2007/6/21掲載
 
TEPOREウィークリー・アンケート「親友」

  親友


友だちはたくさんいるけれど、親友と言い切れる人は何人いるでしょうか?そもそも親友とはどんな存在なのでしょうか?今回はそんな「親友」についてのアンケート結果を発表します。

親友イメージ
調査概要
調査方法 インターネットリサーチ
調査期間 2007年5月31日(木)〜6月3日(日)
対象者 TEPORE会員
有効回答者数 26,136人(男性人13,940人・女性12,196人)
今回の「親友」に関する調査では、
2007年5月31日(木)〜6月3日(日)の間に、
26,136人の方から回答をいただきました。
Q1.あなたには、親友と思える人が何人いますか?
1位 2人 24.1%
2位 0人 21.6%
3位 1人 18.8%
4位 3人 18.6%
5位 5人 6.3%
6位 4人 4.8%
7位 6〜9人 3.6%
8位 10人以上 1.8%
(回答数=26,136人)
1位は「2人」(24.1%)、2位は「0人」(21.6%)、3位は「1人」(18.8%)と、いずれも2人以下という回答が上位を占めました。やはり、「親友」と思えるほどの間柄には、そう簡単になれるものではないようですね。
年代別では、30代〜50代は他の年代に比べて、親友と思える人の人数が少ない傾向がありました。この年代の方は仕事や子育てなどの忙しさから、家族や職場でのお付き合い以上に人間関係を深めるゆとりに恵まれないのかもしれません。一方で、70歳以上の方は、親友と思える人の人数がもっとも多い結果となっています。年を重ねて人生経験を積み、時間的にも余裕を持てるようになったとき、かつての親友との親交が再び深まったり、新しい親友が出現したり、といったことがあるのでしょう。

■他にもこんなご意見がありました

  • 人と接する仕事をしているので、私の心は開けっ放し。私を信頼してもらえなければこの仕事はできないので、
    皆さん親友だと思っています (60代・女性)
  • 親友というにはちょっと違うような気がするが、25年以上続く腐れ縁の間柄の友がいる (40代・男性)
  • 他界してしまいました (70歳以上・女性)
  • どこまでが親友と呼べるか自信がない (50代・女性)
Q2.あなたの親友の中に、異性はいますか?
グラフ
(回答数=20,502人)
親友の中に異性がいるかお聞きしたところ、「いない」という回答が81.4%と圧倒的に多い結果となりました。性別を超えての友情は難しいと感じている方が多いようです。
また未既婚別でみると、「いる」という回答は、未婚では22.6%なのに対して、既婚では16.6%でした。結婚すると配偶者に気兼ねして、何となく付き合いにくいというのが現状なのでしょうか?

■他にもこんなご意見がありました

  • 妻が親友なので、異性です (30代・男性)
  • 1番の親友は異性だったが、亡くなってしまった (50代・女性)
  • 過去にはいたが、彼女が結婚したので付き合いを止めました (40代・男性)
  • 親友ではないが、仲間といえる長年の友人の中には異性がいる (30代・女性)
Q3.中でも特に親しい親友とは、どこで出会いましたか?
1位 高校 24.0%
2位 会社・職場 18.2%
3位 大学・短大 14.0%
4位 中学校 12.8%
5位 小学校 9.8%
6位 家の近所(学校とは関係のない幼なじみ) 3.4%
7位 部活・クラブ・サークル 2.9%
8位 幼稚園・保育園 2.6%
9位 その他学生時代 2.2%
10位 習い事の教室 1.4%
(回答数=20,502人)
中でも親しい親友との出会いの上位5位までが、2位の「会社・職場」を除いてすべて「学校」という結果となりました。損得抜きで語り合えるのは学生時代の仲間、とはよく言ったものです。とかく厳しい批判にさらされている現在の学校制度ですが、友情をはぐくむ役割は、立派に果たしているようです。

■他にもこんなご意見がありました

  • 入院中に同室で (50代・女性)
  • 所属している老人会 (70歳以上・男性)
  • 子どもの友だちのお母さん (30代・女性)
  • 喫茶店のマスターと客 (50代・男性)
  • 雑誌のペンフレンド募集 (29歳以下・女性)
Q4.その特に親しい親友との付き合いは何年くらいになりますか?
全体
1位 20年〜24年 16.7%
2位 10年〜14年 14.2%
3位 15年〜19年 13.7%
4位 30年〜34年 12.2%
5位 25年〜29年 11.2%
6位 40年〜49年 8.7%
7位 35年〜39年 7.5%
8位 6年〜9年 6.4%
9位 3年〜5年 4.1%
10位 50年〜59年 2.8%
(回答数=20,502人)
Q3でお答えいただいた親友との付き合いの期間は、「20年〜24年」が1位(16.7%)、「10年〜14年」が2位(14.2%)、「15年〜19年」が3位(13.7%)でした。年代にもよりますが、親友との交際期間は10年以上という方がほとんど。どうやら、そのぐらい続く友情でなければ親友とは呼べない、と皆さまお考えのようです。

親友イメージ
男女別
[男性]   [女性]
1 位 20年〜24年 15.8%   1 位 10年〜14年 17.8%
2 位 30年〜34年 14.4%   2 位 20年〜24年 17.7%
3 位 40年〜49年 12.1%   3 位 15年〜19年 16.4%
(回答数=10,588人)
 
(回答数=9,914人)
親友イメージ男女別では、男性のほうが親友との付き合いが長いという結果になりました。男性はじっくりと友情を深めていくのに対して、女性は環境などの変化に合わせて、新しく友人をつくるのが得意なのかもしれませんね。
年代別でみると、どの年代も10代〜20代前半に親友との付き合いが始まったという方が多くなっています。やはりエネルギッシュで多感な若さが、親友と呼べる関係を築きやすくさせるようです。

■他にもこんなご意見がありました

  • 小学校のクラスメイトで卒業後は音信不通状態だったけど、10年くらい前に電車でばったり会い、
    それ以降続いています (30代・女性)
  • 30年ぶりに会い、また10年くらい会ってない (50代・女性)
  • 中学の3年間と、大人になってから再会して2年 (30代・女性)
Q5.その人のことを特に親友と思えるようになったきっかけがあれば、教えてください
  • もともと仲が良かったが、学校が変わったり、結婚したりして住所がわからなくなっていて、偶然、子どもと遊びに行った等々力公園で20年ぶりに再会。これにはびっくりした。「縁」のようなものを感じた。すかさず連絡先を交換して定期的に会ったり、連絡したりしている (40代・男性)
  • 1度些細なことで大げんかをして、1日中、口をきかなかったら、とても苦しくなり、次の日、2人同時に謝り合いました。それ以来、無二の友達です (30代・女性)
  • 高校1年の春、掃除当番で一緒になり、どっちがごみを捨てに行くかで、(きっかけは忘れたが)大げんかをしてから  (50代・男性)
  • 失恋したときに朝まで一緒に飲んで、一緒に泣いてくれた。彼女がそばにいてくれて、本当に良かったと思った (29歳以下・女性)
  • 貧しい生活をしていた中学時代に、「麦飯の弁当」を学校に持っていった。次の日、彼が私に合わせて「麦飯の弁当」を持ってきてくれたとき、感動した! (60代・男性)
  • 私がいじめられていたとき、いじめっ子を男子トイレまで追いかけていき、首根っこを捕まえて私の前に連れてきて、「さあ、謝れ!」と言って、二度といじめないことを誓わせてくれたこと (60代・女性)
Q6.あなたにとって親友とはどんな存在ですか?
1位 本音で話せる人 61.1%
2位 久しぶりに会っても時の隔たりを感じさせない人 30.4%
3位 損得ぬきで付き合える人 29.1%
4位 悩み事を打ち明けられる人 28.7%
5位 心から信頼できる人 20.3%
6位 一緒にいてリラックスできる人 19.5%
7位 価値観が同じ人 15.4%
8位 離れていても心が通い合う人 14.8%
9位 本気で意見をぶつけ合える人 12.8%
10位 何かあったら助けてくれる人 6.6%
(回答数=26,136人)※複数回答
1位は「本音で話せる人」(61.1%)、2位は「久しぶりに会っても時の隔たりを感じさせない人」(30.4%)、3位は「損得ぬきで付き合える人」(29.1%)でした。
ついつい気を使って本音が出せない人間関係の多い中で、互いに言いたいことを言い合える親友の存在は貴重ですね。

■他にもこんなご意見がありました

  • 老後は一緒に暮らしたいと思える人 (40代・女性)
  • 当たり前のように、そこにいると思っている人 (30代・男性)
  • 弱音を吐ける人 (30代・女性)
  • 最大のライバル (29歳以下・男性)
  • パワーをもらえる人 (40代・女性)
豆知識-1 友情にまつわることわざ
昔から、友情の尊さ、友の存在の大切さは、さまざまなたとえで表されてきました。そうしたことわざや故事の中から、いくつかご紹介しましょう。
  • 肝胆、相照らす(かんたん、あいてらす)
    「肝胆」とは肝臓と胆のうのことで、どちらも体の奥にある重要な役割を果たす内臓です。そこから転じて、互いに心の奥底まで打ち明けて理解し、親しく交わることを指します。

  • 水魚の交わり(すいぎょのまじわり)
    水がなくては魚が生きていけないように、必要不可欠な友の存在のことから、きわめて親密な交わりという意味です。

  • 親友イメージ善を責むるは朋友の道なり(ぜんをせむるはほうゆうのみちなり)
    これは孟子の言葉で、正しいことをしなさいと勧めるのは友人として当然のことだ、という意味です。

  • 刎頚の交わり(ふんけいのまじわり)
    刎頚とは頸(くび)をはねるということ。相手のために首をはねられても悔いがないほどの交わりという意味から、きわめて親しく堅い友情を指します。
Q7.親友との面白い話や忘れられない思い出、現在の付き合いなど、あなたと親友とのエピソードを教えてください
  • 高校のときは、学校で会っているにもかかわらず、家に帰っても夜中によく電話していました。たまに電話がつながったまま、お互い眠ってしまったこともありました。今思えば、電話代はもったいないし、「眠いから」と切ればいいのに、そこまでしてでも話したかったんだなぁと思います (29歳以下・女性)
  • 数年に1度、「おい、俺だ」と、まるでさっき別れたばかりの相手に話しかけるような口ぶりで電話をよこして来る。そんな付き合いが33年間続いている (50代・男性)
  • あまりに気が合い過ぎて、2人同時に同じことをしゃべり出すことが多く、まわりから「双子」とか「ステレオ」とか言われていた (30代・女性)
  • 親友と2人で1つの土地を購入し、分割して個々の家を新築!性格が正反対なので、家のデザインはそれぞれ全然違うのに、なぜか外壁材や窓などは色違いのおそろいに。全部半分ずつにしたので、かなりお得に大きな買い物をしちゃいました (30代・女性)
  • 母の葬儀の際、切れかけていた私の持病の薬を、わざわざ病院で処方箋をもらってから、買って届けてくれたことがあった。いつも私のことを気にかけてくれて、何気ない言葉で落ち込みかけた気持ちを奮い立たせてくれる (50代・男性)
  • 血液型も一緒で、お互い気が合っていると思っていたが、その友人が出産のときの検査で別の血液型とわかり、複雑な心境になった (40代・女性)
  • お金がないときにご飯を作って食べさせてもらった。失恋したときに、何も聞かずにいろいろと遊んで気を晴らしてくれた (30代・男性)
  • 学生時代のもっとも頼りになる親友は、ある日の深夜、恋人の代わりに私を自宅まで送ってくれたが、父に恋人と間違われて延々と朝まで正座をさせられた (60代・女性)
  • 「相手の悪いところを10言える、それでも大事に思える相手が親友だ」とある人が言っていたので、私も親友たちの悪いところを考えてみたら、10どころかもっと言えた。でも、好きなところもそれ以上に言える。彼女たちも同じだと思う (40代・女性)
豆知識-2 文豪同士の友情
親友イメージ作家の壇一雄の『小説 太宰治』には、親友である太宰治の破天荒な逸話が回想の形でつづられています。その中の1つに、太宰の妻から、「熱海の旅館に逗留したまま、羽目をはずして戻らない夫を連れ戻して欲しい」と頼まれた壇が、旅館の支払いの金を預かって駆けつけると、大喜びした太宰は、届けられた金を壇との豪遊に使い切ってしまい、さらに未払いが募って帰れなくなってしまった、というエピソードがあります。
困った太宰は、壇に人質として旅館にとどまってもらい、文学の師である井伏鱒二に借金するため東京に行きますが、今までさんざん世話になった師に、この上さらに金を貸して欲しいとは切り出せず、人質となった壇をそのままに、何日も東京で過ごしてしまったのだそうです。 実はこのエピソードが、自分の身代わりに人質となった親友を助けるためにひた走る青年の友情を描いた太宰の代表作の1つ、『走れメロス』のもとになっているのではないかと言われています。
今回の「親友」についてのアンケートはいかがでしたか?
親友イメージ今でも頻繁に会っているという人から、数年に1度しか会う機会がないという人まで、親友との付き合い方はさまざまでしたが、皆さまそれぞれ、心のつながりを大切にされているようです。また、「親友がどういう人かわからない」「親しい人はいても親友と呼べるのか疑問」という人も、もしかするとこれから、無二の親友に出会えるかもしれません。大人になると、新しく友人を見つけることが難くなるかもしれませんが、不可能ではないというのが、今回のアンケートから見えてきた姿。ひょんなきっかけで、親友と思えるような人とめぐり会える楽しみは「不滅」です!

次回は、「選挙」についてのアンケート結果を発表します。お楽しみに!

※アンケート結果や解説等は、掲載当時のものです。