朝型生活で毎日をもっと楽しく！

「早起きは三文の徳」ということわざがあるように、昔から、早く起きることで健康になり、何かしらの利益が得られるといわれてきました。朝型の生活になると、朝食をとる時間がうまれたり、軽い運動をする余裕が出てきたりと、規則正しいリズムが身についてきます。朝型の生活を送っている人が心身共に健康的なのは、こういった理由が大きいのかもしれません。

そこで今回のTEPOREトクトクコラムでは、健康につながる！ 仕事もはかどる！ 「朝型生活」についてお話ししたいと思います。

●早起きをする体になるには

昔の人たちは、太陽が昇ったら目覚め、太陽が沈んだら寝るという人間本来の生活サイクルを送っていました。文明の進化により、私たちは夜の時間を楽しめるようになりましたが、人間のDNAには朝に起きて夜に寝るというサイクルが根付いています。
そこで早起きをする体になるには、本来の生活サイクルを取り戻し、体内時計を正確に保つことが重要になります。
以下の項目に留意して、日頃から規則正しい生活を送るように心がけましょう。

（1）

毎日の起床・就寝時間、食事の時間を一定にして、体に生活サイクルを覚えさせる

（2）

朝起きたら、太陽の光を全身に浴びて体内時計を整える

（3）

無理のないストレッチをして、体を目覚めさせる

（4）

質の良い睡眠に導くために、夜はリラックスして過ごす

●早起きの始め方

いつもと同じ時間に寝て、いつもより早く起きるのでは、ただ睡眠時間が削られてしまうだけです。また、急に生活のリズムを変えてしまうと体がついていけず、疲れの原因になってしまうこともあるので、徐々に朝型に変えていくのがポイントです。
まずはいつもの就寝時間よりも30分～1時間程度早く寝て、同じだけ早く起きることから始めましょう。これを1～2週間続けて体が慣れてきた頃、さらに30分～1時間、寝起きする時間を早めます。
これを続けていくと、次第に早起きのリズムが身についてくるでしょう。

早起きを習慣にしているTEPORE編集部のスタッフに秘訣を聞いてみたところ、早く起きたくなるような楽しみを用意しておくのがカギになるとのことでした。例えば、早起きポイントをつけて、ポイントが一定数たまったら欲しいものを買うとか、朝食べるためにお気に入りのスイーツを買っておくなど、モチベーションが上がるものをごほうびにすることが効果的だそうです。

●「朝活」のススメ

朝は夜の6倍近く生産性がアップするといわれています。これが朝の時間の使い方が上手な人ほど、仕事で成功をおさめる傾向にあるとされる理由です。勉強でも同じことが言えますね。
人の脳は寝ている間に情報を取捨選択し、必要な情報を記憶へと定着させて、重要ではないと判断した情報は消去します。睡眠中に情報の整理整頓を行うので、朝の脳はすっきりと冴え、すんなりと情報が入ってくるのです。
そこで朝の時間を活用してできる、TEPOREおすすめの「朝活」をいくつかピックアップしてみました。是非チャレンジしてみてくださいね。

＜ヨガ・合気道・太極拳＞
朝、適度に体を動かすと血行が良くなり、脳が活性化されます。中でも、心と体を一体と考え、気や呼吸に意識を集中させるヨガや合気道、太極拳は、早朝でも取り入れやすい運動です。気持ちを落ち着かせることで、集中力も高まります。

＜英会話＞
朝は脳内物質であるドーパミンとアドレナリンが大量に分泌され、集中力、やる気がアップします。単語の暗記などに最適の時間帯です。自宅のパソコンで受講できるオンライン英会話教室にも、早朝レッスンを行っているところがありますよ。

＜早朝出勤＞
早朝および勤務時間前は出社している同僚もまばらで、取引先からの問い合わせも少ないため、仕事がはかどるという利点があります。通勤ラッシュの時間帯を避けることができるのもポイントですね。

午前中はぼんやりしがちで、午後になるとようやくエンジンがかかってくるという人は、体内時計にズレが生じている可能性があります。
太陽が早く昇り、気温が高くなるこれからの時季は、早起きがしやすい季節です。このタイミングで早寝早起きを習慣にして、朝型生活を楽しんでみませんか？