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2008/05/29掲載

TEPORE ウイークリーアンケート

TEPOREウィークリー・アンケート「禁煙」

オフィスはもとより、交通機関や飲食店、路上喫煙禁止条例によって街中にも広がっている禁煙エリア。今や公共の場のほとんどは、禁煙が当たり前です。しかし、禁煙したくてもやめられず、肩身の狭い思いをしながら、たばこを吸っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、今回は『禁煙』についてのアンケート結果をご紹介します。

テーマイメージ 調査概要
調査方法 インターネットリサーチ
調査期間 2008年4月24日(木)〜4月27日(日)
対象者 TEPORE会員
有効回答者数 51,031人(男性28,621人・女性22,410人)
今回の「禁煙」に関する調査では、2008年4月24日(木)〜4月27日(日)の間に、51,031人の方から回答をいただきました。
Q1 あなたは、これまでに禁煙したことがありますか?
1位
たばこは吸ったことがない 44.8%
2位
禁煙して、現在は吸っていない(禁煙に成功した) 26.7%
3位
禁煙したことはあるが、現在も吸っている(禁煙に失敗している) 12.3%
4位
禁煙したほうが良いとは思うが、したことはない 9.6%
5位
禁煙する気はない 5.5%
(回答数=51,031人)
解説
「禁煙に成功した」という方が、「たばこを吸ったことがない」(44.8%)に次いで2位(26.7%)でした。世の中の嫌煙の風潮もあってか、たばこを吸わないという方が7割を占める結果となりました。しかし、その一方で、「禁煙に失敗した」「禁煙に踏み出せずにいる」という方が、27.5%もいらっしゃいました。
男女別で見ると、禁煙に失敗した方も含め、「現在、たばこを吸っている」という方は、女性が合わせて17.7%なのに対して、男性は35.1%と、男性は女性の約2倍に達しています。
男女別ランキング 男性
1位
禁煙して、現在は吸っていない
(禁煙に成功した) 35.1%
2位
たばこは吸ったことがない 28.7%
3位
禁煙したことはあるが
現在も吸っている
(禁煙に失敗している) 15.4%
4位
禁煙したほうが良いとは思うが
したことはない 12.1%
5位
禁煙する気はない 7.6%
(回答数=28,621人)
女性
1位
たばこは吸ったことがない 65.3%
2位
禁煙して、現在は吸っていない
(禁煙に成功した) 15.9%
3位
禁煙したことはあるが
現在も吸っている
(禁煙に失敗している) 8.4%
4位
禁煙したほうが良いとは思うが
したことはない 6.5%
5位
禁煙する気はない 2.8%
(回答数=22,410人)
他にもこんなご意見がありました
  • 遊び半分にふかしてみたことはある (40代・男性)
  • 風邪をひいたときのみ、禁煙 (30代・男性)
  • 妊娠・授乳中は禁煙していたが、今はまた喫煙している (40代・女性)
  • 今日で禁煙15日目です。このまま成功するか否か、現段階では何とも言えません (40代・男性)
  • 1月1日は禁煙している (40代・男性)
Q2 あなたが1日に吸っているたばこの本数は、どのくらいですか?禁煙に成功した方は、禁煙を決断する前に吸っていた本数をお答えください
1位
10〜20本(1箱)程度 37.2%
2位
20〜30本(1箱半)程度 18.6%
3位
5〜10本(半箱)程度 17.4%
4位
5本未満 8.5%
5位
30〜40本(2箱)程度 8.2%
6位
その日によって違う 3.0%
7位
40〜50本(2箱半)程度 2.8%
8位
50〜60本(3箱)程度 1.7%
9位
60本(3箱)以上 1.2%
(回答数=24,795人)
解説
1日に吸っている(吸っていた)たばこの本数は、「10〜20本(1箱)程度」が1位(37.2%)でした。ちょうど1箱くらいが、きり良く感じられる本数なのかもしれません。2位は「20〜30本(1箱半)程度」(18.6%)、3位は「5〜10本(半箱)程度」(17.4%)でした。
他にもこんなご意見がありました
  • 平日10本、休日20本 (40代・男性)
  • 1か月に数本程度 (30代・男性)
  • 150本 (60代・男性)
  • 葉巻1日1本 (50代・男性)
  • 3日に1本 (50代・男性)
Q3 あなたが禁煙しようと思った(思う)理由は何ですか?
1位
健康のため 66.1%
2位
たばこ代の節約のため 25.7%
3位
家族や恋人にやめるように言われたから 15.8%
4位
たばこを吸える場所がなくなってきたから 14.8%
5位
たばこが値上がりしたから 13.2%
6位
なんとなく禁煙してみようと思ったから 12.3%
7位
時代の風潮だから 10.6%
8位
子どもができたので 9.9%
9位
たばこがおいしいと思えなくなったから 9.4%
10位
医師にとめられたから 7.8%
(回答数=43,023人)
解説
禁煙しようと思った(思う)理由は、「健康のため」がダントツで1位(66.1%)でした。喫煙は、がんや呼吸器疾患、動脈硬化などさまざまな病気の原因になると言われていますから、これは当然かもしれません。
年代別で見ても、どの年代でも1位は「健康のため」でしたが、年代が高くなるほど、その割合は高くなっています。また、年代の低い方では、経済的な理由や「家族や恋人に言われたから」という回答が多いのに対して、年代の高い方は「医師にとめられたから」という回答が多くなる傾向がありました。それまで「家人に言われても、たばこだけはやめられない」と開き直っていた方でも、医師のツルの一声には、さすがに禁煙するしかなくなるのかもしれませんね。

年代別ランキング 《29歳以下》 《30〜39歳以下》
1位
健康のため 59.3%
2位
たばこ代の節約のため 35.7%
3位
家族や恋人にやめるように
言われたから 20.0%
4位
なんとなく禁煙してみようと
思ったから 16.8%
5位
子どもができたので 16.5%
(回答数=1,128人)※複数回答
1位
健康のため 62.3%
2位
たばこ代の節約のため 34.6%
3位
たばこが値上がりしたから 17.1%
4位
家族や恋人にやめるように
言われたから 16.1%
5位
子どもができたので 15.5%
(回答数=5,589人)※複数回答
《40〜49歳以下》 《50〜59歳以下》
1位
健康のため 65.0%
2位
たばこ代の節約のため 29.8%
3位
たばこを吸える場所が
少なくなってきたから 16.2%
4位
家族や恋人にやめるように
言われたから 15.9%
5位
たばこが値上がりしたから 14.9%
(回答数=7,546人)※複数回答
1位
健康のため 67.7%
2位
たばこ代の節約のため 20.9%
3位
たばこを吸える場所が
少なくなってきたから 15.1%
4位
家族や恋人にやめるように
言われたから 14.1%
5位
たばこが値上がりしたから 11.3%
(回答数=5,856人)※複数回答
《60〜69歳以下》 《70歳以上》
1位
健康のため 71.6%
2位
家族や恋人にやめるように
言われたから 16.1%
3位
医師にとめられたから 15.2%
4位
たばこを吸える場所が
少なくなってきたから 14.4%
5位
たばこ代の節約のため 12.7%
(回答数=3,505人)※複数回答
1位
健康のため 74.6%
2位
医師にとめられたから 17.6%
3位
家族や恋人にやめるように
言われたから 17.0%
4位
たばこを吸える場所が
少なくなってきたから 10.0%
5位
たばこがおいしいと
思えなくなったから 9.6%
5位
時代の風潮だから 9.6%
(回答数=1,171人)※複数回答

他にもこんなご意見がありました
  • 10kmマラソンに挑戦するため (50代・男性)
  • 新車を買った機会に (40代・男性)
  • 願かけのため (30代・女性)
  • 同じ職場の女子社員から、「たばこがやめられないのは、自己管理能力が欠如している証拠である」と断罪されたため (50代・男性)
  • 太りたかったから (60代・男性)
  • たばこのパッケージデザインが悪くなったから (30代・男性)
Q4 あなたは、どのような方法で禁煙に成功したのですか?
1位
自然にやめられた 54.7%
2位
ひたすら堪えた 34.2%
3位
まわりの人に禁煙宣言をした 13.2%
4位
たばこを自分で買わないようにした(もらいたばこにした) 8.4%
5位
ニコチンガムを利用した 3.8%
6位
禁煙パイプを利用した 3.2%
7位
ニコチンパッチを利用した 1.3%
8位
病院の禁煙外来に通った 0.5%
9位
禁煙を促進するwebサイトを利用した 0.3%
(回答数=13,603人)※複数回答
解説
意外にも、1位は「自然にやめられた」(54.7%)でした。なんとなく習慣だから喫煙していたという方は、決心さえすれば、簡単にやめられるということなのでしょうか?2位も「ひたすら堪えた」(34.2%)で、特別なことはしなくても、決断と実行というシンプルな方法で禁煙に成功した、という方が上位を占めました。また、3位には「まわりの人に禁煙宣言をした」(13.2%)がランクインしていました。自分ひとりの力ではついつい誘惑に負けてしまいそうでも、応援してくれる人がいれば、何とか頑張れるのかもしれませんね。
他にもこんなご意見がありました
  • 10万円の罰金を友だちと賭けた (30代・女性)
  • 禁煙の本を読んだ (40代・男性)
  • 口さびしくなると水を飲んだ (30代・男性)
  • ブログに経過を書き続けた (40代・男性)
  • 喫煙者との行動を避けた (30代・女性)
  • ライターを持ち歩かないようにした (50代・男性)
Q5 禁煙する前と後で、変わったことは何ですか?
1位
髪や服がたばこ臭くなくなった 40.4%
2位
食欲が増した 37.5%
3位
太った 36.8%
4位
部屋がヤニで汚れなくなった 32.6%
5位
お金の節約になった 27.8%
6位
家族に喜んでもらえた 26.0%
6位
食べものがおいしく感じられるようになった 26.0%
8位
口の中がすっきりするようになった 25.8%
9位
咳(せき)やたんが減った 24.3%
10位
特に変わったことはない 16.0%
(回答数=13,603人)※複数回答
解説
1位は「髪や服がたばこ臭くなくなった」(40.4%)でした。自分が喫煙していたときは気にならなかったたばこのにおいを、禁煙すると敏感に感じるようになって、禁煙の実感をかみしめる方も多いようです。
男女別で見ると、男性の1位は「食欲が増した」(41.1%)でした。禁煙すると体調が良くなって、味覚も敏感になり、食べものがおいしく感じられるようになるそうですから、食欲が増すのでしょうね。ただ、その結果、ついつい食べ過ぎてしまったという方も多いようで、2位には「太った」(39.2%)がランクインしていました。一方、女性は「髪や服がたばこ臭くなくなった」や「お金の節約になった」が上位を占めました。
男女別ランキング 男性
1位
食欲が増した 41.1%
2位
太った 39.2%
3位
髪や服がたばこ臭く
なくなった 38.9%
4位
部屋がヤニで
汚れなくなった 34.3%
5位
家族に喜んでもらえた 30.2%
(回答数=10,045人)※複数回答
女性
1位
髪や服がたばこ臭く
なくなった 44.4%
2位
お金の節約になった 30.9%
3位
太った 29.9%
4位
部屋がヤニで
汚れなくなった 27.9%
5位
食欲が増した 27.2%
(回答数=3,558人)※複数回答
他にもこんなご意見がありました
  • 二日酔いが少なくなった (50代・女性)
  • 胃の調子が良くなった (30代・女性)
  • 歯茎がきれいになった (50代・女性)
  • 口臭がなくなった (30代・男性)
  • 声が出やすくなった (40代・男性)
  • たばこのにおいに敏感になった (50代・男性)
  • お酒の量が増えた (60代・男性)
Q6 あなたが禁煙しない理由は、なぜですか?
1位
吸わないとストレスが溜まるから 57.2%
2位
なんとなく 20.7%
3位
禁煙するきっかけがないから 16.9%
4位
体調が悪くないから 15.9%
5位
特に理由はない 13.1%
6位
面倒だから 5.5%
7位
禁煙の方法がわからないから 3.3%
8位
禁煙するように言われたことがないから 2.2%
9位
まわりに成功した人がいないから 1.6%
10位
ひとりでチャレンジするのは気が引けるから 1.1%
(回答数=7,690人)※複数回答
解説
禁煙イメージ禁煙しない理由は、「吸わないとストレスが溜まるから」が57.2%と過半数に達して1位でした。たばこの依存性の強さを表す結果と言えるのかもしれません。また、2位は「なんとなく」(20.7%)、3位は「禁煙するきっかけがないから」(16.9%)と、禁煙したくない明確な理由があるわけではなく、なんとなくたばこを吸い続けているという方も多いようです。
他にもこんなご意見がありました
  • お酒の量が増えた (60代・男性)
  • たばこがおいしいから (50代・男性)
  • 太りたくないから (40代・女性)
  • 手持ちぶさたなときがあるから (40代・男性)
  • くつろぎのひとときだから (50代・女性)
  • 愛煙家に対して、コミュニケーションの手段として有効だから (40代・男性)
豆知識 禁煙外来の先生に聞いてみました!
禁煙外来の先生に聞いてみました!


阿部眞弓さん 阿部眞弓さん
医学博士
東京農工大学准教授/内科医
94年より東京女子医科大学附属病院にて「禁煙外来」を開設。現在は、東京女子医科大学附属女性生涯健康センターでも禁煙外来を開設。女性誌・テレビ・ラジオなど各種メディアでも活躍中。
著書に『99%禁煙できる本』『禁煙科の医者が書いた7日でやめる本』など多数。インターネットに『まゆみ先生の禁煙外来』『携帯サイトで禁煙できる』『卒煙ネット』などがある。

◆たばこをやめられないのは意志が弱いからではなく、ニコチン依存のためだと言われますが、ニコチン依存とはどういったものなのでしょうか?
たばこの煙を吸うとニコチンが体内に入り、脳の中の快感を味わう場所が刺激されます。これによって、たばこを吸うと満たされた気持ちになるわけですが、30分〜1時間もすると体内のニコチンが半減し、反対にイライラしたり、苦痛を感じたりするなどの「離脱症状」が起こります。そこ(その状態)で再びたばこを吸うと離脱症状が解消されるので、たばこがやめられなくなるというのがニコチン依存です。
このニコチン依存は身体的な依存なのですが、ニコチンによるものとは別に、たばこには心理的な依存もあります。これは、たばこを吸うと満たされた気持ちになることを頭が覚えてしまい、喫煙が習慣化してしまうことを言います。

◆禁煙すると、どのような効果があるのですか?
即効性のある効果では、まず、せきやたんが減り、たばこのせいで悪化していた血流が正常になります。それから、たばこの煙には一酸化炭素が含まれているので、喫煙している人は軽い一酸化炭素中毒になり、常に軽い酸欠の状態で生活しているということになります。禁煙すると一酸化炭素が正常化し体の中からなくなるので、歩いたり、階段を上り下りしたりするときの息切れが改善されます。また、3日も経つと体内から完全にニコチンがなくなりますし、5年以上禁煙を続けると、肺がんなどの危険性も、非喫煙者なみに低下すると言われています。

◆年代の高い方の中には、もう何十年もたばこを吸っているので「いまさら禁煙したところで手遅れなのではないか?」という方もいらっしゃいますが…
決して遅すぎることはないと思いますよ。禁煙すれば、息切れしたり、せきこんだり、たんが出たりすることが改善されます。お年寄りの場合、睡眠が浅い、夜眠れないという方が少なくありませんが、たばこに含まれるニコチンの覚醒作用が原因の場合もあるので、禁煙したらよく眠れるようになったという方もいらっしゃいます。それから、食べものがおいしく感じられるようになりますから、年代の高い方でも、禁煙すればその変化を実感できると思います。

◆禁煙外来では、どのような治療を行うのですか?
たばこを吸うことが習慣になっている生活から、吸わない生活へとシフトしていくカウンセリングや生活指導を中心に、ニコチンガムやニコチンパッチといった禁煙補助薬を使った薬物療法を行います。

◆ニコチンパッチやニコチンガムというのは、どういう効果があるのですか?
たばこを吸うことで体内に入ってきていたニコチンが、禁煙することによって入って来なくなるので、禁断症状や離脱症状を起こしてしまうわけですが、ニコチンパッチやニコチンガムは、たばこの代わりにニコチンを補給するので、ニコチン切れにならずにすみます。これによって、まずは「たばこを吸わない」という行動面での習慣を身につけるのです。
この習慣が身につくのに、4週間程度かかるのですが、それに慣れてきたら、今度は、ニコチンの量を段階的に減らしていって、最後にはゼロにします。ただ、患者さんの中には、治療のためとはいえ、体に有害なニコチンを体内に入れることに抵抗感を持つ方もいらっしゃいます。その点、このほど新しく開発された「チャンピックス(一般名:バレニクリン)」という新薬は、ニコチンを補充するタイプではないので、安心して使っていただけるかもしれませんね。

◆その「チャンピックス」というのは、どういう効果がある薬なのでしょうか?
ニコチンは体内に入ると、ニコチン受容体と結合してドーパミンを放出します。それで気持ち良さが感じられるのですが、「チャンピックス」は、先回りしてニコチン受容体と結合することで、ニコチンが体内に入って来られないようにするのです。ですから、たばこを吸っても満足感が得られなくなるのですね。でも、「チャンピックス」と結合したニコチン受容からも、少量のドーパミンは放出されるので、離脱症状は少なくてすみます。つまり、ニコチンをブロックしながらも、つらくなりにくいというわけです。「チャンピックス」は、保険のきく薬として発売開始されたので、これから禁煙外来でも使えるようになります。

◆たばこをやめると体重が増えたという方がたくさんいらっしゃったのですが、これはどういうことなのでしょうか?
たばこをやめると食欲が出てきたり、体力が回復するので、少しは体重が増えたりしますが、せいぜい1.5キロ〜2キロ程度です。やつれてこけていた頬がふっくらしたという方や、首のしわが伸びたという方など、健康的に体重が増えます。でも、それ以上に体重が増えてしまったという場合は、他の原因があるはずです。「体重が増えてしまったから、またたばこを吸おう」ではなくて、どうして太ってしまったのか、その原因を考えて、生活習慣を見直す良いチャンスだと思っていただきたいですね。

◆先生は、禁煙日誌をつけることをすすめていらっしゃるようですが、これにはどのような効果があるのですか?
「たばこを吸いたい」と思ったときに日誌を見れば、禁煙するために自分がこれまで積み上げてきた実績や苦労を思い出して、踏みとどまる手助けになります。また、最初に決意を書いておけば、それを読み直すことで初心に戻れたりもします。 それから、日誌をつけて客観的に自分の行動を見直すと、自分がどのようなときにたばこを吸いたくなるのかが把握できます。例えば、食後にたばこが吸いたくなるという人は、その代わりにおいしいお茶を飲むようにするとか、たばこ以外の行動に置き換えていくのが良いでしょう。

◆どうやら禁煙の最大の敵は、心理的な依存のような気がしてきました。心理依存に打ち勝つためには、どうすれば良いのでしょうか?
自分の中で、たばこの位置づけを考え直してみることが大切ですね。たばこは自分にとってなくてはならない大切なものだ、と思うとやめるのがつらくなってしまいますが、いらないものだと思えば、禁煙が楽になります。今たばこをやめれば、こんな良い生活が送れるようになる、という具合に具体的にプラスになることをイメージできると良いですね。たばこは自分にとってマイナスであるというような正しい位置づけができることで、たばこへの心理的依存度はまったく違ったものになってくると思いますよ。

まゆみ先生の禁煙外来 http://www.venus.dti.ne.jp/~drmayumi/

Q7 あなたのとっておきの禁煙方法、禁煙で挫折しかけたときに乗り越えた方法、あなたやあなたのまわりの人が禁煙に挑戦して失敗したエピソードなどがあれば教えてください
とっておきの禁煙方法
◆ とっておきの禁煙方法
  • たばこがなくなったが、外は寒いし、雨が降っていたので、買いに行くのを我慢し、もう1日、もう1日と買わない日を延ばしていって、禁煙に成功した。その間は「絶対」とか「今度こそは」などとあまりプレッシャーをかけずに、「どうしても吸いたければ買いに行けば良い」と思っていたのが、良かったと思う (70歳以上・男性)
  • 肺の写真を見せられて、そのあまりの汚さに禁煙した知人がいる (50代・男性)
  • たばこの箱を目の前に置いて、「これは毒だ」と自分に暗示をかける方法が効果的であった (70歳以上・男性)
  • 「○○さんのご主人は禁煙成功したんだって」と言って、ライバル心をかきたてて、主人に禁煙を始めさせた (40代・女性)
  • 友人は、いつもの倍の量のたばこを吸うことにして気分が悪くなり、禁煙に成功しました。荒療養でしたが、私も、彼が吸う姿を見ると「もう1本、もう1本」とすすめて、禁煙に協力しました。最後には「うるさい!」と怒っていましたが… (50代・男性)
  • きっかけは外国での滞在で、日本のたばこが手に入りにくくなったことです。だから、特段努力をしたわけではありません。たばこを手に入れにくい状況をつくれば、禁煙しやすいかもしれません (60代・男性)
  • もう一生吸えないと考えるとつらいので、例えば、「定年になったら吸う」とか「75歳になったらまた吸おう。それまでの間だけ禁煙するのだ」と、自分や周囲に言い聞かせてから禁煙する。そのころになったら、見るのも嫌になっています (60代・男性)
  • 医者より「喫煙を続ければ、先はそう長くはない」と言われ、決断をした (70歳以上・男性)
  • 主人は毎日2箱吸っていましたが、私と当時小1だった息子で結託して、主人がたばこを吸い始めると、息子にわざとせきこませるようにしました。子煩悩な主人はたまらなくなり、禁煙を始めました (50代・女性)
  • 1カートン買って、これがなくなったらやめると誓う。すると、なくなる日が来るのが嫌なので、吸うのを先延ばしするようになり、1日当たりの本数が減る。たとえその期間が1年かかっても、時間をかければかけるほど、自然とやめられる (40代・男性)
  • 禁煙3か月目にロレックスを買って、毎日身に着け、自分に禁煙を言い聞かせた。5年が経過し、時計代は取り戻した (50代・男性)
禁煙を挫折しかけたときに乗り越えた方法
◆ 禁煙を挫折しかけたときに乗り越えた方法
  • ヤニでまっ茶色になった家具や天井などを掃除すること (60代・男性)
  • たばこが吸いたくなったら、時計の秒針を見る。そして1分間我慢する。たばこを吸いたいという衝動は時間的に短いので、1分我慢すると衝動が消える。また吸いたくなったら、時計を見るの繰り返し。これで禁煙できた (40代・男性)
  • たばこを吸うジェスチャーをして自分をごまかした (70歳以上・男性)
  • 挫折しないように、娘にちょくちょく「禁煙してえらい!!」とほめてもらう (40代・女性)
  • 禁煙と定期的な運動の併用。運動するとたばこが吸いづらくなり、禁煙の我慢がしやすくなった (70歳以上・男性)
  • 勝手にたばこを値上げした、当時の小泉首相と福田官房長官の憎たらしいえらそうな顔を思い出して、ひたすら堪えた。次にまた増税するのも、見え見えだったから (40代・男性)
  • 散歩中に、木の葉をかんで紛らわせていたことがあります (50代・男性)
  • 女性にとって、肌の老化は気になるもの。禁煙すると、その肌の老化がぐっと減って、40代ですが、30歳そこそこの肌に戻り、すごく若返りました。「自分はきれいになるんだ」と言い聞かせると、効果があります (40代・女性)
禁煙の失敗談
◆ 禁煙の失敗談
  • 「禁煙なんて簡単!いつでもできる!!だって何度もやっているから」と言ってる友人がいる (40代・女性)
  • 読むだけでやめられるという本を読んだが、読み終わって一服してしまった (29歳以下・男性)
  • 私が小学生のころ、母が、たばこを1本吸うごとに私に100円をくれるという禁煙をしていましたが、私のおこづかいが増えるばかりで、母のたばこの本数は一向に減らず、結局、禁煙できませんでした。そんな母なので、どんなにたばこが値上がりしても、吸い続けるのだと思います (40代・女性)
  • 「孫のため」と1年ほど禁煙に成功した義父は、孫となかなか会えないイライラから、またたばこを吸い始めてしまった (29歳以下・女性)
  • 禁煙2日目からイライラして、まわりの人に八つ当たりしていたら、みんなに「禁煙をやめろ」と言われた (40代・女性)
  • 主人が、歯をクリーニングしてもらった日から禁煙を始めました。1年ほど続いたのですが、担当の美人衛生士さんがやめてしまってから、また吸い始めました。トホホです (40代・女性)
  • 妻が最初に禁煙しようと言い出したはずなのに、友人と飲みに行ったとき、ふと妻の方を見ると、白い煙を吐いていた (40代・男性)
  • まわりには禁煙失敗者が多く、ある友人などは、奥方と禁煙を約束されながら、近くの喫茶店にたばこを預けてひそかに吸っていた。そのことが奥方に知れてしまい、以来、日常生活も最低限しか口をきいてもらえなくなってしまった。半年経った今も、冷戦状態とか… (70歳以上・男性)
  • 「家族の猛反対でたばこをやめた」と言っていた先輩と、先日登山に行ったとき、他の人が吸う光景を見て「ちょっと1本くれよ!!」と言いながら、続けて3本吸っていた (50代・男性)
  • 主人が「結婚したらたばこをやめる」と言って、結婚式前日から禁煙した。新婚旅行2日目、土産物を買ってツアーバスに戻ると、主人の胸ポケットにたばこの箱が… (40代・女性)
  • 会社の上司と賭けをして、3か月の禁煙に成功し、夫婦で高級フランス料理店の「マキシム」で食事をごちそうになったのに、その席で、また吸ってしまった (70歳以上・男性)
  • 6か月禁煙したが、体重が15キロ増加のため、禁煙を中止しました (60代・男性)
  • 好きな人にやめろと言われたときは、成功したのですが… (40代・女性)
今回の「禁煙」についてのアンケートはいかがでしたか?
今回の「禁煙」についてのアンケートはいかがでしたか?
「たばこは吸っていない」という方が大多数だったとはいえ、まだまだ禁煙できずにいる方も少なからずいらっしゃいました。そういう方は、今回のアンケート結果を参考に、禁煙に挑戦してみてはいかがでしょうか?今度こそ、成功するといいですね。

次回は、「大人の食学〜若々しさを保つ 海藻&豆〜」についてのアンケート結果を発表します。お楽しみに!
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※リサーチ結果の転載、引用、お問合せにつきましては、こちらよりご連絡ください。
次回予告