RSS2.0
2007/6/28掲載
 
TEPOREウィークリー・アンケート「選挙」

  選挙


いよいよ参議院議員選挙が近づいてきました。選挙は、有権者として政治に参加できる大切な機会ですが、一方で、投票率の低さや1票の重さの違いなどが問題にもなっています。TEPORE会員の皆さまの選挙に対する意識とは、いったいどんなものなのでしょうか?国民が自分たちの代表を選ぶ「選挙」に対して、どんなふうに感じているのかを調査しました。

選挙イメージ
調査概要
調査方法 インターネットリサーチ
調査期間 2007年6月7日(木)〜6月10日(日)
対象者 TEPORE会員
有効回答者数 26,492人(男性14,602人・女性11,890人)
今回の「選挙」に関する調査では、
2007年6月7日(木)〜6月10日(日)の間に、
26,492人の方から回答をいただきました。
Q1.あなたは、次のそれぞれの選挙で投票に行っていますか?
【選挙別「必ず行く」率ランキング】
1位 衆院選 68.1%
2位 参院選 67.0%
3位 知事選 65.3%
4位 市区町村議会選挙 62.9%
5位 都道府県議会選挙 61.9%
(回答数=26,492人)
【選挙別「ほとんど(まったく)行かない」率ランキング】
1位 都道府県議会選挙 11.7%
2位 市区町村議会選挙 11.6%
3位 知事選 10.3%
4位 参院選 10.0%
5位 衆院選 9.8%
(回答数=26,492人)
どの選挙においても、「必ず行く」が60%を超えて1位という結果となりました。ニュースなどではよく投票率の低さが問題視されていますが、TEPORE会員の皆さまは、積極的に投票所に足を運んでいる方が多いようです。
国政選挙と地方選挙を比較してみると、衆院選や参院選などの国政選挙は「必ず行く」という回答が多くなっています。国政選挙はメディアも大きく取り上げるので、それだけ皆さまの関心も高まるのかもしれません。一方、もっとも地域生活に密着しているはずの地方選挙は、「ほとんど行かない」という回答の割合が国政選挙よりも比較的高くなっています。
また、一般的には男女の投票率に差はほとんどないようですが、TEPORE会員の皆さまは、どの選挙においても、男性のほうが「必ず行く」という回答が多い傾向がありました。
年代別で見ると、年代が高いほど「必ず行く」という回答が多く、60歳以上に至っては、すべての選挙で8割以上が「必ず行く」という回答でした。
Q2.選挙当日に投票に行かれないことが事前にわかっている場合は、期日前投票や不在者投票を利用していますか?
1位 必ず利用している(するつもりだ) 35.6%
2位 できるだけ利用している(したいと思う) 30.8%
3位 利用したことはない(するつもりはない) 15.5%
4位 投票には行かない 7.6%
5位 当日必ず投票に行くので利用しない(必要がない) 6.7%
6位 利用方法がわからないので利用しなかった(できない) 2.8%
7位 そうした制度を知らないので利用しなかった(できない) 0.2%
(回答数=26,492人)
1位は「必ず利用している(するつもりだ)」(35.6%)、2位は「できるだけ利用している(したいと思う)」(30.8%)でした。選挙当日に投票に行けなくても、有権者として選挙に参加しようという意思のある方が多いようです。
男女別でのそれぞれの1位は、男性が「必ず利用している(するつもりだ)」(41.5%)に対して、女性が「できるだけ利用している(したいと思う)」(32.6%)と、男性のほうが期日前投票や不在者投票に対して意欲的であることがわかりました。

■他にもこんなご意見がありました

  • どうしても投票したいときは利用する (60代・男性)
  • 不在者投票所がものすごく不便な場所にあるので行けない (70歳以上・男性)
  • 簡単にできれば利用したい (40代・女性)
  • 気が向けば利用する (50代・男性)
  • 1度利用したが、手続きが面倒だったのでもう利用しない (30代・女性)
豆知識-1 期日前投票と不在者投票の利用の仕方
「期日前投票や不在者投票の利用の仕方がよくわからない」という方もいらっしゃいましたので、東京都を例に、ここで簡単に説明しておきましょう。詳しくは、お住まいの地域の選挙管理委員会に確認してください。

投票期間:公示(告示)日の翌日から投票日の前日までの毎日
(※投票期間は、期日前投票、不在者投票ともに共通です)

期日前投票
投票日以前に、自分の手で、投票用紙を投票箱に投函する方法です。
投票時間:午前8時30分〜午後8時まで
投票までの流れ
選挙イラスト

不在者投票
投票日以前に、自分の手で投票用紙には記入しますが、最終的に投票箱に投函するのは、投票日当日、投票管理者に委ねられます。
投票時間:午前8時30分〜午後5時まで
投票までの流れ
選挙イラスト
これらの制度を上手に利用することで、本来の投票日である日曜日の予定を変更することなく、投票の機会も確保することができます。今度の参院選で投票日にすでに予定が入っているという方、期日前投票や不在者投票を利用してみませんか?
Q3.あなたが、ある候補者に投票するときの判断基準は何ですか?
1位 候補者の政策 64.5%
2位 所属政党 46.7%
3位 候補者の人柄 43.6%
4位 知人に頼まれて 9.0%
5位 候補者の経歴(政治経験があること) 7.9%
6位 投票には行かない 6.5%
7位 二世・三世議員でないこと 6.2%
8位 候補者の経歴(官僚出身ではないこと) 6.0%
9位 無党派であること 3.5%
10位 候補者の知名度(有名人・タレント) 3.2%
(回答数=26,492人)※複数回答
投票するときの判断基準の1位は、「候補者の政策」(64.5%)でした。やはり、具体的にどんなことをしてくれるのかということが投票の決め手となるようです。2位は「所属政党」(46.7%)、3位は「候補者の人柄」(43.6%)でした。 年代別でみても、ほとんどの年代で「候補者の政策」が1位を占める中、70歳以上のみ「所属政党」が1位(71.9%)という結果となりました。また、所属政党を判断基準にするという回答は、年代が低いほど少なくなり、29歳以下では33.0%。「候補者の人柄」(38.1%)を下回り3位でした。若い世代は、候補者がどの政党に所属しているかということよりも、候補者個人の魅力を重視する傾向があるようです。

■他にもこんなご意見がありました

  • 65歳以上には投票しない (60代・女性)
  • 与野党の議席バランス (40代・男性)
  • やはり人柄は顔に出る。目つきの悪い人は絶対嫌だ (30代・女性)
  • 他人の批判ばかりしていないこと (29歳以下・女性)
  • 絶対当選させたくない候補者の、対立候補であること (40代・男性)
Q4.候補者の街頭演説は、あなたにとってどのような場ですか?
1位 騒々しくてうっとうしい 26.0%
2位 名前の連呼ばかりで意味がない 20.7%
3位 投票日が近いことがわかる 11.3%
4位 候補者の政策を理解できる 11.0%
5位 忙しいので聞いたことがない 10.2%
6位 候補者を身近に感じられる 6.0%
7位 政治に関心を持つきっかけになる 5.2%
8位 候補者の名前を覚えられる 4.5%
9位 興味がないのでやめてほしい 2.8%
10位 有名人を間近で見られる 0.7%
(回答数=26,492人)
1位は「騒々しくてうっとうしい」(26.0%)、2位は「名前の連呼ばかりで意味がない」(20.7%)と、街頭演説については否定的にとらえている方が多い結果となりました。
年代別でみると、若い年代ほど「騒々しくてうっとうしい」という回答が多いのに対して、60代以上では「候補者の政策を理解できる」や「候補者を身近に感じられる」も上位にランクインしています。興味深いのは、どの年代においても、「名前の連呼ばかりで意味がない」が2位以内にランクインしており、「候補者の名前を覚えられる」を選んだ方は5%以下という低い割合だったことです。名前を覚える機会というより、もう少し具体的な政策がわかる演説をしてほしい、とTEPORE会員の皆さまは感じていらっしゃるようです。

■他にもこんなご意見がありました

  • 話し方や身振り手振り、表情などで、その人が信頼できるかを見ることのできる機会 (30代・男性)
  • 政策を訴えて、説得力のある演説をして欲しい (40代・女性)
  • 具体的な政策や質疑応答があればもっとよい (30代・男性)
  • 声ばかり大きくて、言っている内容がよくわからない (40代・女性)
Q5.選挙で投票に行かない人がいるのはなぜだと思いますか?(あなた自身が投票に行かない場合はその理由をお答えください)
1位 政治に対して関心が低いから 49.4%
2位 政治に期待感が持てないから 47.8%
3位 誰が当選しても日本社会は変わらないから 35.0%
4位 政治家に対する不信感があるから 33.9%
5位 自分が投票しても、しなくても選挙結果に影響がないから 27.3%
6位 魅力を感じる候補者・政党がないから 26.8%
7位 政治を身近に感じられないから 18.9%
8位 政治のことがよくわからないから 13.3%
9位 忙しくて投票に行く時間がないから 6.1%
10位 投票日や投票場所の案内が不十分だから 0.9%
(回答数=26,492人)※複数回答
投票率が低い原因の1位は「政治に対して関心が低いから」(49.4%)、2位は「政治に期待感を持てないから」(47.8%)でした。日本の政治そのものに、国民を惹きつける魅力がないこともさることながら、やはり国民1人1人の政治に対する意識にも問題がありそうです。

■他にもこんなご意見がありました

  • 日本の政治に魅力がないから (50代・男性)
  • 選挙の大切さについて教育されていないから (60代・女性)
  • 日本は平和で安定しているから (40代・男性)
  • 投票所の雰囲気が悪い (29歳以下・男性)
  • マスコミによる偏った政治報道により、無気力感が増しているため (30代・男性)
Q6.投票率を上げるためには、どんなことをすれば良いと思いますか?
1位 インターネットでも投票できるようにする(電子投票の普及) 57.5%
2位 候補者の公約(マニフェスト)をもっと手軽に入手できるようにする 24.4%
3位 教育や研修などによって、選挙や政治についてもっとわかりやすく伝える 21.7%
4位 投票に行くと特典がもらえるようにする 20.1%
5位 投票を義務化し、投票しないと罰せられるようにする 17.3%
6位 郵送や電話でも投票できるようにする 14.4%
7位 何回か投票しないと選挙権を失うようにする 13.9%
8位 投票できる場所を増やす 12.8%
9位 テレビやラジオの政見放送などをもっと充実させる 10.4%
10位 投票日を増やす 9.8%
(回答数=26,492人)※複数回答
投票率を上げるための施策として考えられることの1位は「インターネットでも投票できるようにする(電子投票の普及)」(57.5%)でした。投票所へ足を運んだり、投票用紙に自筆で書き込んだりする手間を減らすことで、誰でも気軽に投票できるようになるのではないかと考えている方が多いようです。しかし、現実的にはセキュリティ面などにまだまだ克服すべき問題が多いといわれています。2位は「候補者の公約(マニフェスト)をもっと手軽に入手できるようにする」(24.4%)、3位は「教育や研修などによって、選挙や政治についてもっとわかりやすく伝える」(21.7%)でした。

■他にもこんなご意見がありました

  • 郵送投票やコンビニでの投票、移動投票箱を設けて、足の不自由な人や病院・介護施設等の入所者も、全国どこからでも投票できるようにする (30代・女性)
  • 平日投票にして、会社等も投票を奨励する (40代・女性)
  • ポイント制にして、貯まったら税金を安くする (60代・男性)
  • 「該当者なし」票をつくる。知事選などでこれが最も高い得票数になった場合、そのときの候補者は立候補不可で再選挙 (30代・男性)
  • 政治が信頼できるようになれば、おのずと投票率も上がると思う (60代・女性)
Q7.現在の日本の選挙制度について、もっとこうだったら良いと思うことがあればお書きください
  • 小選挙区制はやめるべきである。特に比例代表は、民意を反映していない。政党に投票するという形式は納得できない。人物本位で選挙を行うべきである。また、法令違反等の議員を出した政党については、選挙でペナルティーを課すべきである (50代・男性)
  • 日本中の自治体などが市町村合併や財政難を背景に、議員の定数削減や報酬削減をしてきているが、一部の人間の思惑や考えに偏った政策がまかり通り、広く住民の意見を吸い上げることにはなっていないような気がしてならない。諸外国と比べて、日本の議員定数は適正なのか疑問を感じるし、もっと女性やサラリーマンなどが立候補しやすい環境を整える必要があると思う (40代・女性)
  • 制度の改善の前に、まず選挙の重要性を国民が理解することが大切。住みやすい社会にするためには、「いい加減な候補者を当選させるわけにはいかない」と自覚することが先決だと思う (70歳以上・男性)
  • 政治家の政策や見解などを知る機会が少ない。政策も具体的な内容が書かれていない。それではよっぽど政治に関心がない限り選びようがないと思う。もっと自由に意見が言えるような選挙であって欲しい (29歳以下・女性)
  • 地方区と比例の両方へ立候補できる制度は廃止してほしい (60代・男性)
  • 「この人だけは絶対に当選して欲しくない」という人にマイナス票を投じられるようになれば良いと思う (30代・女性)
豆知識-2 世界の有権者の年齢
選挙イメージ現在、日本で選挙権を持てるのは20歳以上となっていますが、海外では、1970年にイギリスで選挙権年齢が18歳からに引き下げられたのを皮切りに、翌1971年にアメリカ、1973年にはフランスや西ドイツ(当時)等でも実施され、現在では多くの国で18歳以上に選挙権が与えられています。また、ブラジルやキューバ、オーストリアなどでは、16歳以上に選挙権が与えられており、日本でも選挙権年齢の引き下げが検討されています。もし実現すれば、日本の若い人にももう少し選挙に関心を持ってもらえるかもしれませんね。
今回の「選挙」についてのアンケートはいかがでしたか?
選挙イメージ今回のアンケートによって、TEPORE会員の皆さまの投票意識はかなり高いということがわかりました。そして、日本の政治に対して、失望や不満を抱いていることがうかがえるご意見もたくさんいただきました。そういった政治への失望・不満を乗り越えて、日本の未来を自分たちの手で創り上げていくためにも、有権者として政治に参加できる「選挙」という機会を大切にしたいものです。「投票にはほとんど行かない」という方も、このアンケートをきっかけに、積極的に投票していただけるようになることを期待しています。

次回は、「海水浴」についてのアンケート結果を発表します。お楽しみに!
ご意見・ご感想

あなたの声を聞かせてください


※リサーチ結果の転載、引用、お問合せにつきましては、こちらよりご連絡ください。
アンケートに答える→