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2010/9/9掲載
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(回答者数=58,053人)
1位は「まったく備蓄していない」(26.5%)で、非常時に食べられる食糧をお持ちでない方の割合は全体の4分の1を超えることがわかりました。また、2・3位は、特別な非常食ではないけれど、保存食があるという方(合わせて32.1%)、4・5位は、非常食として食品を備蓄されている方(合わせて24.5%)という結果でした。大きな災害(大地震など)が起きた際に最低限必要といわれている、3日分以上の食糧の備蓄がある方は、非常食・保存食を合わせて26%でした。
年代別に見ると、全体と同じく「まったく備蓄していない」がすべての年代で1位を占めていましたが、その割合は、年代が上がるごとに少なくなる傾向にありました。特に70歳以上の方については、非常食を備蓄されている方が他の年代よりも多く、防災意識の高さがうかがえます。
(回答者数=42,672人)※複数回答
全体の1位は「インスタント食品(カップめん・カップスープなど)」(62.4%)、2位は「レトルト食品(カレー・シチューなど)」(49.4%)で、保存食が1・2位を占めました。また、3位「ミネラルウォーターやスポーツドリンクなどのペットボトル飲料」(47.7%)、4位「お菓子(ビスケット・チョコレート・飴など)」(37.7%)、5位「惣菜の缶詰(魚・肉・煮物など)」と、手に入れやすさやおいしさが重視される食品や飲料が上位に挙がっています。一方で、非常食の定番ともいえる「乾パン」は10位(24.8%)、「ごはん(アルファ米など)」は12位(22.4%)、「パンの缶詰」は17位(7.1%)という結果でした。男女別に見ると、上位4位は全体と変わりませんが、男性では5位に「保存飲料水」(28.8%)、8位に「乾パン」(26.2%)がランクインしており、女性に比べると非常用に特化した飲料・食品をお持ちの傾向が、やや強いようです。それに対して、女性は6位に「乾物」(33.8%)、8位に「粉末スープ」(29.4%)と、ふだんの食事でも利用することが多い食品が10位内にランクインしていました。
(回答者数=42,672人)※複数回答
全体で見ると、1位は災害時に備えて保存する際の条件となる「消費期限・賞味期限が長い」(54.1%)こと、2位は実際に使用する場面での条件となる「調理の必要がない」(50.9%)ことで、この2つは過半数に達する支持を集めました。年代別では、年代が上がるにつれて「調理の必要がない」を条件に挙げる方が増え、60歳以上の方では1位となっています。また、年代が若い方ほど「味がおいしい」「価格が安い」「満腹感が得られる」とお答えになる方が多くいらっしゃいました。 その他の意見では、アレルギーに対応した非常食など、安心して食べられるものを求める意見も多く見受けられました。
◆実際に災害が起きた際、どの程度の備蓄が必要になるのでしょうか? まず備蓄で1番重要なのは飲料水、2番目が食糧です。政府の中央防災会議では、首都直下型などの大地震に際して、3日間の食糧と飲料水(1日3食分・飲料水1日3リットル)を各家庭で備蓄することをすすめています。これは、インフラの復旧や配給などの公的支援が届くまでに、最低限この程度の備蓄が各家庭で必要だと予想されるからです。例えば、阪神淡路大震災のとき、ある地域では、電気が復旧するまでに約3日間、水道は約1週間、ガスは約20日間かかったといいます。自治体以外にも、企業や学校、マンションなどで備蓄されているところはあると思いますが、ご家庭で何か用意していると、それだけでも安心につながるのではないでしょうか。 ◆非常食は、どのようなことを考慮して選んだら良いでしょうか? 非常食といっても、何を備蓄したら良いのかよくわからないという方も少なくないと思います。例えば、代表的な非常食のひとつである乾パンは、保存期間も長く、カロリー的にもバランスのとれたすぐれた食品ですが、日ごろ食べ慣れないものなので、毎日それだけ食べ続けるというのは、なかなかむずかしいのではないでしょうか。また、水がないと食べづらいという方もいらっしゃるでしょう。 阪神淡路大震災のあとの調査で、人々は、非常食に次の4つの要素を求めているということがわかりました。その4つとは、1つめが「おいしい食べ物」、2つめが「毎食違う食べ物」、3つめは「食べ慣れた食べ物」で、4つめは「いつも食べている食べ物」です。自分で備蓄するものですから、こういった点を考慮して、ご家族やご自分の好み・体質に合ったものを選ぶと良いでしょう。 ◆非常食の備蓄について、何かアドバイスはありますか? 例えば、飲料水を用意する際は、500ミリリットルのペットボトルをおすすめします。2リットルのペットボトルだと、コップがなければ回し飲みになってしまうので不衛生ですが、500ミリリットルなら、各自で飲みきることができます。また、飲料水が期限切れになってしまった場合でも、生活用水として使うことができるので、ペットボトルの水は何かと役に立ちますよ。非常食に加えて、コップなどの食器やラップ、ウェットティッシュなどを用意しておくことができれば、衛生面での安心感も増します。 備蓄する非常食の保管場所については、食卓の辺りや玄関に近いところが良いでしょう。地震が起きたときにいる場所にもよりますが、基本的には、まず丈夫なテーブルの下などに避難することが多いでしょうから、そこで救援を待つ場合にも、持ち出しやすい食卓の辺りはちょうど良い保管場所になります。 それから、ガスより先に電気が復旧することが予想されますので、電気調理器を一緒に備えておくと、食べられるものにも幅が出てきますし、冬場なら温かい食事をとることができますね。 ◆非常食用の製品を開発する際には、どのような点を工夫されていますか? 容器については、利便性と省エネを意識したものが多くあります。アルファ米の製品では、容器の中にスプーンが付属しているものや、お水やお湯を入れてそのまま使えるようになっている容器などがあります。また、パン製品では、パンに直接手を触れずにそのまま食べられるように、アルミ袋と紙筒の容器になっているものもあります。食べたあとは小さく折りたためるよう工夫されているので、ゴミの処理がしにくい災害時にも邪魔になりません。 非常食は、品質の良い材料を使うのはもちろんですが、味についても、濃い味付けのものだとのどが渇いてしまったり、飽きやすくなったりするので、当社の製品では若干、薄味に味付けしています。災害時の非常食には、そういった細かい配慮も大切ですよ。 ◆最後にTEPORE会員の皆さまにメッセージをお願いします。 非常食というと、乾パンのように何か特別なものを用意しなければいけないとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、保存の利く食品を準備しておく、という意識で良いのだと思います。阪神淡路大震災の直後4日間に何を食べたかという調査をした際に、平均1人1.7食しか食べていないという結果がありました。そこで食べたものの中には、パンなどの主食だけなく、お菓子などもあり、そのようなものも十分に非常食になりえるのだということがうかがえました。現代では、災害時であっても餓死するようなことはほとんどないと思われますが、精神的にもストレスの多い環境の中で、食事をとる間は、数少ないホッとできる時間になると思います。そういった意味でも、非常時に食べられるものを何かしら身近に用意しておく意識を、お持ちになっていただけると良いのではないでしょうか。
突然襲って来る災害に備えて、「非常食を準備しておかなければ」という気持ちはあっても、どのようなものをそろえておけば良いのかわからなかったり、保管しているうちに賞味期限が切れてしまったりしてしまいがちです。「非常食」として、特殊・特別な食品をそろえなくても、身近な保存食を多めに購入して少しずつ入れ替えをしたり、長期保存が可能な食品を一定量買い置きしておいたりと、備蓄の方法はさまざまに考えられることがわかりました。皆さまも、このアンケートを機会に、ご家庭の「非常食」について見直してみてはいかがでしょうか。
次回のTEPOREアンケートは、「ジーンズを履いていますか?」についてのアンケート結果を発表します。お楽しみに! |
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※アンケート結果や解説等は、掲載当時のものです。 |





全体の1位は「インスタント食品(カップめん・カップスープなど)」(62.4%)、2位は「レトルト食品(カレー・シチューなど)」(49.4%)で、保存食が1・2位を占めました。また、3位「ミネラルウォーターやスポーツドリンクなどのペットボトル飲料」(47.7%)、4位「お菓子(ビスケット・チョコレート・飴など)」(37.7%)、5位「惣菜の缶詰(魚・肉・煮物など)」と、手に入れやすさやおいしさが重視される食品や飲料が上位に挙がっています。一方で、非常食の定番ともいえる「乾パン」は10位(24.8%)、「ごはん(アルファ米など)」は12位(22.4%)、「パンの缶詰」は17位(7.1%)という結果でした。
全体で見ると、1位は災害時に備えて保存する際の条件となる「消費期限・賞味期限が長い」(54.1%)こと、2位は実際に使用する場面での条件となる「調理の必要がない」(50.9%)ことで、この2つは過半数に達する支持を集めました。

1935年(昭和10年)の創業からアルファ米(水分を加えるだけで食べられるよう、炊いた米飯を熱風乾燥させた加工米)の製造技術を確立。現在では非常用食糧・登山用携行食・宇宙食などの製造を行い、非常用食糧の老舗メーカーとして自治体や病院、企業などに高いシェアを持つ尾西食品株式会社の林紳一郎さんに、地震災害における非常食についてうかがいました。