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2008/02/28掲載

TEPORE ウイークリーアンケート

TEPOREウィークリー・アンケート「花粉症」

くしゃみ、鼻水、鼻づまり…花粉症の方にとっては、とてもつらい季節がやって来ました。不快な症状は、少しでも軽く抑えたいとお考えでしょう。そこで、今回のアンケートでは、TEPORE会員の皆さまにオススメの花粉症対策をお聞きしました。また、耳鼻咽喉科の専門医による花粉症治療のお話もご紹介します。
テーマイメージ 調査概要
調査方法 インターネットリサーチ
調査期間 2008年2月7日(木)〜2月11日(月)
対象者 TEPORE会員
有効回答者数 52,844人(男性29,232人・女性23,612人)
今回の「花粉症」に関する調査では、2008年2月7日(木)〜2月11日(月)の間に、52,844人の方から回答をいただきました。
Q1 あなたは花粉症ですか?
1位・花粉症になったことはない(40.7%)、2位・花粉症である(35.2%)、3位・花粉症かどうかわからない(17.9%)、4位・以前は花粉症だったが、現在は治った(5.4%)、5位・その他(0.7%)(回答数=52,844人)
解説
1位は「花粉症になったことはない」(40.7%)だったものの、「花粉症である」(35.2%)、「以前は花粉症だった」(5.4%)という方を合わせると、その数は約4割。5人に2人が花粉症経験者、という結果でした。花粉症は、いまや国民病とも言えそうです。
年代別で見ると、特に30代〜50代の方に花粉症の方が多くなっていました。

「花粉症である」という方の年代別ランキング
1位
40〜49歳 38.1%
2位
30〜39歳 36.5%
3位
50〜59歳 34.8%
4位
29歳以下 34.1%
5位
60〜69歳 28.5%
6位
70歳以上 22.2%
(回答数=52,844人)

他にもこんなご意見がありました
  • 一度花粉症と診断されたが、再発なし (30代・女性)
  • その年によって、なったりならなかったり (40代・男性)
  • アレルギー性鼻炎なので、花粉症と同じような症状がある (30代・女性)
  • アレルゲンは持っているが、発症していない (40代・女性)
  • 花粉飛散当初に目のかゆみなど軽い症状が現れるが、日がたつにつれて症状がなくなってくる (40代・女性)
Q2 あなたは、病院などの医療機関で花粉症の治療を受けたり、花粉症の症状を抑える薬を処方してもらったりしたことがありますか?
1位・ある(61.3%)、2位・ない(37.7%)、3位・よくわからない(0.7%)、4位・その他(0.3%)(回答数=21,491人)
解説
花粉症と答えられた方の中で、病院などの医療機関で花粉症の治療を受けたり、症状を抑える薬を処方してもらったりしたことがあるという方は、61.3%と半数以上を占めました。花粉症の治療は医療機関にかかったほうが良い、とお考えの方が多いようです。
年代別では、年代が高い方のほうが「医療機関を利用したことがある」という回答が多い傾向が見られました。一方、Q1で「花粉症である」とお答えいただいた方が多かった30代〜40代では、医療機関の利用度はそれほど高くないようです。この年代は仕事や育児などが忙しく、医療機関にかかる時間をなかなか取れないという方も少なくないのかもしれませんね。

「ある」という方の年代別ランキング
1位
70歳以上 72.6%
2位
50〜59歳 65.4%
3位
60〜69歳 64.5%
4位
40〜49歳 63.4%
5位
30〜39歳 57.0%
6位
29歳以下 52.2%
(回答数=21,491人)

他にもこんなご意見がありました
  • 診断のみで治療は受けていない (40代・女性)
  • 夫が処方された薬を少し分けてもらう (60代・女性)
  • 以前は通院していたが治らないので、今は通院していない (50代・女性)
  • アレルギー検査は受けたことがある (40代・男性)
  • 子どものころに一度だけ (30代・女性)
Q3 あなたが医療機関で受けた花粉症の治療や処方してもらった薬は、どのようなものですか?
1位
抗アレルギー薬の内服薬を処方してもらった 57.2%
2位
抗アレルギー薬の点鼻薬を処方してもらった 39.9%
3位
抗アレルギー薬の点眼薬を処方してもらった 35.9%
4位
抗ヒスタミン薬の内服薬を処方してもらった 19.7%
5位
抗ヒスタミン薬の点鼻薬を処方してもらった 12.9%
6位
どのような種類の薬か確認したことがない 12.1%
7位
抗ヒスタミン薬の点眼薬を処方してもらった 2.0%
8位
ステロイド剤の点鼻薬を処方してもらった 5.5%
9位
よく覚えていない 5.4%
10位
ステロイド剤の注射をしてもらった 5.3%
(回答数=13,169人)※複数回答
解説
花粉症イメージ 上位3位は、抗アレルギー薬の内服薬、点鼻薬、点眼薬が占めました。現在の花粉症の治療は、抗アレルギー薬が主流のようです。続く5位以降には、抗ヒスタミン薬がランクインしていました。どちらの薬剤も、内服薬を利用している方が多いようです。
他にもこんなご意見がありました
  • ステロイド剤の塗布薬を処方してもらった (50代・男性)
  • ツボ治療 (30代・男性)
  • 鼻腔洗浄 (40代・女性)
  • 漢方薬を処方してもらった (40代・女性)
  • 抗アレルギー薬の注射をしている (60代・女性)
  • 神経ブロック療法を受けた (50代・女性)
  • 針治療を受けた (30代・男性)
  • 体質改善の注射 (40代・女性)
  • 鼻の手術をした (60代・男性)
  • 超音波 (70歳以上・男性)
Q4 あなたが医療機関で受けた花粉症の治療や処方してもらった薬のうち、特に効果があったと思われるのはどれですか?
1位
抗アレルギー薬の内服薬 39.6%
2位
抗アレルギー薬の点鼻薬 16.3%
3位
抗アレルギー薬の点眼薬 15.7%
4位
特に効果があったと思うものはない 12.5%
5位
抗ヒスタミン薬の内服薬 12.2%
6位
よくわからない 10.2%
7位
抗ヒスタミン薬の点眼薬 4.9%
8位
抗ヒスタミン薬の点鼻薬 4.5%
9位
ステロイド剤の注射 3.8%
10位
ステロイド剤の内服薬 3.0%
(回答数=10,920人)※複数回答
解説
医療機関の薬で、花粉症に特に効果があったと思うものの1位は「抗アレルギー薬の内服薬」(39.6%)でした。2位に「抗アレルギー薬の点鼻薬」(16.3%)、3位に「抗アレルギー薬の点眼薬」(15.7%)と、Q3で利用したことがあるという回答が多かったものが、そのまま反映される結果となりました。しかし、4位には「特に効果があったと思うものはない」(12.5%)もランクインしています。十分な効果が実感できないという方がいらっしゃるのは、花粉症の症状に、体質や環境などさまざまな要因が影響しているからなのかもしれません。
Q5 あなたが、花粉症の予防や治療、症状の軽減などのために1シーズンにかける費用は、トータルでいくらくらいになりますか?
※花粉の飛散量が特に多かったシーズンの総額を、おおよその金額でお答えいただきました
1位
1,000円以上〜3,000円未満 21.9%
2位
3,000円以上〜5,000円未満 21.3%
3位
5,000円以上〜1万円未満 18.5%
4位
1,000円未満 11.9%
5位
1万円以上〜3万円未満 9.3%
6位
お金は一切かからない 8.1%
7位
よくわからない 5.6%
8位
金額は知らない(家族などが支払うので) 1.8%
9位
3万円以上〜5万円未満 1.3%
10位
5万円以上〜7万円未満 0.2%
(回答数=21,491人)
解説
1位は「1,000円以上〜3,000円未満」(21.9%)、2位は「3,000円〜5,000円未満」(21.3%)でした。また、「1,000円未満」の方や、「お金は一切かからない」という方まで含めると、花粉症の予防・治療・症状の軽減のために1シーズンにかける費用は、5,000円未満という方が6割を占める結果です。
しかし、ランキング外ではあったものの、「10万円以上」という方も31人(0.1%)いらっしゃいます。それほど費用がかかってしまうとなると、花粉症対策にも一大決心が必要になってきそうです。
年代別で見ると、40代〜50代の方がもっとも多くの費用をかけているという結果となりました。

年代別ランキング 《29歳以下》 《30〜39歳以下》
1位
1,000円以上〜3,000円未満 25.2%
2位
3,000円以上〜5,000円未満 19.2%
3位
1,000円未満 17.4%
4位
5,000円以上〜1万円未満 11.7%
5位
お金は一切かからない 8.6%
(回答数=1,745人)
1位
1,000円以上〜3,000円未満 23.6%
2位
3,000円以上〜5,000円未満 20.1%
3位
5,000円以上〜1万円未満 16.0%
4位
1,000円未満 14.1%
5位
1万円以上〜3万円未満 8.5%
(回答数=6,259人)
《40〜49歳以下》 《50〜59歳以下》
1位
3,000円以上〜5,000円未満 22.4%
2位
1,000円以上〜3,000円未満 20.7%
3位
5,000円以上〜1万円未満 20.6%
4位
1,000円未満 10.7%
5位
1万円以上〜3万円未満 10.4%
(回答数=7,073人)
1位
3,000円以上〜5,000円未満 21.4%
2位
5,000円以上〜1万円未満 21.0%
3位
1,000円以上〜3,000円未満 20.1%
4位
1万円以上〜3万円未満 10.7%
5位
1,000円未満 9.4%
(回答数=4,182人)
《60〜69歳以下》 《70歳以上》
1位
3,000円以上〜5,000円未満 22.4%
2位
1,000円以上〜3,000円未満 20.7%
3位
5,000円以上〜1万円未満 19.8%
4位
お金は一切かからない 10.6%
5位
1,000円未満 9.5%
(回答数=1,776人)
1位
1,000円以上〜3,000円未満 23.9%
2位
3,000円以上〜5,000円未満 23.2%
3位
5,000円以上〜1万円未満 17.1%
4位
お金は一切かからない 9.2%
5位
1,000円未満 8.8%
(回答数=456人)

Q6 薬ではなく、あなたが口にした飲み物や食べ物で、花粉症の予防や症状の軽減などに効果があったと思われるものは何ですか?
1位
特に効果があったと思うものはない 44.2%
2位
よくわからない 24.2%
3位
甜茶 14.8%
4位
ヨーグルト 11.5%
5位
緑茶 4.4%
6位
納豆 2.8%
7位
杜仲茶 2.4%
7位
シソジュース 2.4%
9位
シジウム(グアバ茶) 1.5%
10位
リンゴ 1.3%
(回答数=21,491人)※複数回答
解説
1位は「特に効果があったと思うものはない」(44.2%)、2位は「よくわからない」(24.2%)と、薬以外の飲み物や食べ物では、あまり効果を実感できてないという方が7割を占めました。花粉症の治療や症状の軽減には、きちんと薬を用いるのが効果的なようですね。また、体質によって合わない食材などもありますので、注意が必要です。
他にもこんなご意見がありました
  • ガム (30代・男性)
  • べにふうき茶 (40代・男性)
  • ペパーミントティー (29歳以下・女性)
  • ふき (40代・男性)
  • 乳酸菌のサプリメント (30代・女性)
  • レンコンの汁を鼻の中に塗る (40代・女性)
  • 黒酢 (60代・男性)
  • 凍頂烏龍茶 (30代・女性)
  • プロポリス (60代・男性)
  • ノニジュース (40代・男性)
  • ビーポーレン (50代・女性)
  • にんにく卵黄 (30代・男性)
  • じゃばら (29歳以下・女性)
  • つくし (60代・女性)
  • クロレラ (50代・女性)
Q7 毎日の花粉情報(花粉の飛散量予報や飛散地域の情報)で、あなたがチェックしているものはどれですか?
1位
テレビの天気予報やニュースの花粉情報 70.1%
2位
Webサイトの花粉情報 19.2%
3位
特に花粉情報は気にしていない 16.5%
4位
新聞の花粉情報 15.4%
5位
ラジオの天気予報やニュースの花粉情報 6.1%
6位
花粉情報は役に立たないので参考にしない 5.9%
7位
携帯サイトの花粉情報 2.4%
(回答数=21,491人)※複数回答
解説
毎日の花粉情報でチェックしているものの1位は、「テレビの天気予報やニュースの花粉情報」が70.1%と、圧倒的に多い結果となりました。また、3位の「特に花粉情報は気にしていない」(16.5%)、4位の「花粉情報は役に立たないので参考にしない」(5.9%)を除けば、約8割の方が何らかのかたちで毎日の花粉情報をチェックしているという結果でした。その日の花粉症対策に役立てていらっしゃるのでしょうね。反面、「気にしない」「参考にしない」という方は、花粉情報をチェックしても症状が改善するわけではないので成り行きに任せる、といったあきらめムードもあるのでしょうか?
年代別で見ると、49歳以下の方からは「Webサイトの花粉情報」、50歳以上の方からは「新聞の花粉情報」も人気でした。また、年代が若くなるほど「特に花粉情報は気にしていない」という回答が多くなる傾向が見られました。

年代別ランキング 《39歳以下》 《40〜49歳以下》
1位
テレビの天気予報や
ニュースの花粉情報 68.9%
2位
Webサイトの花粉情報 22.2%
3位
特に花粉情報は
気にしていない 18.1%
4位
新聞の花粉情報 12.6%
5位
花粉情報は役に立たないので
参考にしない 5.7%
(回答者数=8,004人)※複数回答
1位
テレビの天気予報や
ニュースの花粉情報 69.3%
2位
Webサイトの花粉情報 20.3%
3位
新聞の花粉情報 16.3%
4位
特に花粉情報は
気にしていない 16.0%
5位
ラジオの天気予報や
ニュースの花粉情報 6.2%
(回答者数=7,073人)※複数回答
《50〜69歳以下》 《70歳以上》
1位
テレビの天気予報や
ニュースの花粉情報 72.1%
2位
新聞の花粉情報 17.8%
3位
特に花粉情報は
気にしていない 15.1%
4位
Webサイトの花粉情報 14.2%
5位
ラジオの天気予報や
ニュースの花粉情報 6.9%
(回答者数=5,958人)※複数回答
1位
テレビの天気予報や
ニュースの花粉情報 77.9%
2位
新聞の花粉情報 21.3%
3位
Webサイトの花粉情報 14.9%
4位
特に花粉情報は
気にしていない 12.1%
5位
ラジオの天気予報や
ニュースの花粉情報 8.6%
(回答数=456人)※複数回答

他にもこんなご意見がありました
  • 耳鼻咽喉科の花粉情報 (60代・男性)
  • 自治体からの花粉予報メール (30代・男性)
  • 自分の症状の程度で判断 (29歳以下・女性)
  • 春より秋の花粉症持ちなので、情報が得られない場合がある (30代・男性)
  • 部屋の中でも空気でわかる (30代・女性)
  • その日の風向きと風力と天気でわかる (50代・女性)
  • スギ・ヒノキの花粉症ではないので、役に立たない (30代・女性)
  • 花粉情報を見ると、かえって目がかゆくなる気がするので、あまり見ないようにしている (30代・女性)
  • 気にしたところで花粉症が治まるわけではないので、見ない (30代・女性)
豆知識−花粉症の治療について、ドクターに聞きいてみました!
 花粉症の治療について、ドクターに聞いてみました!

花粉症の治療について、神尾記念病院の神尾友信先生にうかがいました。

医療法人財団 神尾記念病院 耳鼻咽喉科専門医 医局長 神尾 友信さん ◆花粉症の薬を飲み始めるタイミングは?
花粉症の治療では、花粉症の季節が始まる前に、抗アレルギー薬を飲む「季節前投与」が常識になってきています。抗アレルギー薬は、花粉症の症状が始まってからでも効くことは効きますが、その場合は、強い薬を使わないとコントロールができません。しかし、強い薬を使うと眠気やだるさなどの副作用も強くなりますから、仕事や生活に支障が出てくる方もいます。花粉の飛散開始時期の1週間くらい前に、マイルドな薬の投与から始めれば、花粉症の時期になっても、それほど強い薬を用いる必要がなくなるのです。

◆アンケート結果では、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬を利用しているという方が多かったのですが、これらはそれぞれどう違うのですか?
抗ヒスタミン薬というのは、第一世代の花粉症の薬、いわゆる昔ながらの花粉症の薬です。安全な薬ではあるのですが、眠気や倦怠感などの強い副作用があるため、仕事で乗り物の運転をするような方などには適しません。
それに対して、抗アレルギー薬というのは第二世代の抗ヒスタミン薬で、アンケート結果にもありましたが、最近の主流になっている薬がこれです。また、ひとくちに抗アレルギー薬といっても、実際には10種類くらいのものがあって、中には眠気の少ないものや、1日1回飲むだけで良いものなどもあります。
一方、ステロイド剤というのは即効性や持続性があり、かなり効く薬ですが、重い副作用や後遺症が現れることもあるので、アレルギー学会では、なるべく使わないようにと言われている薬です。生活環境や仕事の都合でやむを得ない方の場合には、副作用などについて十分お話してから使うこともありますが、使用するには注意が必要ですね。
いずれにしても、花粉症の薬を選ぶときは、その人の生活環境やニーズに合わせたものを選ぶこと、そして、きちんとした知識のある医師や薬剤師に相談してから使用するということが大切です。

◆減感作療法とは、どういったものなのでしょうか?
減感作療法というのは、今あるアレルギー治療の中では唯一、根本的な治療法だと言われているものです。これは、弱い杉エキスなどアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)を体内に注入していくことで、体を慣れさせていく治療法です。ただ、アレルゲンを体内に注射するので、最初に濃度の濃いものをいきなり打ってしまうとショックを起こしてしまいます。最初は薄い濃度から始めて、だんだんと濃度を上げていくのですが、そのために、最初の2〜3か月は毎週、注射を打たなくてはならないのですね。そのあと2週間に1回の注射が4回、それから2年近くは月1回の注射と、2〜3年は継続して注射治療をしていかなくてはなりません。減感作療法は続けないと何の意味もない治療法ですから、長期にわたって通院できる時間的余裕のある方でないとむずかしいかもしれませんね。

◆レーザー治療とは、どういったものなのでしょうか?
レーザー治療は、どんな花粉症でも治るというわけではなく、鼻づまりの解消に効果的な治療法です。この治療法は、12月や1月といった早い時期に受けることが大切です。なぜなら、レーザー光線で鼻の粘膜を焼いて、いわゆる火傷をさせるので、約1か月間は鼻の中が腫れたり、もっと鼻水が出たりします。その時期と、花粉の飛散量の多い時期とが重なってしまうと、かえって症状がひどくなってしまうからです。それから、レーザー治療はそれほど歴史のあるものではありませんから、毎年受けたとして、それが将来的に鼻の粘膜にどのような影響を及ぼすのかは、今の段階ではまだ明らかになっていません。私の考えでは、レーザー治療を受けるのなら、多くても2〜3回にとどめておくのが良いのではないかと思っています。

◆病院などの医療機関にはかからずに、市販の薬を使っている方も多いと思いますが、それについてはどうでしょうか?
忙しくて病院に行けないという方は、利用して良いと思います。ただ、市販の点鼻薬に関しては注意が必要ですね。市販の点鼻薬は、即効性がありますし、鼻の通りが良くなって気持ち良いので、中には使い過ぎてしまう方がいるようです。そうすると、薬剤性鼻炎などになってしまい、花粉症が終わっても、その点鼻薬が手放せなくなってしまう恐れがあります。用量をきちんと守って使うことができないような方には、点鼻薬はあまりおすすめはできません。

◆薬や医療機関での治療以外に、花粉症の予防や症状の軽減に効果的だと思われるのは、どのようなことですか?
まずは、花粉が体内に入らないというのが最低限の条件ですから、マスク、メガネ、鼻うがいは必須ですね。ただ、鼻うがいをするときに、水道水で行う方がいらっしゃいますが、水道水には消毒のための塩素成分が含まれており、鼻の粘膜には良くありません。なるべく市販の鼻うがい薬などを使用することをおすすめします。また、部屋に空気清浄機を置くのも良いですね。とにかく、物理的に花粉を寄せつけないというのが大切です。

◆誰もが発症する可能性を持っていると言われる花粉症ですが、現在は花粉症でない人が、今後も花粉症にならないようにするためには、どうすれば良いのでしょうか?
栄養、睡眠、休養を意識的にとったり、適度な運動を行ったりすることで、十分な体力や免疫力を身につけておくことです。それから、花粉症が治ったと思っている方もいらっしゃるようですが、アレルギーである花粉症は、完治しないものなのです。単に発症しなくなっただけですから、再び発症させないためには、やはり免疫力や体力をつけることが大切です。また、花粉症の人が今これだけ増えているのは、現代人の精神的な弱さも原因ではないかと思うのです。よく「病は気から」などと言います。あまりくよくよしたり、ストレスを溜めたりせずに、前向きな気持ちで生活することも、花粉症予防に大切なことかもしれません。

医療法人財団 神尾記念病院
http://www.kamio.org/
Q8 あなたや、あなたのまわりの人が花粉症で大変だったエピソードや、花粉症が治ったり、症状が軽くなったりした、とっておきの対策や治療法があれば教えてください
自分や自分のまわりの人が花粉症で大変だったこと
◆ 自分や自分のまわりの人が花粉症で大変だったこと
  • 副支店長が花粉症なので、エアーコンプレッサーを会社に持ち込み、外から帰って来る人は、必ずエアーをかけてから入室しなければならないという決まりがある。それでも鼻水が止まらないらしく、1日にティッシュを2箱も消費している (40代・男性)
  • お母さんが花粉症で、くしゃみのしすぎで、骨にひびが入ったそうです。回復までにはだいぶ時間がかかったそうです (29歳以下・女性)
  • 以前の職場では、7割くらいの人が花粉症持ちで、花粉がひどい日は一斉に休むので、てんてこまいになることがしばしばあった (30代・男性)
  • 子どもを抱っこしているとき、鼻がムズムズ。両手がふさがっているので「助けて〜」と心で叫んでしまいます (29歳以下・女性)
  • 以前、職場の女の子でひどい花粉症の子がいて、営業で外から戻ってきたとき、顔が腫れ上がって人相が変わっていた!花粉症でここまでひどい人を見たのは、あとにも先にも彼女だけだろう (30代・女性)
  • 81歳の妻が、数年前からひどい花粉症で泣いています。早めに医師の処方で薬を飲むのですが、あまり効き目を感じません。目は真っ赤、鼻水タラタラ、美人台なしです (70歳以上・男性)
  • すれ違った車の運転者が、両鼻にティッシュを詰めていた (29歳以下・女性)
  • 友人のアイシャドウがとてもきれいなピンクだったので、「きれいね」と言ったら、「花粉症でつらいのよ」と言われてびっくりしました (60代・女性)
  • 花粉症で、デートのときはいつもすぐに化粧が崩れてしまうので、なるべく夜しか会わないようにしていました (29歳以下・女性)
  • 一昨年、私は鼻のかみすぎで中耳炎になりました。耳の中の膿を直接注射器で吸い出され、ふだんの生活ではありえない状況と痛さに、30歳にして涙を流してしまいました。皆さんも、あまり鼻をかみ過ぎないようにしてください (30代・女性)
  • マスクにゴーグルしてまで屋外で遊んでいる子どもを見ると、大変だなと思う (29歳以下・女性)
  • 以前、エステの仕事をしていたときに、鼻水が垂れるのでティッシュを鼻に詰めてやっていた(お客さまは目をつぶっていて見えないので) (30代・女性)
  • 飲み会の多くなる時期の花粉症は大変!酒の効果で症状も悪化!おまけに鼻血が出た! (30代・女性)
  • テレビの気象情報で花粉の飛ぶ量が多いと予測された日は、外出を控え、窓を終日閉めきっているので、配偶者から「まるで指名手配の人のようだ」と言われます (70歳以上・男性)
とっておきの対策・治療法
◆ とっておきの対策・治療法
  • 12月ごろからマスクをして,冬の間に喉や鼻を痛めないようにすると,症状が軽くなっているような気がする (29歳以下・男性)
  • ストレスによって症状が重く出たり、軽くなったりするようです。よく寝て、嫌なことをくよくよ考えないのが大事かも (40代・女性)
  • 「私は花粉に攻撃されない」と思いこむことです (40代・女性)
  • レンコンの搾り汁を綿棒で鼻の中に塗ると、軽減されます。でんぷん質が花粉の侵入を抑えるみたいです (30代・女性)
  • 「滝に打たれれば治ることがある」と耳鼻科の先生に聞いたことがあります。ショック療法の一種だそうです (40代・男性)
  • 嫁の話ですが、ファーストフードと外食をやめ、根菜類中心の食事に変えたら、治りましたよ (30代・女性)
  • 外から帰ってきたら手と鼻を洗う。シンプルですが、一番効果がありました (30代・男性)
  • 超高層住宅の34階に居住して、6年が経過した。それ以前に一戸建てに住んでいたときは、花粉症がひどかったが、ここ2年ほど、ほとんど花粉症の症状が出なくなった。つまり、高い所が良かったのかと思っている (60代・男性)
  • 15年ほど前から花粉症(アレルギーの検査をしたら、杉花粉・ハウスダスト・ブタクサなど3〜5種類のアレルゲン物質がありました)で通院していましたが、10年前にタバコをやめたら、アレルギー鼻炎がすっかり治ってしまいました。10年たった今でも、花粉症の季節など関係なく過ごしています (40代・男性)
  • 以前、症状がひどくて薬でもどうにもならなかったとき、鎖骨を指先で叩くという方法をネットで見つけ、疑わしいと思いながらも試してみたら、不思議と鼻の奥がスッキリしてきて驚きました。効果は、長時間は続きませんが、少しの間はスッキリして気休めには十分なので、忘れないでおこうと思いました (30代・女性)
  • お風呂のときに、鼻にシャワーのお湯をしばらく当てて温めると、鼻の通りがだいぶ良くなる (40代・女性)
  • 空気清浄機があるのとないのでは、大違いです!絶対必需品!! (30代・女性)
今回のアンケートはいかがでしたか?
今回の「花粉症」についてのアンケートはいかがでしたか?
やはり多くのTEPORE会員の方々が、花粉症で苦労されているようです。残念ながら現在の医療では、1度花粉症を発症してしまうと、完治することはないそうですが、今回のアンケート結果が、少しでも症状を軽減させるためのお役に立てたならと思います。また、これまで花粉症になったことがないという方でも、今後なってしまう可能性もあるそうです。花粉症を寄せつけない体を維持するためにも、免疫力や体力をつける生活を心がけてくださいね。

次回は、「大人の食学〜食育〜」についてのアンケート結果を発表します。お楽しみに!
ご意見・ご感想

あなたの声を聞かせてください


※リサーチ結果の転載、引用、お問合せにつきましては、こちらよりご連絡ください。
次回予告