春を探しにハイキングに出かけよう！

花や草木が咲きはじめ、比較的天候が安定してくる春。過ごしやすい気温もあいまって、青空の下へと出かけたくなる方も多いでしょう。そんなうららかな季節は、心とからだのリフレッシュを兼ねて、自然と触れ合ってみてはいかがでしょうか？

そこで今回のTEPOREトクトクコラムでは、春の「ハイキング」についてご紹介します。

ハイキングの醍醐味は、雄大な自然をからだ全体で感じながら四季折々の風景も楽しめるところにあります。トレッキングや登山に比べて体力の消耗や危険も少ないので、年齢を問わず、どなたでも気軽に楽しむことができます。中でも、柔らかな陽射しをいっぱいに受け、自然の生命力を感じられる春は、ハイキングを楽しむのにぴったりの季節です。美しい植物に囲まれて歩く野山は、実に清々しく気持ちの良いものです。

そんなハイキングですが、出かけるためにはそれなりの準備が必要で、特に重要となるのが、シューズです。長時間履いても疲れにくく、膝や腰などへの負担を軽減してくれるウオーキングシューズや、捻挫などのケガの予防のために足首を保護してくれるトレッキングシューズがおすすめです。靴底が厚く、しっかり踏みしめられるものを揃えておくと良いでしょう。

続いて服装ですが、こまめに体温を調整できるように、脱ぎ着しやすいものを何枚か重ねる“重ね着ファッション”がおすすめです。ただし、汗を吸収すると乾きにくく、からだを冷やしてしまう綿素材は、ハイキングに不向きなのでご注意ください。下着は、吸水性に優れ、速乾素材のものが良いでしょう。ズボンは、長ズボンが基本となります。その他には、気温や天候の変化に対応できるように、フリースや薄手のダウンジャケットなど、撥水性があり、風を通さない防寒着も携帯しておくと良いでしょう。

そして、いよいよハイキングの目的地についてですが、色々なスポットがありますので、ガイドブックや地形図、登山地図などを参考にして選ぶと良いでしょう。標高差やコースの難易度を確認して、自分の体力や経験に合った目的地を選ぶことをおすすめします。いざ、ハイキングをすると高揚し、ついつい早く歩いてしまうことがあります。しかし、からだに負担がかかってしまうと筋肉痛や怪我の原因となることもありますので、ハイキングをする時は、いつもより少し遅いくらいのペースで歩くようにすると良いでしょう。

また安全のためにも、日が暮れるまでに帰宅できるようなプランを計画することも大切です。暗い中でのハイキングは、初心者にとってとても危険です。そのためにも、朝は早めに出発し、下山口には遅くとも14～15時までに到着するなど、時間には余裕を持って行動するように心がけてくださいね。下山口から出ているバスや電車は、夕方に終電を迎えてしまうケースがあります。あらかじめ時刻表を確認しておくと良いでしょう。

さて、これからの時季。TEPOREがおすすめしたいのは、桜を見ながらのハイキングです。いつもは、お酒を片手に腰を下ろして桜を眺めていた方も多いかと思いますが、今年は、ハイキングをしながら健康的に桜見物をしてみてはいかがでしょうか？そこで、これからの時季に桜が見頃となる野山を探してみました。

●妙義山（群馬県／標高1,134m）開花予測：4月下旬～5月上旬

山塊西部の斜面にソメイヨシノ、サトザクラなど約5,000本が植えられた「さくらの里」が広がります。

●高尾山（東京都／標高599m）開花予測：4月中旬前後

高尾山頂から奥高尾縦走路の一丁平にかけて、ソメイヨシノやヤマザクラの並木が続き、ピンクのミツバツツジが彩を添えます。

●吉野山（奈良県／標高857m）開花予測：4月初旬～中旬

吉野山の桜は下・中・上・奥千本と下から順に咲き始め、シロヤマザクラを中心に約200種、およそ30,000本の桜が密集しています。

●脊振山（福岡県／標高1,054m）開花予測：3月下旬～4月上旬

背振渓谷にある長さ2kmの桜並木は、ソメイヨシノが咲き誇り、多くの花見客を集めます。

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最近では、旅行会社や鉄道会社がハイキングのツアーを企画しています。個人で気軽にハイキングができるプランから、ガイドさんと周るプランまでその内容は多岐に渡ります。今のうちからお好みのプランを探して、満開の桜を眺めに出かけてみてはいかがでしょうか？