
2014年08月26日発行 Vol.407
夏の運動不足に要注意!
食の欧米化が進み、交通手段や家庭用電化製品の発達とともに身体を動かす機会が減ってきた今、食べ物から摂取したエネルギーが、消費するエネルギーを上回ってしまうことが多いようです。
そこで、エネルギーのバランスを良好に保ち、肥満や生活習慣病を予防するために必要なのが運動です。運動をすると、体力がついて筋力が鍛えられ、心肺機能が向上するほか、精神面での安定も期待できます。
このように、運動は心身を健康に保つために欠かせないものなのです。
そこで今回のTEPOREトクトクコラムでは、体力勝負の夏こそ取り入れたい「運動」についてお話しします。
どうして夏に運動が必要なの?
夏は、なかなか体を動かす気になれないもの。ましてや連日の猛暑で熱中症のリスクも高まり、ますます運動から遠ざかってしまうのが現実ではないでしょうか。運動不足になると、身体に脂肪がつきやすくなるばかりか、夏バテを招いてしまうことも。さらには、体を冷やす原因となり、冷たいもののとり過ぎやエアコンによる影響で冷えきった身体に追い打ちをかけ、どんどん血行が悪くなってしまいます。
これらを解消するためにも、適度に身体を動かすことが必要です。
夏は太りやすいという事実
夏は汗をかいているから太りにくいと思われがちですが、これが意外な落とし穴。実は夏こそ太りやすいのです。というのも、夏は体温と気温の差が少ないために体温の維持が簡単で、そのためのエネルギーをほとんど要しません。そのせいで基礎代謝が低下し、太りやすい体質を招いてしまうのです。
夏に運動するときの注意点
夏に運動をする際には、日射病や熱中症になる危険性が高い昼間の暑い時間帯はなるべく避け、早朝や夕方の涼しい時間帯を選びましょう。それほど気温が高くないときや、日が沈んでいるときでも、湿度が高いと熱中症になりやすいので、無理をせず、休憩を挟みながらご自身のペースを守るようにしてください。
このとき、水分補給がとても重要になります。のどが渇いてから一気に飲むのではなく、運動前後はもちろん、運動中もこまめに水分を摂るようにしましょう。熱中症は水分と同時にミネラルが奪われることで起こるため、スポーツドリンクを用意しておくと良いでしょう。
夏は無理のないエクササイズで運動不足を解消しよう
<ウオーキング>
気軽に始められるウオーキングは、体温調節機能がアップして血液循環も促進されるため、冷えにくい身体を作るためのトレーニングに最適です。
運動不足が気になるTEPORE編集部スタッフは、最寄駅より1~2駅手前で降りて、自宅まで歩いて帰ったり、普段は自転車で行く場所まで歩いて行ったりなど、可能な範囲でウオーキングを取り入れているようです。
<水泳>
夏向きな運動の代表格ともいえる水泳。ゆっくり持続的な有酸素運動は体脂肪の燃焼にも効果的なので、距離よりも、時間を目標に泳ぐようにしましょう。
泳ぎが苦手なTEPORE編集部スタッフは、水中ウオーキングを実践しているそうです。水の中では水圧によって筋肉に負荷がかかり、効率よくエネルギーを消費できるのだとか。膝や腰を痛めている方にもおすすめですよ。
<ストレッチ>
場所や時間を選ばないストレッチや体操も取り入れやすいでしょう。
身体が冷えたときや、長時間同じ姿勢をとっていたときなどは、休憩をかねて身体を動かしてみましょう。普段動かさない部位を伸ばすことで、肩こりや腰痛などの予防はもちろん、疲労の回復にも役立ちます。
近代化で生活が便利になった反面、運動不足になりやすいのも確かです。エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を利用したり、空いた時間でラジオ体操をしてみるなど、ちょっとした意識と工夫で運動不足は解消されます。 毎日暑い日が続きますが、運動を習慣化して夏を元気に乗り切りましょう!
私の場合、運動をしよう!と「緊褌一番(きんこんいちばん)」に取り組むよりは、無理なくマイペースに健康維持ができれば…といった気持ちで臨む方が性に合っている気がします。
短時間でも毎日身体を動かすことが健康のためにはベストですが、つまらない、つらいと感じたら、家族や友人を誘って、お互いを励ましながら運動を楽しみたいと思います。






















アンケート
TEPOREポイント
レシピ
トクトククイズ