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2007/11/8掲載
 
TEPOREウィークリー・アンケート「美術館・美術展」

  美術館・美術展


「芸術の秋」真っ盛り。海外の有名な作品から、新進気鋭の若手アーティストの作品まで、今年も全国各地でさまざまな美術展が開かれています。TEPORE会員の皆さまが美術館にいらっしゃるのは、どんなときでしょうか?また、美術館・美術展を楽しむために心がけていることなどもお聞きしました。

美術館・美術展イメージ
調査概要
調査方法 インターネットリサーチ
調査期間 2007年10月18日(木)〜10月21日(日)
対象者 TEPORE会員
有効回答者数 42,222人(男性人22,885・女性19,337人)
今回の「美術館・美術展」に関する調査では、
2007年10月18日(木)〜10月21日(日)の間に、
42,222人の方から回答をいただきました。

※今回のアンケートでは、日本国内の美術館や美術展についてお聞きしました。
Q1.あなたは、美術館や美術展にどのくらいの頻度で行きますか?
1位 美術館・美術展にはほとんど行かない 32.0%
2位 2〜3年に1回程度 18.8%
3位 1年に1回程度 18.4%
4位 半年に1回程度 15.4%
5位 2〜3ヶ月に1回程度 9.5%
6位 月に1回程度 3.7%
7位 月に2〜3回程度 1.0%
8位 週に1回程度 0.2%
(回答者数=42,222人)
「美術館・美術展にはほとんど行かない」が1位(32.0%)でしたが、逆の見方をすると、頻度は別としても、全体の6割以上の方が美術館や美術展に足を運んでいらっしゃるということでもあります。
年代別で見ると、60歳以上では「半年に1回程度」が1位でした。その他の年代では、「1年に1回程度」か「2〜3年に1回程度」がもっとも高い割合となっていますので、60歳以上の方のほうが美術館・美術展に触れる機会が多いようです。その背景には、自由に使える時間に余裕ができることや、年齢を重ねて芸術への関心や興味がいっそう高まるといったことがあるのかもしれませんね。

■他にもこんなご意見がありました

  • 独身のころはよく行っていたが、結婚してからはまったくと言っていいほど行かなくなった (50代・男性)
  • 展示内容によって、多いときやまったく行かないときがあります (60代・女性)
  • 関心のある展示会があれば、毎日でも行く (60代・男性)
  • 美術館で働いている (29歳以下・女性)
Q2.あなたは、どんなときに美術館や美術展に行きたくなりますか?
1位 有名な作品が展示されているとき 48.8%
2位 好きなアーティスト・画家の作品が展示されているとき 45.3%
3位 割引券や招待券が手に入ったとき 41.3%
4位 一緒に行こうと人から誘われたとき 23.2%
4位 テレビや雑誌・新聞などで話題になっているとき 23.2%
6位 友人や知り合いの作品が展示されているとき 18.6%
7位 よく知らないアーティスト・画家でも興味がわいたとき 17.6%
8位 たまたま美術館や美術展の前を通りかかって興味を持ったとき 16.1%
9位 人気アーティスト・画家の作品が展示されているとき 13.2%
10位 友人や知人に勧められたとき 10.3%
(回答者数=28,707人)※複数回答
1位は「有名な作品が展示されているとき」(48.8%)でした。歴史的価値のある作品展では、入館するのに何時間も待たなくてはならなかったり、やっとの思いで入館できても、混雑していてじっくり見られなかったりするものです。でも、「実物」の持つ圧倒的な美しさや迫力は格別。それだけ多くの人を魅了するものがあるのですね。
年代別で見ると、若い年代ほど「よく知らないアーティスト・画家でも興味がわいたとき」や「たまたま美術館や美術展の前を通りかかって興味を持ったとき」が多い傾向がありました。若い人は、知名度や人気に関係なく、自分のアンテナを頼りに、ふと興味がわいたときにも美術館や美術展に立ち寄っているようです。

■他にもこんなご意見がありました

  • ゆっくりと落ち着きたいとき (40代・女性)
  • 入館料無料の日 (30代・男性)
  • 気分転換したいときに行く (50代・女性)
  • 子どもに見せたい作品があるとき (30代・男性)
  • 旅先に美術館があったとき (50代・男性)
Q3.あなたは、美術館や美術展に誰と行くことが一番多いですか?
1位 配偶者や恋人と 43.2%
2位 1人で 25.4%
3位 友だちと 14.0%
4位 子どもと 5.9%
5位 特に決まっていない、そのときどきで違う 5.7%
6位 親と 3.6%
7位 会社や仕事関係の人と 0.7%
8位 サークルなどの仲間と 0.5%
9位 近所の人と 0.1%
(回答者数=28,707人)
美術館・美術展イメージ 1位は「配偶者や恋人と」が43.2%と半数近くを占めました。気のおけないパートナーとなら、静かにじっくりと鑑賞できますし、互いに感想や意見を話し合うのも楽しいですね。また、2位には「1人で」(25.4%)がランクインしています。他人と一緒だと気を使って、つい相手のペースにばかり合わせてしまうということもありがちです。その点、1人だと気兼ねなく鑑賞できますから、じっくりと作品世界を堪能できそうです。

■他にもこんなご意見がありました

  • 孫と (70歳以上・男性)
  • 義母と (40代・女性)
  • 姉妹で (30代・女性)
  • 家族全員で (40代・男性)
Q4.あなたは、美術館・美術展の情報をどこでチェックすることが多いですか?
1位 新聞 56.7%
2位 テレビ 37.3%
3位 街中・駅張り・車内づりのポスター 29.4%
4位 ホームページ(Webサイト) 25.6%
5位 地域の情報誌 17.2%
6位 家族や知人から教えてもらう 16.6%
7位 特に決まっていない、チェックはしない 8.2%
8位 電子メール 4.8%
9位 (美術専門誌以外の)雑誌 3.6%
10位 ダイレクトメール 2.7%
(回答者数=28,707人)※複数回答
美術館や美術展の情報は、「新聞」「テレビ」「街中・駅張り・車内づりのポスター」と、日常生活の中で目にするところから得ているという回答が上位を占めました。
年代別でも、全体ランキングと大きな違いはありませんでしたが、唯一、29歳以下だけは「街中・駅張り・車内づりのポスター」が1位でした。

■他にもこんなご意見がありました

  • 本屋さんに置いてある優待券 (29歳以下・女性)
  • 美術館で、他の美術展の案内用パンフレットを見る (30代・女性)
  • 会社に案内が来る (40代・男性)
  • 図書館に置いてあるチラシ (60代・女性)
  • 金券ショップの店頭 (40代・女性)
Q5.美術館や美術展を楽しむために、あなたが心がけていることは何ですか?
1位 なるべく時間に余裕のあるときに行く 47.8%
2位 人があまりいない日や時間帯を狙って行く 37.0%
3位 予備知識を持たずにまっさらな気持ちで行く 24.9%
4位 事前に展示作品やアーティストについて調べてから行く 16.6%
5位 必ずミュージアムショップをチェックする 15.4%
6位 特に心がけていることはない 11.8%
7位 一緒に行った人と作品の感想などを語り合う 11.5%
8位 音声ガイドがあれば利用する 11.3%
9位 事前に前売り券を買っておく 10.8%
10位 ポスターやポストカード、Tシャツなどの記念品を買う 7.5%
(回答者数=28,707人)※複数回答
美術館・美術展イメージ美術館や美術展を楽しむためには、落ち着いてゆっくりと鑑賞できるときに行くという回答が上位を占めました。また、3位は「予備知識を持たずにまっさらな気持ちで行く」、4位は「事前に展示作品やアーティストについて調べてから行く」でした。
前もって展示作品やアーティストについて調べておけば、創作の意図や作品の背景などもわかり、より深く作品やアーティストのことを理解しやすくなります。しかし、TEPORE会員の皆さまの場合は、あえて予備知識を持たずに見ることで、自分の感性で作品をとらえたいとお考えの方のほうが少し多いようです。

■他にもこんなご意見がありました

  • 鑑賞してから、じっくり勉強する (70歳以上・男性)
  • 感想などを自分のブログにアップし、興味のある人に薦める (40代・女性)
  • ざっと全部を見て、ポイントだけを重点的に見直す (60代・男性)
  • 歩き回っても疲れない靴で行く (50代・女性)
豆知識 美術館や美術展でのマナーとは?
美術館や美術展には大きく分けて2つのマナーがあります。それは、「展示品を傷つけないこと」と「まわりの人に迷惑をかけないこと」です。

展示品を傷つけないためには?
【1】展示品に手を触れない
手の油や汚れが作品に付着すると、数年後にはカビや化学変化によって変色してしまう恐れがあります。ガラスケースに入っている場合でも、ガラスケースにベタベタ触れるとケースが傷ついたり、指紋で作品が見えにくくなってしまったりします。

【2】荷物は最小限にする
大きな荷物を持っていると、うっかり展示品にぶつけてしまったりすることも考えられます。また、混雑しているときには、まわりの人の迷惑にもなりますから、ロッカーや手荷物預かりシステムを利用しましょう。

【3】メモは鉛筆で
館内でメモをとったりスケッチをしたりするときは、鉛筆を使いましょう。ボールペン、万年筆などは、インクが飛び散って作品を汚してしまう恐れがありますし、シャープペンシルなどの先の尖ったものは、作品を傷つける場合もあります。また、メモをとるときなどは、係員にひとこと確認してからにしたほうが良いでしょう。

【4】飲食は厳禁
展示品が汚れたり、虫の発生したりするのを防ぐために、原則として展示室内は飲食が禁止されています。うっかりアメやガムを口にいれたままにしないよう、注意しましょう。

【5】写真撮影は原則禁止
撮影が禁止されるのは、フラッシュによって展示品が傷むのを防ぐということもありますが、作品の著作権を保護するためでもあります。ただ、作品によっては、撮影可能である場合や、申請すれば撮影許可が下りることもあります。どうしても撮影したい場合は、係りの人に確認してみましょう。
まわりの人に迷惑をかけないためには?
【1】人の前を横切らない
作品を見ている人の前を横切ると、鑑賞の邪魔になります。人の視線を遮らないように、うしろを通るようにしましょう。

【2】ヒールの靴は避けましょう
静かに鑑賞している人の迷惑にならないように、パンプスやミュール、ゲタなどの靴音が響きそうな靴は、履いて行かないようにしましょう。

【3】大きな声で話さない・笑わない
感想を述べ合いながら鑑賞するのも、美術館や美術展の楽しみのひとつですが、大きな声で話したり、爆笑したりするのはマナー違反です。声のトーンは控えめにしましょう。

【4】携帯電話の電源はオフに
映画館や劇場と同様、美術館・美術展でも携帯電話の電源は切っておきましょう。
Q6.日本の美術館や美術展に対して、「こうだったらもっと良いのに」とあなたが思うことは何ですか?
1位 入館料を安くする 57.0%
2位 休憩スペースなどを設ける 27.4%
3位 誰でも入りやすい雰囲気づくりをする 26.2%
4位 開館時間を長くする 23.6%
5位 特に思うことはない 14.4%
6位 混雑しないように入場制限する 10.2%
7位 子どもたちの芸術的素養の育成に力を注ぐ 9.9%
8位 常設展を充実させる 9.3%
9位 解説のパネルを増やす 6.5%
10位 照明の当て方や色などを工夫する 6.1%
(回答者数=42,222人)※複数回答
1位は「入館料を安くする」(57.0%)でした。海外には、無料で入れる美術館がたくさんあるように、日本の美術館や美術展も気軽に入館できる料金になれば、芸術作品に触れる機会がもっと増えるかもしれませんね。
特に50代以上からの回答が多かったのは、「休憩スペースなどを設ける」でした。規模の大きな美術館や美術展は、一気にすべてを見て回るのはもったいないし、疲れると思うことがよくあります。休憩をはさみながら、じっくり観賞できるような配慮がほしいところです。また、20〜30代から多く寄せられた意見には、「誰でも入りやすい雰囲気づくりをする」がありました。若い世代には、美術館や美術展は少し敷居が高くて入りづらいと感じている方も多いようです。

■他にもこんなご意見がありました

  • 順路等の規制を減らす (50代・男性)
  • 地方でも鑑賞できる場所を増やしてほしい (40代・女性)
  • 静かにできない年齢の子どもを連れて行ける日を、別に設けてほしい (30代・女性)
  • 人気のある絵画は、ゆっくり見ようと思っても「早く進んでください」と係員に言われるので、見た気がしない。リピートして見て良いようにしてほしい (50代・女性)
  • 身障者にも利用しやすいように工夫する (30代・男性)
Q7.あなたが美術館や美術展で見て印象に残った作品や、美術館や美術展での思い出などのエピソードがあればお書きください
◆印象に残った作品
  • 5年前に、どうしようもないくらいに悩みがあったときに、相田みつをの『道』という詩に出会いました。美術館へ行って、相田みつを直筆の『道』を見たときは、感動して思わず泣いてしまいました。今も複写の色紙の『道』を額縁に入れて、ときどき読み返すと心がほっとします (30代・女性)
  • ゴッホが好きで、ゴッホの美術展があるときには行くようにしています。同じ作品でも、そのときの自分の年齢や気分で見え方が違ったりして、それもまた楽しいです (30代・女性)
  • 横山大観の富士山の絵を見に行ったとき、感動のあまり食事も忘れて見続けてしまいました (60代・男性)
  • ジブリ美術館へ行ってきました。美術館というと空気に緊張感があって、あまりなじめないのでは?と思っていましたが、宮崎アニメの美術館なので、子どもたちのほがらかな声がいっぱいでした。「見て、触って、楽しめる」そんな美術館がもっと増えると良いですね (30代・女性)
  • ルノアールの作品は、家のカレンダーなどでよく見ていましたが、柔らかすぎてあまり好きではありませんでした。でも美術館で本物を見ると、あの肌の透明感は、やはり本物だと思わず見入ってしまい、それ以来ファンになりました。やはり本物を見るべきですね (50代・男性)
  • 山下清の美術展はかなり感動しました。『裸の大将放浪記』しか知らなかったので、実際に見て鳥肌が立ちました (40代・男性)
  • 「箱根彫刻の森美術館」にある『ピカソコレクション』にて。ピカソの作品そのものよりも、本人の生い立ちや、時代が進むにつれて変化していく「画家としての感性」を見ることができたのが、非常に興味深かった (29歳以下・女性)
  • 岡本太郎の大作を見たときは、作品の持つ迫力を実感した。やはり図録ではなく、テレビでもなく、実物を自分の目で見ることの大切さを再確認した (40代・男性)
  • 何といっても『モナリザ』です。子どものころで小さかったせいか、人波に押されることなく、一番前でとても長い時間見ることができました。教科書や写真で見るより、ずっと背景の空の青がきれいだったことを、今でもよく覚えています (40代・女性)
◆美術館・美術展の思い出
  • 高校生のときに1人で美術展に行くと、同じく1人で来ていた母親と偶然出会ってしまい、親子だなぁと思ったことがあります。小学生のころ、よく母親に美術館へ連れて行ってもらった記憶がよみがえりました (40代・男性)
  • チケットをもらって行ったときのこと、1枚余ったので、買おうとしている人にチケットをあげたら、後でお礼にポストカードをくれました。もらっても何も言わない人だって多いのに、うれしかったです (29歳以下・女性)
  • 興味はなかったけれど、入館券をもらったので、小さい子どもを連れて美術館に出掛けたら、ニュース用に撮影依頼をされた。テレビ局は子ども連れがイメージだったらしく、それらしい家族がいなくて探していたそうです。展示品にまったく興味がないにもかかわらず、さも興味深そうに作品を見ている私の姿が放映されました (40代・男性)
  • たまたま通りかかった、裏通りの小さな画廊で、個展が行われていたので入ってみると、中学時代の美術の先生の個展でびっくりしたことがある。先生がプライベートで描いている絵を見たのは初めてでした。画廊を出て小路を歩いていると、今度はその先生とばったり!お茶しながら、懐かしい話、絵の話などをして、思いがけず楽しい時間を過ごせました (30代・女性)
  • 思春期のころ、叔父に連れられて行った美術館に、海外の巨匠の作品で、数点の裸体画の展示があった。恥ずかしさで、絵を鑑賞する余裕もなく、興味がないふうを装って、何食わぬ顔をして絵の前を通り過ぎた思い出がある (50代・男性)
  • ある宗教画の作品に描かれていた人物が知人に似ていたので、爆笑してしまいそうになり、静かな雰囲気の中で、一緒に行った友人と困ったことがある (40代・男性)
今回の「美術館・美術展」についてのアンケートはいかがでしたか?
美術館・美術展イメージもしかすると、「堅苦しいイメージがあって入りづらい」という方や、「芸術なんて高尚すぎて自分にはちょっと…」という方もいらっしゃるかもしれませんが、むずかしくお考えになることはありません。たまには美術館や美術展に足を運んでみてはいかがでしょうか?写真や映像で知っているつもりになっていた作品も、実物を目にすると、まったく違った見え方をするものです。未知なる感動に出会えるかもしれませんよ。

次回は、「スケジュール帳」についてのアンケート結果を発表します。お楽しみに!
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