
2014年06月17日発行 Vol.397
実は体に良い?! ウイスキーの楽しみ方
「酒は百薬の長」という言葉があるように、適量のお酒は、健康増進にもつながるといわれています。
中でもウイスキーは体に良いとされる成分を多く含むため、健康が気になる方におすすめしたいお酒のひとつです。
ウイスキーは、穀類を糖化・醗酵させたあとに蒸留し、木製の樽の中で長い年月をかけて貯蔵・熟成させることで完成します。
今回のTEPOREトクトクコラムでは、あらためてウイスキーの魅力に注目します。
●ウイスキーの種類
ウイスキーは、原料によって大きく2つに分けられます。
<モルトウイスキー>
大麦麦芽だけを原料としたウイスキーをモルトウイスキーと呼びます。香り豊かで個性的な味わいです。
<グレーンウイスキー>
トウモロコシなどの穀物を原料としたウイスキーをグレーンウイスキーと呼びます。軽い口当たりですっきりとした味わいです。
●実は体に良いウイスキー
ウイスキーは、蒸留によって不純物が少なくなり、糖分やプリン体もほとんど残らないために、低カロリーとなります。適量であれば、血糖値や、痛風の原因である血清尿酸値を、低く抑えられることが分かっています。
また、心臓疾患・脳梗塞・動脈硬化の予防に作用するといわれるポリフェノールが豊富であるうえ、メラニン色素を作り出すチロシナーゼの働きを抑える成分を含んでいるため、美白効果も期待できます。
さらに、不純物が少ないということは、他のお酒に比べて血中アルコール濃度が上昇しにくいということ。アルコールの吸収・分解が早いため、二日酔いになりにくいといわれています。
●ウイスキーの飲み方
飲み方によって、全く違った味わいが楽しめるのがウイスキーの魅力。その日の気分やTPOに合わせて、贅沢な大人の時間を演出してみてください。
<ストレート>
ウイスキー本来のおいしさや風味を味わえます。アルコール度数が高く酔いやすいため、水などのチェイサーと交互に飲むことをおすすめします。
<水割り>
食事と一緒に楽しむときは、水割りで。おいしい水割りの割合は、ウイスキー1に対しミネラルウォーターが2~2.5といわれています。
<ソーダ割り>
日本では「ハイボール」と呼ばれ、爽快感が人気です。おいしいハイボールの割合は、ウイスキー1に対しソーダが2といわれています。
<オン・ザ・ロックス>
冷えたグラスに氷を入れ、ウイスキーを注ぎます。このとき、硬く溶けにくい氷を使うのがおすすめ。氷が溶けるにつれ、ウイスキーの香りや味わいの変化を楽しめます。
蒸留したばかりのウイスキーは無色透明ですが、時間をかけて貯蔵・熟成させることで、美しい琥珀色へと姿を変えていきます。また、木樽からウイスキーに溶け込んだ木の香りにより、森林浴に似た解放感が得られます。この色、香りとアルコールによる酔い心地との相乗効果で、よりリラックスすることができますよ。
●ウイスキーに合うおつまみ
ウイスキーのおつまみには、チーズ、ナッツ類、サラミやハムなどの燻製、フルーツなどがぴったりです。スイーツとの相性も良く、チョコレートなどもおつまみに最適です。
そこでTEPOREおすすめのレシピをいくつかピックアップしてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
・きつねチーズのガーリック焼き
・なすとモッツァレラの生ハム巻き
・チョコレートフォンデュ
最後に、五感を研ぎ澄ませながらウイスキーを楽しむことを、TEPOREからご提案します。とろけるような琥珀色、森を思わせる芳醇な香り、グラスと氷が奏でる音、濃厚な味わい、そして手に取ったグラスの重み…。それぞれを感じながら飲むことで、ウイスキーの奥深さをさらに感じることができるでしょう。
しかし、これはあくまでも“適量”を飲んだ場合のはなし。度を超えた飲酒が続くと、生活習慣病を引き起こすことも考えられます。
ご自身の許容量を把握して適量を守り、上手にお酒と付き合いたいですね。
お酒は適量を飲むのが一番ですが、時には飲みすぎてしまうことも。
以前、楽しさのあまりいつもより多く飲んでしまったために、駅の階段を転げ落ちるという失態を演じてしまいました。多少の擦り傷で済みましたが、驚きと恐怖からすっかり酔いは醒め、「冷汗三斗(れいかんさんと)」した記憶があります。その日以来、自分の許容量を守ってお酒を飲むようにしています。
皆さまもお気を付けください!





















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