大きな荷物の放置など、侵入の足場となるものをなくして、敷地内に不審者を入れさせないこと。

4.対象物の強化
最終的に空き巣が侵入しようとしたときのために、鍵やガラス、ドアなど建物の開口部のすべてを強化しておくこと。
この4つの原則はハード面の対策です。これらがきちんと確保されているかということを、ご自身で点検してみてください。また、警察による防犯診断(管轄警察署生活安全課防犯係)などもありますから、ぜひ相談してみてください。


諏訪彰弘さん
警視庁生活安全総務課管理官
諏訪彰弘さん
濱口彰宏さん
警視庁生活安全対策第二係長
濱口彰宏さん
ワンポイントアドバイス 補助錠の取り付け位置
アンケート結果にも表れていますが、空き巣被害は窓からの侵入が多くなっています。補助錠は、主錠(もともと付いている鍵)からなるべく離れた位置に付けてください。主錠の近くに補助錠をつけると、空き巣がガラスを割って主錠をこじ開けようとしたときに、補助錠にも簡単に手が届いてしまうからです。できれば窓の上下に補助錠を付けることをおすすめします。
「何だか面倒だな」と感じる方もいらっしゃると思うのですが、ご自身が面倒だと感じることは、空き巣にとっても面倒です。空き巣が侵入に手間取れば、それだけ発見できる可能性が高まるということです。
また、ハード面の対策に加えてソフト面での対策としては、

1.留守であることを悟られない工夫
アンケートにもあったように、郵便物や新聞を郵便受けに溜めておかない、留守でも電灯をつけておくなどに加えて、帰宅が遅くなるときは外に洗濯物を干したままにしない、などの工夫が必要です。

2.地域での交流を深める
空き巣が犯行を諦めた理由でもっとも多いのは、「近所の人に声をかけられた」「ジロジロ見られた」など、地域の人に自分が関心を持たれたり、顔を覚えられたりすることです。ドロボウは、不審者として警察に通報されることをもっとも恐れます。近所の人へのあいさつを心がけるなど、ふだんから地域の交流があれば、不審者をすぐに見つけることができるはずです。
現在、東京都内だけで3,000以上のボランティアのパトロール団体があり、自主的に地域の見回りなどを行って、防犯効果を上げています。マンション等の集合住宅では、住人同士の交流があまりないようですが、自主防犯組織をつくって交代で見回りをしたり、地元の町会に積極的に参加したりするなど、地域との交流を深めることの大切さは再認識してほしいものですね。

空き巣は次々と新しい手口を考えて来ますから、ハード面だけで100%空き巣を防ぐことはできません。ハード面とソフト面を両立させることが大切です。

警視庁の空き巣の防犯対策はこちらへ
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/ppiking/akisu.htm
今回の「空き巣対策」についてのアンケートはいかがでしたか?

防犯グッズひとつ見ても、さまざまな種類がある「空き巣対策」。何から手をつければ良いのだろうと感じていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?また、防犯設備を整えたからといって、安心してしまわないこと。防犯設備を整えた上で、さらに油断をしないということが重要です。改めて防犯意識を高め、抑えるべきポイントを参考に、ご自宅の「空き巣対策」をもう一度見直してみてはいかがでしょうか?

次回は、「社会人1年生だったころ」についてのアンケート結果を発表します。お楽しみに!

ご意見・ご感想

あなたの声を聞かせてください


※リサーチ結果の転載、引用、お問合せにつきましては、こちらよりご連絡ください。
アンケートに答える→