
2014年04月08日発行 Vol.388 ―暮らしを快適にするDIYの魅力―
暮らしを快適にするDIYの魅力
高い実用性があり、達成感も味わえると人気のDIY(ディー アイ ワイ)。最近ではホームセンターの店舗数が増えて、DIY用品も充実したおかげで、一般の方でもDIYを気軽に楽しめるようになりました。「壊れた家具を直したい」「子供の椅子を作りたい」とDIYを始めるきっかけは人それぞれですが、経験を重ねるにつれ、プロ顔負けの腕前になっていく人も多いそうです。そこで今回のTEPOREトクトクコラムでは、暮らしを快適にするDIYの魅力についてご紹介します。
そもそもDIYとは、Do It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略語で、第二次世界大戦後のロンドン市街地復興の合言葉として生まれた言葉です。毎日の暮らしをより良いものにするために、自らの手で快適な生活空間を創造する、という意味があります。もっと便利に、もっと快適に、住まいを自由にカスタマイズできるDIY。ここで、DIYの魅力を紐解いてみましょう。
●この世に一つだけのオリジナルを作ることができる!
お店などで、希望の商品を探すのは大変ですよね。「自分のイメージに合うモノがない」「イメージ通りなのに予算が足りない」そんなときこそDIYが本領を発揮します!DIYでは、自分だけのオリジナルが作れるので、満足感もひとしおです。また、選ぶ材料次第では、お金の節約にも繋がるので、一石二鳥です。
●喜ばれたり褒められたり…が原動力になる!
作ったモノを見て、家族が喜んでくれたり、友達が褒めてくれたりすると嬉しいものですよね。次は何を作ろう?と考えて、新しい製作に挑戦し、また喜んでもらう…。このように幸せの連鎖が生まれるのもDIYならではです。
●モノを大切にする心が生まれる!
自らの手で何かを生み出したり、カスタマイズしたりできるDIYには「モノを大切に」という思いが息づいています。古くなったらすぐに新しいモノに買い換えるのでなく、手を加えながら長く使い続ける気持ちが芽生えてきます。自分の手で何かを作るということは、手間も時間もかかるものです。しかし、作る楽しさや、完成したときの喜びを体験すると、DIYの世界にすっかり魅せられてしまうのでしょうね。
では、実際にDIYを始めてみよう!と思っても、いきなり一から作ることに不安があるかもしれません。そこで、まずは使わなくなった木製の家具などにワックスを塗ってみてはいかがでしょうか。ワックスは、ペンキなどとは違い刷毛(ハケ)ではなくウエス(古着の布など)を使うため塗りムラが少なく初心者でも簡単に塗ることができます。現在、ワックスは様々な種類が販売されていますが、TEPORE編集部のおすすめは蜜蝋を使ったワックスです。蜜蝋ワックスを塗ると、木の素材を活かした温かい天然の仕上がりになります。またワックスのカラーは、基本のクリアからコーヒー豆の様な濃い茶色まで、お好みのカラーを選ぶことができます。ご家庭に眠っている家具もワックスを塗ると、ナチュラルからアンティーク風まで、リメイクできますよ♪ワックスには化学物質が含まれた製品もあり、塗料を溶かしてしまう場合があります。事前に商品説明などをしっかりと読んでから使用してくださいね。
ステップアップして家具や壁の色を変えてみたい方は、刷毛やローラーなどを使って塗り変えてみましょう。塗料は、バターミルクペイント(水性)が塗りやすくておすすめです。最近は、色の種類がとても豊富になり、外国のインテリア雑誌で見かけるような色合いも出回るようになりました。吸着性と伸びが良く、においがほとんどしない製品もありますし、少量サイズも展開されていますので、初めての方でも挑戦しやすいでしょう。
DIYに慣れて、何かを作ってみたいと思った方には、市販の「すのこ」を使って作るインテリアがおすすめです。比較的簡単に、収納棚や本棚、テーブル、椅子、テレビ台、ガーデニングラックなどを作ることができます。サイズやデザインをお好みで調整することが可能ですので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?最近のホームセンターでは、一般の方にも使いやすい道具や材料が販売されていますし、木工や壁の塗り方などを実演しているお店も増えているそうです。分からないことがあれば、DIYアドバイザーやお店のスタッフの方に尋ねてみてくださいね。
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TEPORE編集部スタッフの友人に、中古マンションを購入して、DIYで約半年かけてリフォームをしたというご夫婦がいるそうです。フローリングを敷き直したり、壁にペンキを塗ったり、キッチンや洗面所のタイル貼りも、自分たちの手で作り上げたのだとか。完成するまでには、かなりの月日と労力を費やしたとはいえ、満足感は十分に味わえたと話していたそうですよ。皆さんも、楽しみながら住まいをカスタマイズしてみてはいかがでしょうか?まずは、気軽にできる小さなモノから挑戦してみると良いかもしれませんよ。
学校の授業で技術・家庭がありました。今思えば、あの時が初めてのDIY体験だったような気がします。当時、誰よりも傑出して、「出一頭地(いっとうちをいだす)」の作品を完成させた友人は、今頃、DIYでもその才能を開花させているのでしょうか。とても懐かしくなりました。






















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